植物一覧
719 種収録719 件

セイヨウタンポポ🌼
Taraxacum officinale
キク科
春から初夏にかけて黄色い花を咲かせる多年草。道ばたや公園で最もよく見られる植物のひとつ。ヨーロッパ原産の帰化植物で、日本在来のタンポポとは外萼片(総苞外片)が反り返ることで区別できる。

ヒマワリ🌻
Helianthus annuus
キク科
北アメリカ原産の一年草。高さ1〜3mに達し、大きな黄色の頭状花序が特徴。種子は食用・油脂原料になる。学校の花壇や農地でよく栽培される。

ヒメジョオン🌼
Erigeron annuus
キク科
北アメリカ原産の帰化植物。春〜秋にかけて白い小さな花を多数咲かせる一年草または二年草。道ばたや空き地に普通に見られる。よく似たハルジオンとの区別に注意。

ハルジオン🌼
Erigeron philadelphicus
キク科
北アメリカ原産の帰化植物。春の道ばたに多い多年草。ヒメジョオンとよく似るが、開花期が早く(春のみ)、茎が中空で葉が茎を抱くことで区別できる。

ヨモギ🌿
Artemisia indica var. maximowiczii
キク科
日本全土の草地・道ばたに生える多年草。春の新芽は草もちに使われる。葉の裏が白い綿毛で覆われ、独特の香りがある。お灸の「もぐさ」の原料としても知られる。

セイタカアワダチソウ🌼
Solidago altissima
キク科
北アメリカ原産の帰化植物。秋に黄色い花の穂を立てて群生する。侵略的外来種として知られ、河川敷や荒地に大群落を作る。かつてはアレルゲンと誤解されていたが、花粉症の原因ではない(虫媒花)。
コスモス🌸
Cosmos bipinnatus
キク科
メキシコ原産の一年草。秋の代表的な花で、ピンク・白・赤などの花を咲かせる。葉は糸状に細かく切れ込む。「秋桜」とも書き、日本の秋の風物詩として親しまれる。
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ソメイヨシノ🌸
Prunus × yedoensis
バラ科
日本で最も広く親しまれるサクラ。エドヒガンとオオシマザクラの交配種とされる。江戸時代末期に生まれ、現代の街路・公園のサクラの大部分を占める。葉が出る前に花が開くのが特徴。

ウメ🌸
Prunus mume
バラ科
中国原産で古くから日本に伝わる落葉小高木。早春に葉より先に白〜ピンクの花を咲かせる。梅干しや梅酒の原料として重要。サクラより先に咲き、春の訪れを告げる。

ノイバラ🌸
Rosa multiflora
バラ科
日本の野山に自生するバラ。初夏に白い小さな5弁花を房状に咲かせ、秋に赤い小果をつける。枝にとげがある。バラの台木として使われることでも知られる。

ススキ🌾
Miscanthus sinensis
イネ科
秋の代表的な植物。草原・河川敷・山野に群生し、銀色の穂が秋風になびく姿が美しい。単子葉植物イネ科の多年草で、茎は太くまっすぐ伸びる。

エノコログサ(ネコジャラシ)🌾
Setaria viridis
イネ科
道ばたや空き地に最もよく見られるイネ科の一年草。夏〜秋に緑色〜黄褐色の円柱状の穂をつける。「ネコジャラシ」の愛称で親しまれ、子供が猫をじゃらす遊びに使われる。

ヨシ(アシ)🌾
Phragmites australis
イネ科
河川・湖沼・湿地の岸辺に群生する大型多年草。高さ1〜3mに達し、秋に茶褐色の穂をつける。世界に広く分布し、茅葺き屋根の材料や水質浄化にも利用される。「葦」とも書く。

シロツメクサ🌿
Trifolium repens
マメ科
ヨーロッパ原産の帰化植物。公園・草地に広く見られる多年草。白い球状の花をつける。三つ葉(まれに四つ葉)が特徴で、四つ葉のクローバー探しで子供に親しまれる。根粒菌と共生して窒素固定を行う。

ムラサキツメクサ(アカツメクサ)🌿
Trifolium pratense
マメ科
ヨーロッパ原産の帰化植物。牧草として導入され、道ばたや草地に帰化した多年草。赤紫色の球状花頭をつける。シロツメクサより大型で直立する。

ヤハズエンドウ(カラスノエンドウ)🌿
Vicia sativa
マメ科
春の道ばたや草地に見られる一年草(越年草)。赤紫色の蝶形花を咲かせ、さやえんどうに似た黒い実をつける。巻きひげで他の植物や構造物に絡みつく。実が黒くなるのでカラスノエンドウの名がある。

ナズナ(ペンペングサ)🌼
Capsella bursa-pastoris
アブラナ科
春の七草のひとつ。道ばたや畑に生える一年草(越年草)。白い小さな4弁花をつけ、三角形のさや(果実)が特徴的。「ペンペングサ」の別名は実の形からきている。
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セイヨウアブラナ(菜の花)🌼
Brassica napus
アブラナ科
ヨーロッパ原産で、食用油(キャノーラ油)の原料として重要な作物。春に鮮やかな黄色の花を一面に咲かせる。「菜の花」として河川敷や農地の春景色を作る帰化植物でもある。

ホトケノザ🌿
Lamium amplexicaule
シソ科
春の畑や道ばたに群生する一年草(越年草)。赤紫色の唇形花をつける。茎を輪生するように葉がつく様子が蓮台(仏像の台座)に見えることから「仏の座」の名がある。春の七草の「ホトケノザ」はコオニタビラコを指し、この植物とは別種。

ヒメオドリコソウ🌿
Lamium purpureum
シソ科
ヨーロッパ原産の帰化植物。春の道ばたや畑に生える一年草。ホトケノザに似るが、葉が三角形でしわしわ、上部の葉が赤紫色を帯びることで区別できる。

スイバ🌿
Rumex acetosa
タデ科
草地や道ばたに生える多年草。葉に強い酸味があり、「酸い葉(すいば)」の名の由来になっている。雌雄異株で、赤みを帯びた小さな花が穂状につく。

イタドリ🌿
Reynoutria japonica
タデ科
日本全土の道ばたや荒れ地に生える大型多年草。強健で、海外では侵略的外来植物として問題になっている。若い茎は酸味があり食用になる。秋に白い小花が多数咲く。

コハコベ(ハコベ)🌸
Stellaria media
ナデシコ科
春の七草のひとつ(ハコベラ)。年間を通じて道ばたや畑に見られる小さな草。白い5弁花は深く2裂し、10枚に見える。鳥のエサとしてよく知られる。

セイヨウオオバコ(オオバコ)
Plantago major
オオバコ科
踏みつけに強く、道ばたや踏み固められた土地に生える多年草。葉が幅広で根元から広がるロゼット状。風媒花で、細長い花穂に小さな花が多数咲く。

オオイヌノフグリ
Veronica persica
オオバコ科
ヨーロッパ原産の帰化植物。早春の道ばたや畑に青い小花を咲かせる一年草。コバルトブルーに近い鮮やかな青い花は春の代表的な光景。花の後に心臓形の実(果実)をつける。
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タチツボスミレ💜
Viola grypoceras
スミレ科
日本で最もよく見られるスミレ。早春に道ばたや林縁に青紫色の花を咲かせる多年草。茎が立ち上がるのが特徴で、葉はハート形。

カタバミ
Oxalis corniculata
カタバミ科
道ばたや庭に普通に生えるハート形3枚葉の小さな多年草。踏みつけに強く、除草しても根が残って再生する。黄色い5弁花を咲かせる。酸味があり、かつて子供が噛んで食べた。
ムラサキカタバミ
Oxalis corymbosa
カタバミ科
南アメリカ原産の帰化植物。春〜夏に淡いピンク〜赤紫色の花を咲かせる。カタバミよりやや大型で、鱗茎(球根状の根)から増える。道ばたや庭にしばしば群生する。

ドクダミ
Houttuynia cordata
ドクダミ科
独特の強いにおいのある多年草。湿った日陰によく生える。白い十字状の花(実は苞、真の花は穂状)が特徴。薬用・食用として古くから使われ、十薬(じゅうやく)とも呼ばれる。

ガマ🌾
Typha latifolia
ガマ科
水辺・湿地の代表的な植物。夏にソーセージ状の茶褐色の花穂をつける大型多年草。上部が雄花序、下部が雌花序。「因幡の白兎」の神話にも登場する。綿毛が飛ぶ様子も特徴的。

ミズバショウ🌿
Lysichiton camtschatcensis
サトイモ科
尾瀬など湿地帯の代表的な植物。春、雪解けとともに白い大きな仏炎苞を広げる。「夏の思い出」の歌にも詠まれる。葉は大きく、夏には1m近くに成長する。

モミジバスズカケノキ(プラタナス)🌳
Platanus × acerifolia
スズカケノキ科
街路樹として日本中に植えられる落葉高木。樹皮が迷彩状にはがれるのが特徴。ヨーロッパで交配された種で、日本では「プラタナス」の名で親しまれる。

コナラ🌳
Quercus serrata
ブナ科
雑木林の代表的な落葉高木。ドングリをつける。秋の紅葉が美しく、クヌギとともに里山の主要構成種。炭材や薪材として利用されてきた。

クヌギ🌳
Quercus acutissima
ブナ科
里山の代表的な落葉高木。大きなどんぐりをつける。樹液が出てカブトムシ・クワガタムシが集まることで有名。コナラとともに薪炭材として利用されてきた。

クスノキ🌿
Cinnamomum camphora
クスノキ科
西日本の神社仏閣に多い大型常緑高木。独特の芳香(樟脳の匂い)をもつ。葉に3本の目立つ葉脈(3行脈)がある。1000年を超える古木も存在する長命な樹木。
ヤブツバキ🌺
Camellia japonica
ツバキ科
日本原産の常緑小高木。冬〜春に赤・白・ピンクの花を咲かせる。花が丸ごとぽとりと落ちる様子から武士に忌まれた歴史もある。椿油は髪油や食用油として利用される。

サザンカ🌺
Camellia sasanqua
ツバキ科
ツバキに似るが秋〜初冬に咲く常緑低木。花弁がばらばらに散る(ツバキは花ごと落ちる)のが最大の違い。生垣や公園の植栽として広く使われる。

コブシ🌸
Magnolia kobus
モクレン科
春、葉が出る前に白い花を一面に咲かせる落葉高木。ソメイヨシノより少し早く咲く。花は6枚の白い花弁で、中心部がやや赤みを帯びる。北海道〜九州の山地に自生。

アカマツ🌲
Pinus densiflora
マツ科
日本の里山・山地に広く分布する常緑針葉樹。幹の上部が赤みを帯びた樹皮になるのが特徴。松茸のキノコと共生し、盆栽としても人気が高い。

クロマツ🌲
Pinus thunbergii
マツ科
海岸沿いに多く分布する常緑針葉樹。海風・塩に強く、海岸の防風林や盆栽として広く利用される。葉が硬くとがっていて、触ると痛いことが特徴。
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スギ🌲
Cryptomeria japonica
ヒノキ科
日本固有の常緑針葉樹。山林の大部分を占め、花粉症の原因植物として知られる。材は軽くて加工しやすく、建築材・木工材として重用される。

イチョウ🍃
Ginkgo biloba
イチョウ科
生きた化石と呼ばれる裸子植物。現存する最古の樹木のひとつで、イチョウ科はこの1種のみ。扇形の葉と秋の黄葉が有名。街路樹・神社の御神木として広く植えられる。
シラカンバ(シラカバ)🌳
Betula platyphylla var. japonica
カバノキ科
北海道・高原地帯の代表的な白い幹の落葉高木。白い樹皮が美しく、高原の景観の象徴。葉は菱形〜三角形で鋸歯がある。秋に黄葉する。

アジサイ🌸
Hydrangea macrophylla
アジサイ科
梅雨の代表的な花木。日本原産で、土壌のpHによって青〜赤紫に花色が変わる。花に見える部分はほとんどが装飾花(萼が発達したもの)で、真の花は中心部の小さな花。

ケヤキ
Zelkova serrata
ニレ科
日本の代表的な落葉高木。大木になり、優美な樹形から公園・街路樹として最もよく使われる樹木のひとつ。秋の紅葉が美しい。材は硬くて丈夫で、欅造りの建築に使われてきた。

アサガオ🌸
Ipomoea nil
ヒルガオ科
熱帯アジア原産で、江戸時代から日本人に親しまれる一年草。朝に咲いて昼には閉じる。ラッパ状の花は青・紫・赤・白など多彩。小学校の理科の教材として定番。

スギナ(ツクシ)🌿
Equisetum arvense
トクサ科
畑や道ばたに見られるシダ植物。春にツクシ(胞子茎)が先に出て、後からスギナ(栄養茎)が出る。石炭紀に繁栄したトクサ類の現存種。地下茎で広がり除草が困難。

ゼンマイ🌿
Osmunda japonica
ゼンマイ科
山野の湿った斜面や水辺に生えるシダ植物。春に出る若芽(ゼンマイ)は食用になる山菜として有名。栄養葉と胞子葉が別々で、胞子葉は茶褐色になって目立つ。

コゴミ
Matteuccia struthiopteris
コウヤワラビ科
山地の湿った林縁や谷沿いに群生する大型シダ植物。春に出る若芽は渦巻き状に巻いており、アクが少なくそのまま茹でて食べられる人気の山菜。栄養葉は花瓶状に広がり1mを超えることもある。秋に中心から胞子葉が直立し、数珠状に丸まった独特の形態をとる。
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イロハモミジ🍁
Acer palmatum
ムクロジ科
日本の秋を代表する落葉小高木。掌状に深く5〜7裂した葉が特徴で、秋に赤・橙・黄と美しく紅葉する。庭園・公園・山地に広く見られ、園芸品種も多い。「いろはにほへと…」と数えながら小葉を摘む遊びが名前の由来ともいわれる。

トウカエデ🍁
Acer buergerianum
ムクロジ科
中国原産の落葉高木で、日本では街路樹・公園樹として広く植えられる。葉は3裂(三叉戟形)が特徴で、他のカエデと見分けやすい。秋に橙〜赤に紅葉し、幹は灰褐色でやや鱗状にはがれる。

アメリカヤマボウシ(ハナミズキ)🌸
Cornus florida
ミズキ科
北アメリカ原産の落葉小高木。日本では1912年に東京市長がワシントンDCにサクラを贈った返礼として贈られて以来広まった。4月頃、葉より先に白〜ピンクの大きな4枚の総苞片(花弁状)を開く。秋の紅葉と赤い実も美しい。

シダレヤナギ🌿
Salix babylonica
ヤナギ科
中国原産の落葉高木で、長く垂れ下がる枝が特徴。水辺・川沿いに多く植えられ、春に黄緑色の葉と柳の穂(尾状花序)を出す。柳絮(りゅうじょ)と呼ばれる綿毛つき種子が初夏に大量に飛散する。日本には奈良時代以前に伝来したとされる。

クリ🌳
Castanea crenata
ブナ科
日本・朝鮮半島原産の落葉高木。秋に熟すイガに包まれた果実(栗)は縄文時代から食用にされてきた。雄花序は初夏に白い穂状で、独特の匂いがある。里山の代表的な食用樹のひとつ。

ヒノキ🌲
Chamaecyparis obtusa
ヒノキ科
日本固有の常緑針葉樹。材は光沢があり良い香りを放ち、神社・仏閣・風呂桶など高級建材として重用される。スギとともに日本の山林の主要造林樹種で、花粉症の原因植物でもある。葉の裏にY字形の白い気孔帯(白い紋様)がある。

ヒガンバナ🌺
Lycoris radiata
ヒガンバナ科
秋のお彼岸ごろに真っ赤な花を一斉に咲かせる多年草。花が咲いている間は葉がなく、花が終わった後に葉が伸びる「葉見ず花見ず」の植物。田のあぜ道・墓地・里山に群生し、全草有毒(リコリン等を含む)。モグラ・ネズミ忌避のため水田周辺に意図的に植えられてきた歴史がある。

ノビル🌺
Allium macrostemon
ヒガンバナ科
道ばたや草地に生える多年草。地下に小さな球根(鱗茎)をもち、葉・鱗茎ともに食用になる。春に若い葉をちぎるとネギに似た香りがする。花茎の先に白い小花と珠芽(むかご)をつける。

ツユクサ💧
Commelina communis
ツユクサ科
夏から秋にかけて、鮮やかな青い花を咲かせる一年草。花は朝に開いて昼には閉じる一日花。茎が地面を這って節から根を出す。青い花弁2枚と白い小さな花弁1枚の組み合わせが特徴的。古くは「月草」とも呼ばれ、青い汁で着物を染めた。
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スミレ💜
Viola mandshurica
スミレ科
春に紫色の花を咲かせる小型の多年草。日当たりのよい道ばたや草地によく見られる。スミレの仲間は日本に約50〜60種あり同定が難しい。花には距(きょ)とよばれる突起があり、蜜を蓄える。春に咲く「開放花」の他に、夏〜秋に地中で閉じたまま結実する「閉鎖花(閉花受粉)」もつける。
ノアザミ🌼
Cirsium japonicum
キク科
日本在来のアザミの代表種。春から初夏に赤紫色のとげとげした頭状花序を咲かせる多年草。葉や総苞にするどいとげがある。山野・土手・道ばたに広く分布し、蝶や蜂が蜜を求めてよく訪れる。
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フキ🌼
Petasites japonicus
キク科
日本原産の多年草。早春に花(フキノトウ)が葉より先に地表に顔を出す。葉は大きくハス形で、葉柄(フキ)は食用になる。地下茎で広がりコロニーを形成。雌雄異株で、ふきのとうは花茎の若い状態。

コセンダングサ🌼
Bidens pilosa
キク科
秋に道ばたでズボンや靴下に引っかかる「ひっつき虫」として知られる一年草。熱帯アメリカ原産の帰化植物。白い舌状花が目立つものはシロノセンダングサ、舌状花がほとんどないものがコセンダングサ。果実の先に2〜4本の刺があり衣服や動物の毛に刺さる。

ヤブヘビイチゴ(ヘビイチゴ)🌸
Potentilla indica
バラ科
春〜初夏に黄色い5弁花を咲かせ、その後イチゴに似た赤い実をつける多年草。实はほぼ無味で食べても害はないが美味しくない。ランナー(匍匐茎)で広がる。よく似た本物のイチゴ(オランダイチゴ)は白い花。名前の由来は「蛇がいるような場所に生える」から、またはヘビがエサとして誘う毒草と誤解されたことから。

チガヤ🌾
Imperata cylindrica
イネ科
日当たりのよい草地・土手・荒れ地に群生するイネ科の多年草。春に白い綿毛状の穂(花穂)をつけ風景を彩る。強い地下茎をもち除草困難な雑草としても知られる。若い穂は甘みがあり「チバンコ」「チンバコ」などと呼ばれ子供のおやつになった。

ミズヒキ🌿
Persicaria filiformis
タデ科
林縁や山道わきに見られる多年草。細い花茎に小さな赤い花が一列に並ぶ様子が水引(祝儀袋の飾り紐)に似ることから「ミズヒキ」の名がついた。花を上から見ると赤、下から見ると白く見える。
ゲンノショウコ
Geranium thunbergii
フウロソウ科
夏〜秋に白〜淡紅色の花を咲かせる多年草。日本三大民間薬のひとつで、下痢止め・整腸剤として「現の証拠(飲めばすぐ効く)」という意味の名がついた。果実が熟すと爆発的に反り返り種子を飛ばす(弾き飛ばし散布)。西日本では白花、東日本では淡紫花が多い傾向がある。

カタクリ🌷
Erythronium japonicum
ユリ科
春の林床に咲く多年草で「春の妖精(スプリング・エフェメラル)」の代表種。種から開花するまで7〜9年かかる。花は下向きに咲き、花被片が大きく反り返る独特の形。初夏には地上部が枯れて夏〜翌春まで地下で過ごす。根から取れるデンプンが「片栗粉」の原料(現在は市販品のほとんどがジャガイモデンプン)。

キキョウ🌸
Platycodon grandiflorus
キキョウ科
秋の七草のひとつ。夏〜初秋に紫青色の星形の花を咲かせる多年草。つぼみの段階では風船状に膨らんで見える(英名 Balloon Flower)。山野では数が減り準絶滅危惧種に指定される地域もある。根(桔梗根)は漢方・薬用として使われ、食用にもなる。

セリ🌿
Oenanthe javanica
セリ科
春の七草のひとつ。水田の畔や水辺に生える多年草で、葉・茎は独特の香りがあり食用になる。白い小花を複散形花序につける。匍匐茎(ほふくけい)で広がり、節から根が出る。七草がゆに使われる「セリ」はこの植物。

ヤブラン🌿
Liriope muscari
キジカクシ科
常緑の多年草で、庭園や公園の日陰の下草・地被植物として広く利用される。夏〜初秋に淡紫〜紫色の小花を穂状につけ、秋〜冬に黒い球状の果実をつける。耐陰性・耐乾性が高く管理が容易。斑入り品種(ハナヤブラン)が庭園でよく栽培される。

ネムノキ🌿
Albizia julibrissin
マメ科
夏に淡いピンクのふわふわとした花(雄しべの束)を咲かせる落葉高木。夜になると小葉が合わさるように閉じる就眠運動が特徴で、「眠りの木」がネムノキの名前の由来。河原・公園・道ばたに生え、マメ科らしく根に根粒菌をもつ。
イノモトソウ
Pteris multifida
イノモトソウ科
道ばたや石垣・井戸の周囲に生える常緑シダ。羽状複葉の縁に沿って胞子嚢群が帯状に並ぶ。イノモトソウ科は世界最大規模のシダ科のひとつで、形態の多様性が高い。

キクザキイチゲ🌸
Anemone pseudoaltaica
キンポウゲ科
早春の落葉樹林内に咲く多年草。白〜淡紫色の大きな花弁状の萼片が印象的なスプリング・エフェメラル。キンポウゲ科は花弁が退化し萼片が花弁様に発達した種が多い。

クチナシ
Gardenia jasminoides
アカネ科
初夏に白い芳香花を咲かせる常緑低木。果実は熟しても裂けず黄橙色になり、染料・漢方薬として利用される。庭木として広く植えられ、強い甘い香りが特徴。

スイカズラ
Lonicera japonica
スイカズラ科
山野の林縁や道ばたに生えるつる性常緑低木。白から黄色へと変化する花を咲かせ、甘い蜜を吸えることが名前の由来。花は金銀花とも呼ばれ漢方薬として利用される。

マンネングサ
Sedum japonicum
ベンケイソウ科
岩場や石垣、屋根などに生える小型の多肉植物。肉厚な葉に水分を蓄え、乾燥した環境でも旺盛に生育する。黄色い小花を多数つける。

ナス🌿
Solanum melongena
ナス科
インド原産の一年草(日本では)で、夏野菜の代表格。紫色の果実は日本料理に欠かせない食材。「秋ナスは嫁に食わすな」ということわざにも登場する。
バーベナ
Verbena × hybrida
クマツヅラ科
花壇や街路の植栽に多用される園芸植物。小さな花が密集して咲き、赤・ピンク・紫・白など多彩な花色をもつ。春〜秋まで長期間開花する。

クサノオウ
Chelidonium majus
ケシ科
道ばたや石垣に生えるヨーロッパ原産の帰化植物。茎を折ると橙黄色の乳液が出る。黄色い4枚の花弁をもつ小さな花を咲かせ、細長い果実に多数の種子を入れる。

マグワ
Morus alba
クワ科
中国原産の落葉高木で、養蚕の飼料として古くから日本に導入された。甘酸っぱい黒紫色の集合果は食用になり、桑の実として親しまれる。

イグサ
Juncus effusus var. decipiens
イグサ科
水田・湿地に生える多年草。茎は円柱形で海綿状の髄を持ち、畳表・花莚・花籠などの工芸品に使われてきた。日本の畳文化を支えた重要な植物。
ヨーロッパブドウ(ブドウ)
Vitis vinifera
ブドウ科
西アジア原産のつる性落葉低木。果実は生食・ワイン・ジュースに利用され、世界で最も重要な果樹のひとつ。日本では甲州ブドウなど在来品種も栽培される。

ハナショウブ
Iris ensata var. ensata
アヤメ科
初夏の水辺や湿地を彩る日本原産の多年草。花菖蒲として江戸時代から盛んに品種改良が行われ、数千品種が存在する。花弁基部に黄色い線が入る。
ホシクサ
Eriocaulon cinereum
ホシクサ科
水田や湿地に生える小型の一年草。秋に細い花茎の先に白い綿毛状の頭状花序をつける。近年、水田の乾田化などで減少している。

センダン
Melia azedarach
センダン科
西日本の暖地の海岸近くや市街地に生える落葉高木。初夏に薄紫色の花を多数つけ、秋には黄色い核果が枝に残る。果実は有毒だが鳥は食べる。

ハナヤスリ
Ophioglossum vulgatum
ハナヤスリ科
草地や林床に生える小型のシダ植物。卵形の栄養葉1枚と、穂状の胞子葉が1本立ち上がるユニークな姿をもつ。ハナヤスリ科は系統的に最も古いシダの系統のひとつ。
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ウラゲシダ
Microlepia strigosa
ヒメウラボシ科
暖地の林床や崖に生える大型のシダ。2〜3回羽状複葉で全体に毛が多い。ソーラスは辺縁近くにカップ形(苞膜)に包まれてつく。

ウルシ🍂
Toxicodendron vernicifluum
ウルシ科
日本・中国原産の落葉高木。樹液(漆)は漆器の原料として数千年来使われてきた。かぶれの原因であるウルシオールを含み、触れると皮膚炎を引き起こすことがある。

シュウカイドウ
Begonia grandis subsp. evansiana
シュウカイドウ科
中国・東南アジア原産の多年草で、日本各地で野生化している。夏〜秋に薄ピンク色の花を咲かせる。葉が非対称な点がベゴニア属の特徴。

シノブ
Davallia mariesii
シノブ科
岩や木の幹に着生する常緑シダ。根茎が細毛に覆われ「しのぶ玉」として夏の吊り飾りに使われる。乾燥すると縮れ、水を与えると蘇る強健さをもつ。

マンサク
Hamamelis japonica
マンサク科
早春いち早く黄色い花を咲かせる落葉低木〜小高木。「まず咲く(まんず咲く)」が名前の由来とされる。花弁は細長いリボン状で独特の形をしている。

イワウメ
Diapensia lapponica var. obovata
イワウメ科
高山の岩場や砂礫地に生える常緑小低木。白い小花を密集してつけ、葉は小さく密生する。北半球の高山・北極域に分布するお椀形のクッション植物。
ヒメヒモカズラ
Lomariopsis japonica
ナナバケシダ科
南西諸島・九州南部の林内に生える着生・匍匐性のシダ。細い茎を長く伸ばし岩や木の幹を這う。羽状複葉の葉が特徴的。

ツリフネソウ
Impatiens textorii
ツリフネソウ科
夏〜秋に渓流沿いや湿った林縁に生える一年草。紅紫色の花が釣り船のように垂れ下がる独特の花姿をもつ。熟した果実に触れると種子を勢いよく弾き飛ばす。

イヌマキ
Podocarpus macrophyllus
マキ科
日本の暖地に自生する常緑高木。線形の葉をもつ針葉樹の一種だが、球果ではなく肉質の種托(赤・紫色)に種子がつく特徴的な実をつける。生垣や庭木として広く利用される。
マタタビ
Actinidia polygama
マタタビ科
山地の林縁に生えるつる性落葉木本。夏に葉の先端が白くなる(白化)という目立つ特徴がある。果実は食用・薬用になり、ネコが好む成分を含むことで有名。
カキノキ
Diospyros kaki
カキノキ科
日本・中国原産の落葉高木で、秋を代表する果樹のひとつ。橙色の大きな果実は生食・干し柿として親しまれ、農家の庭や里山で広く栽培される。
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バンレイシ
Annona squamosa
バンレイシ科
熱帯アメリカ原産の落葉〜半常緑小高木。沖縄や小笠原で栽培される甘い果実が特徴。緑色のうろこ状の果実は「釈迦頭」とも呼ばれる。

カンナ
Canna × generalis
カンナ科
熱帯アメリカ原産の多年草で、公園や花壇に広く植えられる。大きな葉と赤・橙・黄色などの鮮やかな花が特徴。根茎に多量のデンプンを含む。

ツルナ
Tetragonia tetragonoides
ツルナ科
海岸の砂地に生える多年草(日本では越年草)。多肉質の葉は食用になり、食用ホウレンソウの代用として利用された。ニュージーランドホウレンソウとも呼ばれる。
アワブキ
Meliosma rigida
アワブキ科
暖地の林内に生える常緑小高木。枝を折ると泡が出ることが名前の由来。白い小花を円錐花序に密につける。
ミズアオイ
Monochoria korsakowii
ミズアオイ科
水田や池沼に生える一年草。夏に青紫色の美しい花を咲かせる。かつては水田の雑草として普通に見られたが、近年は農薬の使用などにより激減している。
ヤエヤマカツラギ
Gomphandra tetrandra
クロタキカズラ科
南西諸島(八重山諸島など)の林内に生える常緑低木〜小高木。クロタキカズラ科は熱帯に多く分布し、日本には数種が南西諸島に産する。

カニクサ
Lygodium japonicum
カニクサ科
草地や林縁でつる状に他の植物に絡みつく独特のシダ植物。葉軸が無限に伸びてつる性になるという珍しい形態をもつ。

ヤマモモ
Morella rubra
ヤマモモ科
西日本の暖地に自生する常緑高木。初夏に赤い球形の果実をつけ、甘酸っぱく生食・酒・ジャムに利用される。街路樹・公園木としても植えられる。
ビャクブ
Stemona japonica
ビャクブ科
山地の林縁や草地に生えるつる性多年草。細い茎が他の植物に絡みつく。根は紡錘形に肥大し、漢方薬「百部」として咳止めや殺虫剤に利用される。
ハエドクソウ
Phryma leptostachya subsp. asiatica
ハエドクソウ科
山地の林縁や林内に生える多年草。果実は鉤状の萼で動物の体や衣服に付着して散布される。根・葉にハエなどを殺す成分を含む(名前の由来)。

アセロラ
Malpighia emarginata
キントラノオ科
西インド諸島原産の常緑低木〜小高木。ビタミンCを非常に多く含む赤い果実で知られ、沖縄では栽培されている。ピンクの小花が愛らしい。

ロウバイ
Chimonanthus praecox
ロウバイ科
中国原産の落葉低木。真冬に葉のないまま黄色いロウ細工のような花を咲かせ、強い甘い香りを放つ。公園や庭に植えられる冬の花として有名。

ゴマ
Sesamum indicum
ゴマ科
アフリカ原産の一年草。種子は食用油・調味料として世界中で利用される重要な油糧作物。白〜淡紫色の筒状花の後にさやをつける。
ビャクダン
Santalum album
ビャクダン科
インド原産の半寄生性常緑小高木。芳香のある白檀の木材・精油は香料・仏具・お香として古くから珍重されてきた。日本には仏教文化とともに伝来した。

ショウブ
Acorus calamus
ショウブ科
池や沼の水辺に生える多年草。5月5日の端午の節句に菖蒲湯に使われる植物として有名。葉に芳香がある。アヤメ(花菖蒲)とは別科の植物。

ゴクラクチョウカ
Strelitzia reginae
ゴクラクチョウカ科
南アフリカ原産の多年草。オレンジと青の組み合わせが極楽鳥に例えられる独特の花をもつ。切り花として世界中で流通し、日本でも鉢植えで栽培される。

ミズスギナ
Aponogeton distachyos
レースソウ科
南アフリカ原産の水生多年草。池や水槽で観賞用に栽培される。水面に葉を浮かべ、白い花を咲かせる。日本には帰化例もある。
ドクウツギ
Coriaria japonica
ドクウツギ科
日本固有の落葉低木で、日本の三大有毒植物のひとつ。黒熟した果実は甘そうに見えるが、コリアミルチンという強い毒を含み食べると死に至ることもある。

ジクソニア
Dicksonia antarctica
ジクソニア科
オーストラリア原産の木性シダ(ツリーファーン)。日本では温室や公園で観賞用に栽培される。幹の上部に大きな羽状複葉を展開する姿は太古の雰囲気を醸し出す。
ロアサ
Loasa tricolor
ロアサ科
南アメリカ原産の一年草。刺毛に触れると皮膚が刺激される(イラクサに似た刺毛)が、花は白・赤・黄が混じる美しい花。稀に園芸植物として栽培される。
テトラセラ
Tetracera scandens
ビワモドキ科
熱帯アジアに分布するつる性木本。日本では沖縄に自生する種がある。葉はやすり状にざらつく。白い花を咲かせる。
ヤッコソウ
Mitrastemon yamamotoi
ヤッコソウ科
カシ類の根に全寄生する非常に珍しい植物。葉緑素をもたず、全体が白〜淡赤色。日本の固有変種が四国・九州・南西諸島に産する。
ヘリコニア
Heliconia psittacorum
ヘリコニア科
熱帯アメリカ原産の多年草。赤〜橙色のボート形の苞葉が重なる独特の花序は熱帯の花として有名で、切り花・観葉植物として日本でも流通する。
キジノオシダ
Plagiogyria japonica
スジヒトツバ科
山地の湿った林床に生えるシダ。胞子葉は栄養葉より細く立ち上がり、雉の尾羽に例えられる。古い系統に属する独特の形態をもつ。

カルジオプテリス
Cardiopteris quinqueloba
ヤマイモモドキ科
東南アジア・南アジアに分布するつる性木本。日本には沖縄に自生する。小さな花と翼のある果実をもつ。非常に小さな科で日本には限られた分布をもつ。
グンネラ
Gunnera manicata
グンネラ科
ブラジル原産の多年草で、世界最大級の葉をもつ草本のひとつ。葉の直径が3mを超えることもある。日本では植物園・公園で観賞用に栽培される。

コウヤマキ🌲
Sciadopitys verticillata
コウヤマキ科
日本固有の常緑高木。線形の葉が枝先に輪生し、傘を広げたような独特の樹形をもつ。高野山に多く、木材は耐水性に優れ船・桶などに使われてきた。
キバナノイグサ
Xyris pauciflora
トウエンソウ科
九州南部・南西諸島の湿地に生える小型の多年草。細い葉の束から花茎を伸ばし、先端に小さな黄色い花を咲かせる。湿地の減少により希少になっている。
クノニア
Cunonia capensis
クノニア科
南アフリカ原産の常緑小高木。白い穂状花序が美しく、温暖な地域の庭や公園に観賞用として植えられる。日本への定着は少ない。
ナンキョクブナ
Nothofagus antarctica
ナンキョクブナ科
南アメリカ最南端・パタゴニアに自生する落葉高木。ゴンドワナ大陸の分裂によって南半球各地に隔離分布したナンキョクブナ属の代表種。日本では植物園で栽培される。
ホロムイソウ
Scheuchzeria palustris
ホロムイソウ科
北半球の冷帯〜寒帯の泥炭湿地(ミズゴケ湿原)に生える多年草。日本では北海道・本州中部以北の高層湿原に産する希少種。

ワサビノキ(モリンガ)
Moringa oleifera
ワサビノキ科
インド原産の落葉高木。葉・種子・さやがすべて食用・薬用になる「奇跡の木」として注目され、日本でも沖縄などで栽培が広がっている。
トチュウ
Eucommia ulmoides
トチュウ科
中国原産の落葉高木。樹皮・葉・果実にグッタペルカ(天然ゴム様物質)を含み、葉を引き裂くと白い糸を引く。漢方薬「杜仲茶」として健康茶に利用される。
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カヤツリグサ
Cyperus microiria
カヤツリグサ科
日本全土の水辺や湿った空き地に普通に見られる一年草。夏から秋にかけて茎の先端に放射状に枝を広げた穂をつける。茎は三角形の断面を持つのが特徴で、これをカヤツリグサ科の見分けるポイントのひとつとする。

トレニア
Torenia fournieri
ゴマノハグサ科
東南アジア原産の一年草で、日本では夏の花壇植物として広く栽培される。紫・白・ピンクなどの二唇形の花を夏から秋にかけて咲かせる。日陰でもよく育つため、庭や公園で重宝される。
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ワラビ
Pteridium aquilinum
ワラビ科
日本全土の山野に広く分布するシダ植物。春の若芽(わらび)は食用として親しまれ、山菜の代表格。根茎からはでんぷんを採取でき、ワラビ餅の原料になる。

イヌワラビ
Athyrium niponicum
メシダ科
日本全土の山地や林内の湿った場所に普通に見られるシダ植物。二回羽状複葉で柔らかく、明るい緑色。ワラビに似るが食用には向かないため「犬ワラビ(役に立たないワラビ)」と呼ばれる。

ヒメシダ
Thelypteris palustris
ヒメシダ科
日本各地の湿地や水辺に生えるシダ植物。細長い根茎を伸ばして群落を形成する。葉は二回羽状浅裂で、明るい黄緑色。湿地生態系の指標種として知られる。

リンドウ🌸
Gentiana scabra var. buergeri
リンドウ科
日本の山野に自生する多年草で、秋の野草の代表格。青紫色の釣鐘形の花を茎頂に数個つける。晴れた日にのみ花を開くため「晴れの花」とも呼ばれる。根は健胃薬の生薬「竜胆(リュウタン)」として使われる。
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コケシノブ
Crepidomanes minutum
コケシノブ科
日本の温暖で湿潤な林内の岩や樹幹に着生する小型のシダ植物。葉は1細胞層の薄さで半透明であり、コケのように見えることから名づけられた。非常に湿度の高い環境にしか生育できない。

ヤツデ
Fatsia japonica
ウコギ科
日本の暖地の海岸近くの林に自生する常緑低木で、庭木として全国で広く栽培される。大きな掌状の葉(直径20〜40cm)が特徴的。晩秋に白い小花を球状に集めた散形花序をつける。
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チャセンシダ
Asplenium trichomanes
チャセンシダ科
日本各地の山地の岩壁や石垣の隙間に生えるシダ植物。細長い葉を茶筅(茶道具)のように放射状に広げることから名づけられた。常緑で岩場の割れ目に着生する。

ニシキギ
Euonymus alatus
ニシキギ科
日本全土の山地に自生する落葉低木。枝に板状のコルク質の翼(よく)が発達するのが最大の特徴。秋の紅葉が非常に鮮やかな赤色になることから「錦木(にしきぎ)」と名づけられ、庭木としても人気が高い。

ホウキギ
Bassia scoparia
ヒユ科
ユーラシア原産の一年草で、日本では「コキア」とも呼ばれ秋の紅葉が美しい観賞植物として人気。かつては乾燥させて箒(ほうき)にしたことから「ホウキギ」の名がある。実(とんぶり)は「畑のキャビア」として食用になる。

ホウライシダ
Adiantum capillus-veneris
ホウライシダ科
熱帯〜亜熱帯原産のシダ植物で、日本では南西諸島・四国・九州などに自生するほか、観葉植物として広く栽培される。細い黒い葉柄と扇形の葉が繊細で美しく、アジアンタムの名で親しまれる。
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サルトリイバラ
Smilax china
サルトリイバラ科
日本全土の山地や丘陵の林縁に普通に見られる落葉つる性低木。棘があり、猿でも引っかかるという意味で名づけられた。西日本では柏餅の葉として柏の葉の代わりに使われる。秋に赤い実が美しい。

ジンチョウゲ
Daphne odora
ジンチョウゲ科
中国原産の常緑低木で、日本では古くから庭木として栽培される。早春に甘い強い香りの小花を枝先に密集して咲かせる。沈丁花と書き、沈香と丁子を合わせたような香りが名前の由来。

ヒルムシロ
Potamogeton distinctus
ヒルムシロ科
日本全土の水田や池沼に生える多年生水草。水面に浮かぶ卵形の浮葉と水中に沈む線形の沈水葉の2種類の葉をもつ。水面上に穂状花序を立て、風媒花で受粉する。

ミソハギ
Lythrum anceps
ミソハギ科
日本全土の湿地や水田のあぜに生える多年草。夏に紅紫色の小花を穂状に咲かせる。お盆の仏花として供える習慣があり「盆花」「精霊花」とも呼ばれる。
イチイ
Taxus cuspidata
イチイ科
日本の山地に自生する常緑針葉樹で、北海道〜本州の亜高山帯に分布する。赤い仮種皮(食べられるが種子は有毒)が特徴的。寿命が長く、一位(官位の第一位)の木材に使われたことが名前の由来とされる。

ウチワサボテン🌵
Opuntia ficus-indica
サボテン科
メキシコ原産のサボテンで、日本では観葉植物・庭木として広く栽培されるほか、伊豆諸島などでは野生化している。うちわ形の平らな茎節(扁平茎)が連なり、黄色い花を咲かせる。実は食用になる。

イワヒバ
Selaginella tamariscina
イワヒバ科
日本の山地の乾燥した岩上に生えるシダ植物の近縁種(ヒカゲノカズラ植物門)。乾燥すると葉が丸まって休眠し、水を与えると広がる「復活植物」として知られる。盆栽や観賞用に栽培される。
バショウ
Musa basjoo
バショウ科
中国南部原産で日本には古くから渡来し、庭木として栽培される大型の多年草。芭蕉という俳人の号もこの植物に由来する。バナナに似た大型の葉を持ち、耐寒性があるため本州各地でも庭に植えられる。

ヘゴ
Cyathea spinulosa
ヘゴ科
九州南部・沖縄の森林に自生する木生シダ植物。幹のように見える直立茎が高さ3〜5mに達し、その頂部に大型の羽状葉を広げる。熱帯的な雰囲気を持ち、公園や植物園でも見られる。

オシロイバナ
Mirabilis jalapa
オシロイバナ科
南アメリカ原産の多年草(日本では一年草扱い)で、夏から秋にかけて各地の路傍や空き地に野生化している。夕方4時ごろに花が開く習性から英名「Four O'Clock」をもつ。黒い種の内部の白い粉を顔に塗ったことから「白粉花」の名がある。

ナンバンギセル
Aeginetia indica
ハマウツボ科
日本全土のススキなどの根に寄生する一年生の寄生植物。葉緑素を持たず、ススキの根に寄生して養分を得る。夏から秋にかけて土中から直接花茎を伸ばし、紅紫色の花を咲かせる。万葉集にも詠まれた植物。
エゴノキ
Styrax japonicus
エゴノキ科
日本全土の山地・丘陵に自生する落葉小高木。5〜6月に白い釣鐘形の花を枝いっぱいに下向きに咲かせ、非常に美しい。実を口に入れると「えごい(ひどい味がする)」ことが名の由来。果皮にはエゴサポニンが含まれ有毒。

ユズリハ
Daphniphyllum macropodum
ユズリハ科
日本の暖温帯の森林に自生する常緑高木。新葉が出ると古い葉が譲るように落葉することから「ゆずりは」と名づけられ、子孫繁栄の縁起木として正月の飾りに使われる。葉は大型で革質・光沢がある。

オニグルミ
Juglans mandshurica var. sachalinensis
クルミ科
日本の山地の渓谷沿いに自生する落葉高木。実(核果)は非常に堅い殻に包まれ、中の種子が食用になる。葉は大型の奇数羽状複葉。秋の黄葉も美しく、日本のクルミ属の代表種。

フジウツギ
Buddleja japonica
マチン科
日本の山地の渓谷や岩場に自生する落葉低木。夏に淡紫色の小花を穂状に密集して咲かせる。チョウが好んで集まることから英名「Butterfly Bush」ともいう。同属のブッドレアが観賞用に広く栽培される。

キブシ
Stachyurus praecox
キブシ科
日本の山地や丘陵の林縁に自生する落葉低木。早春、葉が出る前に枝から黄色い小花が穂状に垂れ下がる。実は緑〜黄緑色の楕円形で、昔は実からろうそく(木蝋)を作ったという記録がある。

イヌガヤ
Cephalotaxus harringtonia
イヌガヤ科
日本の山地の林内に自生する常緑低木〜小高木。葉はイチイより幅広く、先端が鋭く尖る。実はイチイに似た楕円形の偽果(仮種皮)をつけるが食用にはならないためイヌガヤ(役に立たないカヤ)と呼ばれる。

タマシダ
Nephrolepis cordifolia
タマシダ科
日本の南西諸島・九州南部に自生するシダ植物で、観葉植物として温暖地の庭や屋内でも広く栽培される。細長いアーチ状の葉が多数出て美しく、地下茎に玉状の塊茎(タマ=球)ができることが名の由来。
メヒルギ
Kandelia obovata
ヒルギ科
日本では九州南部・沖縄の河口干潟(マングローブ林)に自生する常緑低木〜高木。満潮時に水没する環境に適応し、根元から多数の呼吸根(タコ足状の支柱根)を出す。胎生種子(母樹についたまま発芽する)をもつ。
シクンシ
Combretum indicum
シクンシ科
東南アジア原産のつる性木本で、日本では南西諸島に自生するほか、沖縄の庭園で観賞用に栽培される。花は開花時に白く、のちに赤〜濃赤に変色する珍しい性質をもち、夜間に甘い香りを放つ。

ニガキ
Picrasma quassioides
ニガキ科
日本の山地に自生する落葉高木。木全体に非常に強い苦みがあることから「苦木(にがき)」と名づけられた。樹皮・木材は生薬「苦木(クボク)」として健胃・解熱・解毒薬に使われる。秋に赤い実をつける。

ミゾハコベ
Elatine triandra
ミゾハコベ科
日本各地の水田や池沼の浅水部に生える小型の一年草。茎は地を這うか、水中を浮遊して広がる。葉は小さな楕円形で対生し、夏に極めて小さな白色〜淡紅色の花を葉腋につける。

クサトベラ
Scaevola taccada
クサトベラ科
日本の南西諸島・九州南部の海岸に自生する常緑低木。砂浜や岩礁の最前線に生育し、強風・塩水・強光線に耐える。白い花が半分しかない(花弁が片側にのみ並ぶ)独特の形状をもつ。

キンバイザサ
Curculigo orchioides
キンバイザサ科
日本では南西諸島・九州南部の草地に自生する多年草。葉はアヤメに似た線形で根元から束になって出る。春〜夏に地際近くに黄色い小花をつける。漢方では根茎を「仙茅(センボウ)」と呼び強壮薬とする。

コスタス
Costus speciosus
コスタス科
東南アジア原産の多年草で、日本では南西諸島の林縁に自生するほか、観葉植物として温室・庭に栽培される。葉が茎に螺旋状に配列するのが最大の特徴で「スパイラルジンジャー」とも呼ばれる。

ギョリュウ
Tamarix chinensis
ギョリュウ科
中国・中央アジア原産の落葉低木〜小高木で、日本では庭木・防風林・盆栽として栽培される。細かい鱗片状の葉と柔らかく垂れる枝が松の葉に似ることから「御柳(ギョリュウ)」と呼ばれる。春〜夏に淡紅色の小花を穂状につける。

ニクズク
Myristica fragrans
ニクズク科
インドネシア原産の常緑高木で、香辛料のナツメグ(種子)とメース(仮種皮)の原料として世界的に有名。日本では沖縄の植物園や温室で見られる。かつてこの香辛料は金と等価で取引されるほど珍重された。

サガリバナ
Barringtonia asiatica
サガリバナ科
インド洋〜太平洋の熱帯海岸に分布する常緑高木で、日本では沖縄の海岸林に自生する。夜間に白〜淡紅色の大きな花を咲かせ、甘い香りを放つ。実は四角いコルク質で海流散布される。

モクセイソウ
Reseda odorata
モクセイソウ科
地中海沿岸原産の一年草または二年草で、日本では観賞用に栽培されることがある。小さな淡黄緑色の花に非常に強い芳香があり、香水の原料として歴史的に重用されてきた。フランス語で「小さなかわいいもの(レゼダ)」の名を持つ。

ジュンサイ
Brasenia schreberi
ジュンサイ科
日本の湖沼・池に生える多年生水草。水面に浮かぶ小型の楕円形の浮葉と、茎・若葉を覆うゼラチン質の粘液が特徴。若芽は高級食材として「純菜(ジュンサイ)」の名で流通し、おひたしや吸い物に使われる。

デンジソウ
Marsilea quadrifolia
デンジソウ科
日本各地の水田や湿地に生えるシダ植物。4枚の小葉がクローバー(四つ葉)状に並ぶ独特の葉の形が特徴で、伝統的な田んぼのシンボル的な植物。除草剤の普及で急減し、絶滅危惧種に指定されている地域が多い。

アロエ
Aloe vera
ツルボラン科
アフリカ原産の多肉植物で、日本では家庭の庭や鉢植えに広く栽培される。葉の内側の透明なゲル(アロエベラゲル)は火傷・肌荒れの民間薬として長く使われてきた。温暖地では野外で越冬できる。

マツバラン
Psilotum nudum
マツバラン科
日本の暖地の岩上や樹幹に着生するシダ類縁植物。葉も根もない(根茎のみ)という最も単純な維管束植物で、緑色の二叉分岐する茎のみからなる。古生代の植物に形態が似るため「生きた化石」と呼ばれる。
シナマオウ
Ephedra sinica
マオウ科
中国・中央アジア原産の裸子植物。和名はシナマオウで、マオウ属(Ephedra)の代表種。緑色の節のある茎を直立させ、葉は退化して鱗片状。生薬「麻黄(マオウ)」として風邪薬・喘息薬の原料となるエフェドリンを含む。日本では薬用・観賞目的で栽培される。

パパイア
Carica papaya
パパイア科
中南米原産の常緑小高木で、日本では沖縄・南西諸島で栽培・野生化しており、熱帯・亜熱帯の果樹として知られる。大型の掌状深裂葉が幹頂部に集まり、幹は空洞で軟らかい。果実は甘くビタミンCが豊富。

ウラジロ
Gleichenia japonica
ウラジロ科
日本の太平洋側の山地・林縁に広く自生するシダ植物。葉の裏が白い(白粉を帯びる)ことから「裏白(ウラジロ)」と名づけられ、正月のしめ飾りや鏡餅に欠かせない縁起植物として古来親しまれている。
ホソバノイグサ
Centrolepis banksii
ホソバノイグサ科
オーストラリア・東南アジア原産の極めて小型の湿地性草本で、日本では南西諸島(小笠原諸島など)に記録がある非常に稀な植物。花は極めて単純化されており、葉は糸状。

ホッスモ
Ruppia maritima
ホッスモ科
日本の塩性湿地・汽水湖・潮間帯に生える沈水性の多年生水草。茎は細く糸状で、非常に細い線形の葉を持つ。花は水中または水面で受粉する。全国的に分布は局所的で、環境変化に弱い。
ツチトリモチ
Balanophora japonica
ツチトリモチ科
日本の暖温帯〜亜熱帯の林内に生える寄生植物。葉緑素を完全に欠き、樹木の根に寄生して養分を得る。秋に地表に卵形の赤橙色の花序を出す。まるでキノコのように見えるが立派な被子植物。

トウアズキ
Flagellaria indica
トウツルモドキ科
東南アジア〜太平洋島嶼原産のつる性多年草で、日本では沖縄・南西諸島の海岸林に自生する。葉の先端が巻きひげ状になって他の植物に絡みつく。茎は細く丈夫で竹に似た節をもち、かつてはかご・バスケットの材料に使われた。

ハナシノブ
Polemonium caeruleum
ハナシノブ科
日本固有の高山植物(日本産のPolemoniaceaeは稀)で、北海道・本州中部の亜高山帯に自生する多年草。青紫色の小花が多数集まって咲き、羽状複葉の葉がシノブ(シダの一種)に似ることから名づけられた。

ホングウシダ
Lindsaea odorata
ホングウシダ科
日本では南西諸島・九州南部の湿った林内に生えるシダ植物。小型で細長い葉に、扇形の小葉が2列に並ぶ繊細な見た目を持つ。ホングウ(熊野の地名「本宮」に由来)という地名がつくように、暖かく湿潤な環境を好む。

ロウレア
Rourea minor
マメモドキ科
東南アジア〜太平洋諸島に分布するつる性低木で、日本では沖縄・南西諸島の林内に自生する。奇数羽状複葉の葉と、実が割れて赤い仮種皮に包まれた種子を出す姿が特徴的。日本では分布が限られた植物。

ジカペタラム(属の代表種)
Dichapetalum gelonioides
カイナンボク科
東南アジアに分布するつる性木本で、日本では南西諸島(西表島周辺)に記録がある非常に稀な植物。フルオロ酢酸(強毒)を含む種子を持つことが知られ、分類・生態学的に興味深い科。

クルクリゴ
Curculigo capitulata
パナマソウ科
東南アジア原産の多年草で、日本では南西諸島の林内に自生するほか観葉植物として温室で栽培される。大型のアヤメ状の葉が株立ちになる姿が目を引く。ヤシ目やショウガ目の近縁として分類されてきたが、系統位置はAPGでも議論がある。
スフェノクレア
Sphenoclea zeylanica
スフェノクレア科
熱帯アジア〜アフリカ原産の水田雑草で、日本では南西諸島の水田に帰化が確認されている一年草。直立した茎と細かい葉、先端に密な穂状花序をつける。世界の熱帯水田で問題となる侵略的雑草としても知られる。
エビネ🌸
Calanthe discolor
ラン科
日本の林床に自生する地生ランの代表種。春に褐紫色と白のコントラストが美しい花を咲かせる。古くから園芸植物として珍重されてきたが、乱獲により野生個体数が激減した。
ヤマツツジ🌸
Rhododendron kaempferi
ツツジ科
日本全国の山地に広く自生するツツジ科の落葉低木。春に朱赤色の花を大量に咲かせ、山の斜面を赤く染める。日本のツツジ類の中で最も広く分布する種のひとつ。
トウダイグサ
Euphorbia helioscopia
トウダイグサ科
畑や道ばたに生える一年草。茎を切ると白い乳液が出る。上部の葉が輪生状に広がり、中央に杯状花序(杯状聚散花序)をつける独特の花のつくりが特徴。
ムカゴイラクサ
Laportea bulbifera
イラクサ科
山地の湿った林床に生える多年草。葉腋にむかご(珠芽)を形成し栄養繁殖する。茎・葉には刺毛があり、触れると強い痛みと腫れを引き起こす。
ウマノスズクサ
Aristolochia debilis
ウマノスズクサ科
野原や道ばたに生えるつる性多年草。筒状の変わった形の花をつけ、ジャコウアゲハの幼虫の食草として知られる。全草に毒性のあるアリストロキア酸を含む。
サクラソウ🌸
Primula sieboldii
サクラソウ科
河川の氾濫原や湿った草地に生える多年草。春に淡紅色〜白色のサクラに似た花を咲かせる。日本固有種で、埼玉県の県花にも指定されている。かつては関東平野に多かったが今は絶滅危惧種。
アカバナ
Epilobium pyrricholophum
アカバナ科
湿った草地や水辺に生える多年草。秋に茎や葉が赤く色づくことが名前の由来。淡紅色の4弁花を夏から秋にかけて咲かせ、長い豆のような蒴果が熟すと白毛付きの種子を風散布する。
オトギリソウ
Hypericum erectum
オトギリソウ科
山野の草地や林縁に生える多年草。夏に黄色い花を咲かせ、葉を透かすと油点(腺点)と黒点が見える。薬用植物として古くから知られ、弟切草という和名には悲しい伝説がある。
フユアオイ🌺
Malva neglecta
アオイ科
ヨーロッパ原産の帰化植物で、道ばたや荒れ地に生える一〜二年草。淡紫色の小さな花を春から秋にかけて次々と咲かせる。チーズ形の果実が特徴的。
カラスウリ
Trichosanthes cucumeroides
ウリ科
林縁や薮に生えるつる性多年草。夏の夜に白いレース状の花を咲かせ、秋に赤いサッカーボール状の果実をつける。根からデンプンを採取する利用もある。
ノハナショウブ
Iris ensata var. spontanea
アマ科
アマ科は亜麻(Linum usitatissimum)を代表種とする科。アマは繊維・亜麻仁油の原料として古代から栽培される一年草で、青紫色の5弁花を初夏に咲かせる。
アマ
Linum usitatissimum
アマ科
古代から栽培される一年草で、繊維(リネン)と亜麻仁油の原料として世界的に重要な作物。青紫色の5弁花を初夏に咲かせ、1日花として朝開いて午前中に散る。日本では薬草・油糧作物として栽培される。

ナツメ
Ziziphus jujuba
クロウメモドキ科
中国原産の落葉小高木。果実は食用・薬用として古くから親しまれ、日本でも庭木として植えられる。秋に楕円形の果実が赤く熟す。
グアバ
Psidium guajava
フトモモ科
熱帯アメリカ原産の常緑小高木。沖縄では「バンシルー」と呼ばれ野生化して普通に見られる。白い花が咲き、芳香のある丸い果実がなる。フトモモ科特有の多数の雄しべが目立つ。
ミョウガ
Zingiber mioga
ショウガ科
日本原産または古来からの栽培植物で、地下茎から出る花穂(花みょうが)と葉鞘が食用になる。夏から秋にかけて根元から花穂が出て淡黄色の花を咲かせる。
ヤドリギ
Viscum album
ヤドリギ科
コナラやエノキなどの落葉広葉樹に寄生する常緑半寄生植物。丸く球状の株が木の枝に付着して育つ。冬に半透明の白〜黄色の果実をつけ、ヤドリギツグミなどの鳥が好んで食べて種子を散布する。
タヌキモ
Utricularia australis
タヌキモ科
池や沼に浮遊する食虫植物。根も葉も区別のない糸状の捕虫嚢付き器官を水中に伸ばし、小動物を吸い込んで捕食する。夏に水面上に黄色い花穂を立てる。
カナダモ
Elodea canadensis
トチカガミ科
北アメリカ原産の沈水性水生植物で、日本全国の池沼・河川に帰化している。葉は輪生し、光合成実験材料として学校の理科授業でも広く使われる。
パイナップル🍍
Ananas comosus
パイナップル科
南アメリカ原産の多年草で、世界的な熱帯果樹。日本では沖縄・鹿児島で栽培され、温室栽培も行われる。葉の縁に鋸歯があり、中心から大きな複合果(集合果)を結ぶ。
ハス
Nelumbo nucifera
スイレン科
池沼や水田に生育する多年生水草。仏教との関わりが深く、寺院の池によく植えられる。泥水の中から清らかな花を咲かせることから清廉の象徴とされる。種子は何千年もの休眠後に発芽した例がある。
スグリ
Ribes uva-crispa
スグリ科
ヨーロッパ原産の落葉低木で、日本では北海道や高山地帯で栽培・逸出がみられる。小さな緑〜赤色の果実を結び、酸味が強くジャムなどに使われる。同科のヤブサンザシは日本に自生する。
オモダカ
Sagittaria trifolia
オモダカ科
水田や水辺に生える多年草。矢じり形の個性的な葉が特徴で、慈姑(クワイ)の仲間。夏に白い3弁花を咲かせる。水田の難防除雑草だが、面構えの良い葉形から「面高」の名がつく。
シシラン
Vittaria flexuosa
シシラン科
暖地の岩上や古木の樹皮に着生するシダ植物。葉は単葉で幅1〜2cmの細長いリボン状、長さ30〜60cm。葉の縁近くに胞子嚢群(ソーラス)が線状に並ぶ。
ハマヒサカキ
Eurya emarginata
イソマツ科
イソマツ科の代表的な日本産種はハマサジ(Limonium tetragonum)。海岸の塩性湿地に生える多年草で、細い茎に小さな紫色の花を多数つける。塩類腺から過剰な塩分を排出する機能を持つ。
コシダ
Dicranopteris pedata
コシダ科
暖地の山腹・林縁・道ばたに群落を作るシダ植物。葉は2叉分枝を繰り返して大きな扇状になる。酸性土壌・やせ地でも育ち、スギ植林地の林床や崩壊地などに優占する。
タコノキ
Pandanus boninensis
タコノキ科
小笠原諸島固有の常緑高木。幹から多数の気根(支柱根)が伸びてタコの足のように見えることが名の由来。葉は長く硬く螺旋状につき、パインアップル状の集合果をつける。
ホルトノキ
Elaeocarpus sylvestris
ホルトノキ科
暖地の海岸近くの林に生える常緑高木。常緑の葉の中に赤く紅葉した古い葉が混じる様子が独特。夏に白いフリル状の花を咲かせ、青紫色のオリーブに似た果実をつける。
モウセンゴケ
Drosera rotundifolia
モウセンゴケ科
湿原に生える食虫植物。葉の表面に赤い粘毛が多数あり、虫が触れると粘液で捕えて消化・吸収する。北海道の湿原から九州の高山湿原まで分布する。
フサモ
Myriophyllum spicatum
アリノトウグサ科
池沼・河川の水中に生える沈水性水生植物。羽状に細かく分裂した葉が水中に美しく広がる。水上に穂を出して風媒花を咲かせる。水族館の水草として有名なフサモの仲間。
ギンリョウソウ
Monotropa uniflora
ヒナノシャクジョウ科
腐生植物として知られるギンリョウソウは実際にはツツジ科(Ericaceae)に分類される。ヒナノシャクジョウ科の代表としてヒナノシャクジョウ(Burmannia championii)を紹介する。腐生の小型草本で熱帯・暖帯林の林床に生え、花は薄紫色〜白色の小さな筒状花。
アカテツ
Planchonella obovata
アカテツ科
沖縄〜九州南部の海岸林に生える常緑高木。葉は厚くて光沢があり、幹や枝を傷つけると白い乳液が出る。小さな白い花を咲かせ、黒紫色に熟す楕円形の果実は食べられる。
カワゴケソウ
Cladopus nipponica
カワゴケソウ科
急流の岩表面に張りついて生育する特殊な水生植物。苔のような扁平な体(葉状体)が岩に固着し、増水時には水中で生育、水位が下がると地上部に花を咲かせる。九州・四国・中国地方の清流に生える日本固有種。
ミツガシワ
Menyanthes trifoliata
ミツガシワ科
北方の湿原・池沼に生える多年草。3枚の小葉からなる複葉がカシワの葉に似ることから「三つ柏」の名がある。春に白い星形の花を咲かせ、花弁の内面に白い流星状の毛が目立つ。
ソテツ🌴
Cycas revoluta
ソテツ科
九州南部・沖縄に自生する裸子植物。恐竜時代から生き残る「生きた化石」。太い幹の頂部に羽状複葉が螺旋状に茂り、雌雄異株で球果(雄球果・雌球果)をつける。幹のデンプンは食用にされた。
サンショウモ
Salvinia natans
サンショウモ科
池沼・水田に浮かぶ浮水性シダ植物。葉は3枚1組で2枚の浮葉と1枚の水中葉(孢子嚢果を持つ)からなる。浮葉の表面には細かい乳頭突起があり水をはじく。
リュウビンタイ
Angiopteris lygodiifolia
リュウビンタイ科
沖縄・小笠原の湿潤な林床に生える大型シダ。葉柄の基部に多肉質の托葉(耳形托葉)が目立つ。一枚の葉が長さ2〜3mになる巨大なシダで、原始的な真葉植物として知られる。
アマモ
Zostera marina
アマモ科
海の浅瀬(干潟〜水深数m)に生える海草(かいそう)。海中に光合成をする維管束植物が生育するアマモ場(海草藻場)は稚魚の育成場・二酸化炭素吸収源として重要な生態系を提供する。
ヨウシュヤマゴボウ
Phytolacca americana
ヤマゴボウ科
北アメリカ原産の帰化植物で、道ばたや荒れ地に生える大型の多年草。高さ1〜2mになり、夏に白い花を咲かせ、秋に黒紫色のブドウのような果実をつける。全草有毒で特に根・果実の毒性が強い。
ヤマモガシ
Helicia cochinchinensis
ヤマモガシ科
九州南部・沖縄の常緑樹林に生える常緑高木。ヤマモガシ科は南半球に多い科で、日本ではこの種と数種のみが自生する。細長い穂状花序に淡黄色の花が多数並ぶ。

マツモ
Ceratophyllum demersum
キンギョモ科
池沼・水田に生える沈水性水生植物。根を持たず水中を漂いながら生育する。葉は輪生し、先が2叉に分かれた硬い線形葉が特徴。金魚藻として水槽に用いられる。
カナムグラ
Humulus japonicus
アサ科
道ばたや川岸に生えるつる性一年草。茎・葉に鋭いトゲがあり、他の植物に絡みついて大きな群落を形成する。雌雄異株で、雌株は球果状の果穂をつける。ビールの原料ホップと同属。
サラセニア
Sarracenia purpurea
サラセニア科
北アメリカ原産の食虫植物で、日本では主に温室・ビオトープで栽培される。葉が筒状の落とし穴(捕虫嚢)になり、内側の下向きの毛と消化液で昆虫を捕らえる。春に大きな赤紫色の花を咲かせる。
トクサバモクマオウ
Casuarina equisetifolia
モクマオウ科
熱帯・亜熱帯の海岸に生える常緑高木で、日本では沖縄に植栽・野生化している。葉が退化して細い緑色の節のある茎(葉状枝)が光合成を行い、トクサに似て見える。根に根粒菌を持ち窒素固定する。
ツルムラサキ
Basella alba
ツルムラサキ科
東南アジア原産のつる性一年草で、食用として日本でも栽培される。夏の暑さに強く、多肉質な葉は炒め物・おひたしに使われる。小さな淡紅色〜白色の花を穂状につけ、果実は黒紫色に熟す。
ラフレシア
Rafflesia arnoldii
ラフレシア科
東南アジア固有の寄生植物で世界最大の花(直径最大1m)を咲かせることで知られる。葉・茎・根を持たず、宿主のブドウ科 Tetrastigma の根・茎の組織内に菌糸状に寄生する。腐肉臭を放ち甲虫・ハエによって送粉される。
サンカクイグサモ
Triglochin palustre
シバナ科
塩性湿地や内陸湿地に生える多年草。細長い棒状の葉とイネ科のような穂状花序が特徴。葉や根に青酸配糖体を含み有毒。日本では北海道の湿原に稀に見られる。
ニワトコ
Sambucus racemosa subsp. sieboldiana
レンプクソウ科
山地の林縁や谷沿いに生える落葉低木〜小高木。早春に小さな白い花を円錐花序に多数咲かせ、初夏に赤い小果実が房状に熟す。スイカズラ科から分離してレンプクソウ科とされた。
ヤマビワ
Olax imbricata
オラクス科
熱帯・亜熱帯に分布する低木で、日本では沖縄・南西諸島に自生する。半寄生性を示し、他植物の根に寄生根(ハウストリア)を送り込む。小さな白〜淡黄色の花をつける。
ハスノハギリ
Hernandia nymphaeifolia
ハスノハギリ科
小笠原・琉球諸島の海岸近くに生える常緑高木。大きな円形の葉がハスの葉に似ることが名の由来。白い花を咲かせ、風船のような苞に包まれた果実が特徴的。
コカノキ
Erythroxylum novogranatense
コカノキ科
コカノキ科は南アメリカのコカノキが有名。日本ではほとんど自生せず、薬用研究の文脈で知られる。葉にコカインを含むアルカロイドを持ち、アンデス地方では古くから噛みタバコとして使われてきた。
ベニノキ
Bixa orellana
ベニノキ科
中南アメリカ原産の常緑低木〜小高木。種子を包む赤橙色の果肉(アナトー色素)から天然着色料(ベニノキ色素)を採る。ハイビスカスに似た大きなピンクの花を咲かせる。日本では温室植物として稀に見られる。
ハングアナ
Hanguana malayana
ハングアナ科
東南アジアの熱帯林に生育する単子葉植物。日本では栽培植物として沖縄などで稀に見られる。大型の葉をロゼット状に広げ、茎から直接花穂を出す。ハングアナ科は1科1属の科。
ハナイ
Butomus umbellatus
ハナイ科
ユーラシア原産の多年性水生植物。日本では稀に帰化が確認されている。三稜のある細長い葉を直立させ、夏に長い花茎の頂部に散形花序をつけ、淡紅色の美しい6花被片の花を咲かせる。
グネタム
Gnetum gnemon
グネツム科
東南アジアの熱帯林に生育する裸子植物。被子植物に似た幅広い葉と肉質の仮種皮に覆われた種子を持つ特異な裸子植物。種子・若葉は東南アジアで食用とされる。日本では沖縄・小笠原で稀に植栽が見られる。
レスチオ
Restio tetraphyllus
サンアソウ科
主に南アフリカ(フィンボス)とオーストラリアに分布する単子葉植物。葉が退化して緑色の茎が光合成を担う。日本ではガーデニング素材として一部流通しているが自生はしない。
パンダノキ
Panda oleosa
パンダ科
西アフリカ(ガボン・カメルーン)の熱帯雨林に生育する大型常緑高木。パンダ科(Pandaceae)は1科3属ほどの小さな科で日本には自生しない。果実は食用になり種子から油が採れる。
ウェルウィッチア
Welwitschia mirabilis
ウェルウィッチア科
ナミビア砂漠固有の「生きた化石」裸子植物。一生に2枚しか葉を出さず、その2枚が長年にわたり成長し続けてボロボロになる。樹齢1000〜2000年以上の個体が存在する。1科1属1種の独立した系統。
フクロユキノシタ
Cephalotus follicularis
フクロユキノシタ科
オーストラリア西南部にのみ自生する食虫植物。ユニークな落とし穴型捕虫嚢を持ち、普通の平らな葉と捕虫葉の2種類の葉を同時につける。食虫植物愛好家の間で珍重される。
オピリア
Opilia amentacea
オピリア科
アフリカ・アジアの熱帯に分布する低木または木本性つる植物。日本には自生しないが、インド・東南アジアでは葉・果実が食用・薬用に用いられる。半寄生性で根に吸器を持つ。
オニヤブソテツ
Cyrtomium falcatum
オシダ科
海岸近くの岩場や石垣に生える常緑のシダ植物。光沢のある羽片が特徴で、クリスマスの飾りとして欧米でも利用される。オシダ科は日本で最も種数の多いシダ科のひとつ。
ユキノシタ
Saxifraga stolonifera
ユキノシタ科
湿った岩場や石垣に生える多年草。白い小花の下2枚の花弁が長く垂れ下がり、雪の下に咲く様子が名前の由来とされる。葉は食用にも使われ、天ぷらにすると美味しい。
ノキシノブ
Lepisorus thunbergianus
ウラボシ科
樹皮や岩・石垣・屋根の軒下などに着生する常緑の小型シダ。単葉で細長く、裏面に丸い胞子嚢群が二列に並ぶ。乾燥すると葉が丸まるが、水分を得ると元に戻る。
キンモクセイ
Osmanthus fragrans var. aurantiacus
モクセイ科
秋に強い甘い香りのオレンジ色の小花を咲かせる常緑高木。日本では庭木として広く植えられる。中国原産で、雄株のみが普及しているため日本では結実しないことが多い。
ユズ🍊
Citrus junos
ミカン科
日本で古くから栽培されるミカン科の常緑小高木。果実は酸味が強く、果皮の芳香が特に珍重される。冬至にユズ湯に使う文化が広く根付いており、日本を代表する柑橘のひとつ。
ワスレナグサ
Myosotis alpestris
ムラサキ科
春に小さな青紫色の花を多数咲かせる一〜二年草。ヨーロッパ原産の園芸植物として日本各地で広く栽培・逸出し、河川敷や道ばたでも見られる。花言葉「私を忘れないで」で知られる。
シュロ
Trachycarpus fortunei
ヤシ科
日本で最も身近なヤシ科の常緑高木。幹に褐色の繊維質の葉鞘が残り、扇形の葉が頂部に集まる。九州南部が原産とも言われるが詳細は不明で、古くから各地の庭に植えられてきた。
キツネノマゴ
Justicia procumbens
キツネノマゴ科
道ばたや草地に普通に見られる小型の一年草。夏から秋にかけて穂状花序に淡紅紫色の唇形花を咲かせる。和名は花穂の形がキツネの孫に似るからとも言われる。
モチノキ
Ilex integra
モチノキ科
本州・四国・九州の暖温帯に生える常緑高木。冬に赤い球形の果実をつけ、庭木や公園樹として人気が高い。樹皮からとれる粘着物質(トリモチ)が名前の由来。
ヒカゲノカズラ
Lycopodium clavatum
ヒカゲノカズラ科
山地の林床に生えるヒカゲノカズラ植物(小葉植物)。地を這う茎が長く伸び、小さな鱗片状の葉が密につく。胞子は滑らかで可燃性があり、かつて火工品や薬に使われた。
キョウチクトウ🌸
Nerium oleander
キョウチクトウ科
地中海原産の常緑低木〜小高木。夏に桃色・白色などの大きな5弁花を多数咲かせ、道路の分離帯や公園に広く植えられる。全株に強い毒性があり、燃やした煙も危険。
サワフタギ
Symplocos sawafutagi
ハイノキ科
山地の沢沿いや林縁に生える落葉低木〜小高木。初夏に白い小花が枝に密集して咲き、秋に藍色の美しい果実をつける。藍色果実は鳥に人気が高い。
ナンテン
Nandina domestica
メギ科
日本・中国原産の常緑低木。「難転(難を転ずる)」の語呂合わせから縁起木とされ、庭や社寺に広く植えられる。冬に赤い果実が美しく、葉は秋〜冬に紅葉する。
ナツグミ
Elaeagnus multiflora
グミ科
日本各地の山野や海岸に生える落葉低木。初夏に赤く熟した楕円形の果実をつけ、甘酸っぱく食べられる。葉や茎の裏面は銀白色の鱗片毛に覆われる。
イワタバコ
Conandron ramondioides
イワタバコ科
渓谷の湿った岩壁に着生する多年草。大きな葉がタバコの葉に似ることから名付けられた。夏に紫色の花を咲かせ、渓谷の岩場を彩る。日本固有属コナンドロンの代表種。
ノボタン
Melastoma candidum
ノボタン科
九州南部・沖縄の山野に生える常緑低木。夏〜秋に大きな紫色の5弁花を咲かせる。葉には3本の主脈が目立ち、葉面に粗い毛が多い。ノボタン科の特徴的な弓状主脈をよく示す。
ノウゼンカズラ
Campsis grandiflora
ノウゼンカズラ科
中国原産のつる性落葉木本。夏に橙赤色の大きなラッパ形の花を多数咲かせる。気根で支柱や壁に張り付いて高く登り、日本では古くから庭木として栽培されてきた。
ヤマノイモ
Dioscorea japonica
ヤマノイモ科
山野に自生するつる性の多年草。地下に細長いイモ(担根体)が垂直に伸び、食用になる。葉腋にむかごをつけ、葉はハート形で対生〜輪生状につく。
フウトウカズラ
Piper kadsura
コショウ科
暖地の林縁に生えるつる性の常緑木本。コショウ属の日本産植物で、小さな花が穂状花序に密集する。葉は革質・卵形で光沢があり、果実は小さく赤く熟す。
シシガシラ
Blechnum niponicum
シシガシラ科
山地の林床や渓谷沿いに生えるシダ植物。栄養葉と胞子葉で形が大きく異なる(二形)のが特徴。胞子葉の胞子嚢群は中肋に沿って線状に並ぶ。
アオツヅラフジ
Cocculus orbiculatus
ツヅラフジ科
山野の林縁や道ばたに生えるつる性の落葉木本。秋に藍黒色の球形果実が房状につき、内部の種子がカタツムリ状の形をもつ。葉の形は変異が大きい。
ヒメハギ
Polygala japonica
ヒメハギ科
日当たりの良い草地や山野に生える小型の多年草。春〜初夏にかけて紫色の花を咲かせる。花の形がマメ科に似て見えるが、別の科に属する収斂進化の例。
スベリヒユ
Portulaca oleracea
スベリヒユ科
畑や道ばたに生える一年草。茎葉が多肉質で乾燥に強く、夏の暑い時期にも旺盛に繁茂する。葉は食用になり、世界各地で野菜として利用される。
ギョボウシ
Cleome gynandra
フウチョウソウ科
南アジア原産の一年草で、日本では沖縄・小笠原など暖地に帰化している。白〜淡紫色の花弁4枚と長く突き出た雄しべが特徴的で、全体に強い臭気がある。
ツゲ
Buxus microphylla var. japonica
ツゲ科
日本固有変種の常緑低木〜小高木。材は非常に硬く緻密で、将棋の駒・印鑑・くしの材料として古来珍重される。庭木・生垣としても広く利用される。
トケイソウ
Passiflora caerulea
トケイソウ科
南アメリカ原産のつる性常緑多年草。花の形が時計の文字盤に似ることから「時計草」と呼ばれる。日本では観賞用に広く栽培され、暖地では野生化もしている。
トベラ
Pittosporum tobira
トベラ科
海岸に生える常緑低木〜小高木。春に白い芳香の強い花を咲かせ、秋に橙赤色の種子が入った果実が裂開する。潮風に強く防風樹・庭木として広く利用される。
ウエマツソウ🌸
Sciaphila secundiflora
ホンゴウソウ科
腐生性の単子葉植物で、葉緑素をもたず菌類に寄生して生活する。茎は細く赤褐色〜白色で地上に短期間だけ姿を現す。南西諸島の湿潤な林床に生育する。
ミツバウツギ
Staphylea bumalda
ミツバウツギ科
山地の林縁や渓谷沿いに生える落葉低木。春に白い小花が房状に垂れ下がって咲く。果実は風船状に膨らんだ袋果で、中に硬い種子が入る。3小葉からなる葉が名前の由来。
ボタン
Paeonia suffruticosa
ボタン科
中国原産の落葉低木で、「花の王」とも呼ばれる。大きな豪華な花は4〜5月に開き、白・紅・紫など多彩な品種がある。奈良時代に渡来し、日本の園芸文化に深く根付いている。
アケビ
Akebia quinata
アケビ科
山野に自生するつる性の落葉木本。秋に紫色の果実が割れて白い果肉と黒い種子が現れ、甘く食べられる。5枚の小葉が特徴的で、春に小さな紫花を咲かせる。
センリョウ
Sarcandra glabra
センリョウ科
暖温帯林の林床に生える常緑低木。冬に赤い丸い果実が多数つき、正月の縁起飾りとして珍重される。マンリョウ(ヤブコウジ科)と並び冬の縁起植物の代表。
ウツボカズラ🪴
Nepenthes mirabilis
ウツボカズラ科
東南アジアを中心に分布する食虫植物で、日本では小笠原諸島に自生する種がある。葉の先端が壺状に変形し、中に消化液を蓄えて虫を捕らえる。
ナンヨウスギ
Araucaria heterophylla
ナンヨウスギ科
ノーフォーク島原産の常緑針葉樹で、日本では暖地や室内観葉植物として栽培される。端正な三角形のシルエットが特徴で、クリスマスツリーにも利用される。
ウミシバ
Syringodium isoetifolium
シラスナ科
海中の砂底に生える海草の一種。葉は円筒形で断面が丸く、沖縄・南西諸島の熱帯海域に分布する。アマモ類とともに海草藻場を形成し、沿岸生態系の重要な基盤植物。
サネカズラ
Kadsura japonica
マツブサ科
暖温帯の林縁に生えるつる性常緑木本。秋に赤い小球果が集まった球形の集合果をつけ美しい。葉・茎から粘液が採れ、古くは整髪料(鬢付け油)に使われた。
アカウキクサ
Azolla japonica
アカウキクサ科
水田や池・沼に浮かぶ小型のシダ植物。葉は細かく重なり合い、秋〜冬に赤く紅葉する。シアノバクテリア(アナベナ)と共生して窒素固定を行い、水田の緑肥として利用される。
ミズニラ
Isoetes japonica
ミズニラ科
山地の池や沼の水中・水辺に生える水生の小葉植物。細長いニラ状の葉が根茎から束生する。石炭紀の巨木の子孫で、現生の小葉植物の中でも特に原始的なグループ。
ザクロソウ
Mollugo stricta
ザクロソウ科
畑や道ばたに生える小型の一年草。茎は地を這うかやや立ち上がり、ザクロの葉に似た葉を輪生状につけることから名付けられた。小さな白い花を夏〜秋に咲かせる。
カンラン
Canarium album
カンラン科
東アジア〜東南アジア原産の常緑高木。オリーブに似た果実は食用にされ、中国では「橄欖」と呼ばれる。樹脂は芳香性で古くから薬・香料に利用される。
ハマビシ
Tribulus terrestris
ハマビシ科
海岸の砂地に生える匍匐性の一年草。堅くとげのある果実がひし形に似ることから名付けられた。夏に小さな黄色の花を咲かせ、果実が足に刺さりやすい。
ツノゴマ
Proboscidea louisianica
ツノゴマ科
北アメリカ原産の一年草で日本では帰化植物。果実に長い鉤状の角が2本あり、動物の足や毛皮に引っかかって散布される。葉・茎に粘毛が多く独特の臭気がある。
カツラ
Cercidiphyllum japonicum
カツラ科
日本・中国に自生する落葉高木。秋の黄葉時にカラメルのような甘い香りを放つことで有名。ハート形の葉が対生し、川沿いや湿った谷地に大木になる。
ノウゼンハレン
Tropaeolum majus
ノウゼンハレン科
南アメリカ原産の一年草。丸い盾形の葉と橙・黄・赤色の鮮やかな花が特徴で、世界中で観賞・食用に栽培される。花・葉ともに辛味があり、サラダに使われる。
リュウキュウシロタマモドキ
Parinari laurina
クリソバラヌス科
沖縄・南西諸島の海岸林に生える常緑高木。クリソバラヌス科は熱帯に広く分布するバラ目の科で、日本では南西諸島に少数の種が知られる。堅硬な核果をつける。
リョウブ
Clethra barbinervis
リョウブ科
山地の尾根や明るい林に生える落葉小高木〜高木。夏に白い小花が穂状に多数咲き、甘い香りを放つ。樹皮はサルスベリに似てなめらかで剥がれやすい。若葉は食用になる。
サクライソウ
Petrosavia sakuraii
サクライソウ科
腐生性の単子葉植物で、山地の暗い林床に生える。葉緑素をもたず、菌類を介して有機物を得る菌従属栄養植物。日本では本州・四国・九州に稀に見られる。
ヤマグルマ
Trochodendron aralioides
ヤマグルマ科
日本・朝鮮・台湾の山地に生える常緑高木。花弁・萼片をもたない花をつけ、葉は枝先に輪生状に集まる様子が車輪のよう。道管をもたない原始的な木本として著名。
リュウキュウガキ
Vatica mangachapoi
フタバガキ科
沖縄・南西諸島に分布する常緑高木。フタバガキ科は東南アジアの熱帯雨林を構成する主要樹種で、日本では南西諸島に少数の種が分布する。果実に翼状の萼片が発達する。
フサザクラ
Euptelea polyandra
フサザクラ科
山地の渓谷沿いに生える落葉小高木。春、葉より先に赤い雄しべが房状に垂れ下がって咲き美しい。花弁・萼片をもたない原始的な花構造をもつ。フサザクラ科は1属2種の小さな科。
ハンニチバナ
Helianthemum nummularium
ハンニチバナ科
地中海沿岸原産の多年草〜小低木で、日本では帰化植物として稀に見られる。黄色い花が午前中だけ開いて閉じる(半日花)ことが名前の由来。石灰岩地の乾燥した草地を好む。
タヌキアヤメ
Philydrum lanuginosum
タヌキアヤメ科
東アジア〜オーストラリアに分布する水生の多年草で、日本では本州西部・四国・九州に分布する。湿地や水田周辺に生え、夏に黄色の花を穂状に咲かせる。
ダティスカ
Datisca cannabina
ダティスカ科
地中海東部〜中央アジア原産の多年草で、日本では植物園などで栽培される。大麻(ヘンプ)に似た掌状複葉をもつことから学名に cannabina の名がつく。黄色色素を含む。
スリアナ
Suriana maritima
スリアナ科
熱帯・亜熱帯の海岸に生える常緑低木で、日本では沖縄・南西諸島の珊瑚礁上の砂地に生育する。強い潮風と乾燥に耐え、海岸線を固定する役割をもつ。
デゲネリア
Degeneria vitiensis
デゲネリア科
フィジー固有の常緑高木で、1属2種のみからなる。日本では植物園のみに栽培されるが、被子植物の初期進化を研究する上で極めて重要な「生きた化石」的な植物。
カリオカル
Caryocar brasiliense
バターナット科
南アメリカ原産の常緑高木で、日本では植物園のみに栽培される。果実は大きく堅い核果で食用になる。ブラジルのセラード(サバンナ)を代表する樹種のひとつ。
アンシストロクラダス
Ancistrocladus heyneanus
アンシストロクラダス科
アジア・アフリカの熱帯に分布するつる性木本で、1属のみの単型科。枝先がかぎ状に曲がって他物に引っかかりながら登る。日本では植物園でのみ栽培される稀少な植物。
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イネ🌾
Oryza sativa
イネ科
日本の主食として数千年にわたり栽培されてきた一年草。水田で育てられるジャポニカ種が日本では主流で、弥生時代に大陸から伝来したとされる。米は炊飯・餅・日本酒・味噌など和食文化の根幹を成し、稲作は日本の農村文化・行事・景観を形作ってきた。
コムギ🌾
Triticum aestivum
イネ科
世界三大穀物のひとつで、パン・麺・菓子など多様な食品の原料となる一年草。日本には奈良時代以前に伝来し、うどん・そうめん・お好み焼きなど日本食文化にも深く根付いている。国内では北海道が主産地。

オオムギ🌾
Hordeum vulgare
イネ科
麦茶・麦飯・味噌・ビール・ウイスキーの原料として利用される一年草。コムギより耐寒・耐乾燥性が高く、日本では麦踏みの光景で春の風物詩にもなってきた。押し麦として白米に混ぜる食べ方は食物繊維補給として近年再注目されている。

ダイズ🫘
Glycine max
マメ科
豆腐・味噌・醤油・納豆・豆乳など日本の食文化を支える「畑の肉」と称される一年草。タンパク質・脂質・イソフラボンを豊富に含む。根粒菌と共生して窒素固定を行い、輪作で土壌を豊かにする役割も担う。
アズキ🫘
Vigna angularis
マメ科
和菓子・赤飯・ぜんざいなど日本の伝統食・祭礼食に欠かせない豆。赤い色と甘みが特徴で、正月や祝事に赤飯として食べる習慣は古来から続く。東アジア原産で日本でも古くから栽培され、北海道が主産地。

トウモロコシ🌽
Zea mays
イネ科
南米アンデス地方原産の一年草で、世界の三大穀物のひとつ。日本では夏の野菜として茹でや焼きトウモロコシで親しまれるほか、コーンスターチ・飼料・バイオ燃料など幅広く利用される。北海道の大規模農業において特に重要な作物。

ソバ🌸
Fagopyrum esculentum
タデ科
日本の伝統食「そば」の原料となる一年草。イネ科ではなくタデ科に属し、種子を粉にして麺や蕎麦がきに用いる「擬似穀物」。山岳地帯など痩せた土地でも育ちやすく、年越しそばや信州・出雲などの食文化と深く結びつく。

ダイコン🌿
Raphanus sativus
アブラナ科
日本で最も消費量の多い野菜のひとつ。白くて大型の根(肥大した胚軸)を食用とし、煮物・漬物・おろしなど和食に幅広く使われる。辛み成分イソチオシアネートを含み、消化酵素も豊富。三浦・青首など数多くの品種がある。

キャベツ🥬
Brassica oleracea var. capitata
アブラナ科
地中海原産のケールを起源とし、球状に肥大した葉を食べる二年草(栽培上は一年草扱い)。サラダ・炒め物・お好み焼き・ロールキャベツなど洋食・和食双方に広く使われる。ビタミンCとビタミンUを豊富に含み、胃腸に良い野菜として知られる。

ニンジン🥕
Daucus carota subsp. sativus
セリ科
橙色の根(主根)を食用とする二年草。β-カロテンを豊富に含み、体内でビタミンAに変換される栄養価の高い野菜。煮物・カレー・きんぴらなど和洋中で幅広く利用される。日本には17世紀頃に渡来した西洋ニンジンが現在の主流。

トマト🍅
Solanum lycopersicum
ナス科
南米アンデス原産の一年草。赤く熟した果実はリコピンやビタミンCを豊富に含み、サラダ・パスタ・ケチャップなど洋食の定番食材。江戸時代に日本に伝来したが広く食用になったのは明治以降。日本の温室栽培技術により高品質な国産トマトが生産されている。
キュウリ🥒
Cucumis sativus
ウリ科
インド原産のつる性一年草。緑色の果実は夏野菜の代表格で、漬物・サラダ・酢の物など和洋中の料理に幅広く使われる。水分を多く含みみずみずしく、夏の暑い時期に清涼感を与える野菜として日本食に欠かせない存在。

タマネギ🧅
Allium cepa
ヒガンバナ科
中央アジア原産の二年草(栽培上は一年草)。肥大した鱗茎(球根)を食用とし、炒め物・スープ・煮込みなど洋食・和食を問わず幅広く利用される。硫化アリルによる辛みと甘みが特徴で、加熱すると甘みが増す。北海道が国内最大の産地。

ジャガイモ🥔
Solanum tuberosum
ナス科
南米アンデス原産の多年草(栽培上は一年草)。地下茎(塊茎)を食用とし、肉じゃが・カレー・コロッケなど日本食にも深く根付いている。デンプン・ビタミンC・カリウムを多く含み、江戸時代末期から明治にかけて日本に普及した。北海道が全国の約80%を生産。

ホウレンソウ🌿
Spinacia oleracea
ヒユ科
中央アジア原産の一年草〜二年草。鉄分・葉酸・β-カロテン・ビタミンKを豊富に含む緑黄色野菜の代表格。おひたし・炒め物・汁物など日本の食卓に欠かせない。シュウ酸を含むため下茹でが推奨されるが、近年は少ないサラダ用品種も普及している。

ゴボウ🌿
Arctium lappa
キク科
ユーラシア原産のキク科の二年草。日本・韓国・台湾のみで根を食用とする珍しい野菜で、きんぴらごぼう・豚汁・炊き込みご飯などに使われる。食物繊維が豊富で腸内環境の改善に役立つとされる。独特の土臭い香りと歯ごたえが特徴。
ネギ🌿
Allium fistulosum
ヒガンバナ科
中国原産の多年草(栽培上は一〜二年草)。薬味・鍋料理・蕎麦の薬味など日本食に不可欠な野菜。白ネギ(根深ネギ)と青ネギに大別され、関東では白い部分、関西では青い葉の部分を主に食べる。辛み・香りが料理の風味を引き立てる。

ニンニク🌿
Allium sativum
ヒガンバナ科
中央アジア原産の多年草(栽培上は一年草)。鱗茎(球根)を食用・薬用とし、強い香りと風味で和洋中の料理に使われる。アリシンという硫化物が抗菌・免疫強化・疲労回復に効果があるとされ、日本では青森県が主要産地。

ニホンカボチャ(カボチャ)🎃
Cucurbita moschata
ウリ科
中南米原産のつる性一年草。日本かぼちゃ(Cucurbita moschata)と西洋かぼちゃ(C. maxima)が主に栽培される。煮物・天ぷら・スープ・スイーツと幅広く利用され、冬至にカボチャを食べる習慣がある。β-カロテン・ビタミンC・Eを豊富に含む栄養価の高い野菜。
サツマイモ🍠
Ipomoea batatas
ヒルガオ科
中南米原産のつる性多年草(栽培上は一年草)。肥大した塊根を食用とし、焼き芋・天ぷら・芋けんぴ・スイートポテトなど多彩な料理に使われる。江戸時代に薩摩(鹿児島)を経由して全国に普及し「薩摩芋」の名がついた。β-カロテン・食物繊維・ビタミンCが豊富。

ウンシュウミカン(ミカン)🍊
Citrus unshiu
ミカン科
日本で最もポピュラーな柑橘類で、温州ミカンとも呼ばれる。中国原産と考えられ、日本での栽培は古くから行われてきた。甘みと酸味のバランスがよく種なしで食べやすい。静岡・和歌山・愛媛・熊本などが主産地で、冬の風物詩としてこたつとともに親しまれる。
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リンゴ🍎
Malus domestica
バラ科
中央アジア原産の落葉果樹で、世界で最も広く栽培される果物のひとつ。日本には明治時代に西洋品種が導入され、青森・長野を中心に大規模に生産される。「ふじ」「サンふじ」「つがる」など多数の品種がある。秋に収穫される赤い果実は栄養価が高く、加工食品にも幅広く利用される。

モモ🍑
Prunus persica
バラ科
中国原産の落葉果樹で、弥生時代には日本に伝来したとされる。日本の食文化・民話に深く根付いており、桃太郎伝説にも登場する。山梨・福島・長野が主産地。果実は甘く香りが高く、白桃・黄桃などの品種がある。春に咲く淡桃色の花も観賞用として親しまれる。

ヤマナシ(ナシ)🍐
Pyrus pyrifolia
バラ科
東アジア原産の落葉果樹で、日本では千年以上の栽培の歴史を持つ。「幸水」「豊水」「二十世紀」などの品種が広く流通する。果実はシャリシャリとした歯触りと高い水分が特徴で、夏から秋にかけて出回る。千葉・茨城・栃木・鳥取が主な産地。

イチゴ🍓
Fragaria × ananassa
バラ科
オランダイチゴとも呼ばれる栽培品種で、18世紀にヨーロッパで交雑育成された。日本には江戸時代末期に導入され、現在では「とちおとめ」「あまおう」「さがほのか」など多数の日本独自品種が開発されている。ケーキやスイーツの材料として欠かせず、ビニールハウスでの促成栽培により冬〜春が旬となっている。

スイカ🍉
Citrullus lanatus
ウリ科
アフリカ南部原産の一年草で、夏の果物の代名詞。日本には江戸時代に広まり、現在では熊本・千葉・山形などが主産地。緑と黒の縞模様の外皮の中に赤く甘い果肉が詰まっており、95%近くが水分。夏の暑い時期の水分補給源として広く食べられる。

ワサビ🌿
Wasabia japonica
アブラナ科
日本固有の多年草で、清澄な渓流沿いに自生する。根茎をすり下ろして得られる緑色の辛味成分(アリルイソチオシアネート)は寿司・刺身に欠かせない薬味。島根県・静岡県(天城・大井川)などが主産地で、水ワサビ(水耕)と陸ワサビの栽培方法がある。

サンショウ🌿
Zanthoxylum piperitum
ミカン科
日本在来の落葉低木で、春の若葉(木の芽)、花山椒、実山椒と、一年を通じてさまざまな形で利用される日本の伝統的な香辛料。ピリリとした独特の痺れる辛味はサンショオール(ヒドロキシ-α-サンショオール)によるもの。鰻の蒲焼きや佃煮など日本料理に欠かせない。

シソ🌿
Perilla frutescens var. crispa
シソ科
東アジア原産の一年草で、日本では縄文時代から利用されてきたとされる。赤紫蘇と青紫蘇(大葉)があり、梅干しの色付け・薬味・天ぷら・ジュースなど幅広く使われる。独特の爽やかな香りはペリルアルデヒドによるもので、防腐・抗菌作用を持つ。

ショウガ🌿
Zingiber officinale
ショウガ科
熱帯アジア原産の多年草で、日本には弥生時代に渡来したとされる。地下の根茎が辛味・香り成分(ジンゲロール・ショウガオール)を含み、薬味・生薬・加工食品に広く使われる。高知県が日本最大の産地。体を温める効果があるとして、冷え性対策にも利用される。
バラ🌹
Rosa hybrida
バラ科
世界で最も広く愛される観賞花木で、現代バラ(モダンローズ)は19世紀以降の欧米での品種改良によって生み出された園芸品種群。日本でも江戸時代から栽培が始まり、現在では国内外に多数の品種が流通する。バレンタインデーや記念日の贈り花として国際的なシンボルとなっている。

チューリップ🌷
Tulipa gesneriana
ユリ科
中央アジア〜地中海東部原産の球根植物。17世紀オランダで投機的ブームを巻き起こした「チューリップ・バブル」でも知られる。日本には江戸時代末期に渡来し、現在では新潟・富山が主な球根産地。春の花壇を彩る代表的な植物で、色・形・模様の品種数は数千に及ぶ。

キク🌸
Chrysanthemum morifolium
キク科
中国原産の多年草で、奈良時代に日本に伝来した。日本の国花(非公式)のひとつとして皇室の紋章にも使われ、古来から詩歌・絵画・工芸品に描かれてきた。秋の重陽の節句(菊の節句)には菊酒を飲む習慣がある。仏花・食用菊・切り花・盆栽菊など多彩な利用形態がある。

フジ💜
Wisteria floribunda
マメ科
日本固有のつる性落葉木本で、古来から万葉集にも詠まれてきた春の代表的な花。房状に垂れ下がる淡紫色〜白色の花序は壮観で、栃木県の「あしかがフラワーパーク」の大藤が世界的に有名。幹は右巻き(時計回り)でつるを巻く。日本庭園・公園のパーゴラに多く使われる。

ツツジ🌸
Rhododendron obtusum
ツツジ科
日本各地の山野や公園に広く分布・植栽される常緑〜半常緑低木。春に咲く鮮やかな花は日本の春の風物詩で、道路沿いや公園の生垣として最もよく使われる植物のひとつ。品種は「ヒラドツツジ」「キリシマツツジ」「クルメツツジ」など多数あり、白・桃・赤・紫など多彩な花色がある。

スイセン🌼
Narcissus tazetta var. chinensis
ヒガンバナ科
地中海沿岸原産の球根植物で、日本へは室町時代頃に渡来したとされる。日本水仙とも呼ばれ、白い外花被と黄色い副花冠(杯)のコントラストが美しい。福井県の越前海岸、兵庫県の淡路島、千葉県の鋸山などが群生地として有名。冬〜早春に清楚な白い花を咲かせ、正月の生け花にも使われる。

モウソウチク🎋
Phyllostachys edulis
イネ科
中国原産の大型タケで、江戸時代中期(18世紀)に日本に渡来した。日本で最も広く分布するタケで、急速な地下茎による拡大が問題となっている一方、タケノコ(4〜5月)は食用として珍重される。稈(かん)の直径は最大20cm、高さ20m以上に達する。竹材は建材・工芸品・楽器・竹炭などに利用される。
ブナ🌳
Fagus crenata
ブナ科
日本固有の落葉広葉樹で、北海道南西部から九州まで分布する。冷温帯の山地帯において純林(ブナ林)を形成し、日本の植生を代表する極相樹種。白神山地(青森・秋田)のブナ原生林はユネスコ世界自然遺産に登録されている。「ブナ帯文化」という言葉があるほど、多雪地帯の生態・文化と深く関わる。秋の黄葉も美しい。

クロガネモチ
Ilex rotunda
モチノキ科
雌雄異株の常緑広葉樹で、晩秋から冬にかけて枝いっぱいに鮮やかな赤い小さな実をつける。庭木や街路樹として広く植栽される。

フウ
Liquidambar formosana
フウ科
中国・台湾原産のフウ科の落葉高木で、紅葉が美しく公園樹として植えられる。葉は3裂し、球形のとげのある集合果をつける。

スダジイ🌳
Castanopsis sieboldii
ブナ科
ブナ科の常緑高木で、暖温帯の照葉樹林を代表する樹種。秋に細長いどんぐり(堅果)を実らせ、生で食べられる。
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ムサシアブミ🌿
Arisaema ringens
サトイモ科
サトイモ科テンナンショウ属の多年草。仏炎苞が馬の鐙のような独特の形をし、3小葉からなる大きな葉をつける。

ヒサカキ
Eurya japonica
サカキ科
サカキ科の常緑小高木で、神仏の供花として広く利用される。早春に小さな白〜淡黄色の花を密につけ、独特の匂いを放つ。
アオキ
Aucuba japonica
ガリア科
ガリア科の常緑低木で、林床のやや暗い場所に生える。雌株は冬に鮮やかな赤い楕円形の果実をつけ、観賞用に庭園にも植栽される。
カラマツ🌲
Larix kaempferi
マツ科
マツ科の落葉針葉樹で、日本産針葉樹では珍しく秋に黄葉して落葉する。亜高山帯に自生し、造林木としても広く植えられる。
トゲミノキツネノボタン🌸
Ranunculus muricatus
キンポウゲ科
地中海沿岸原産のキンポウゲ科の一年草で、近年帰化が広がる。果実の表面に長いとげ状の突起があるのが特徴。
タブノキ🌿
Machilus thunbergii
クスノキ科
クスノキ科の常緑高木で、海岸近くの照葉樹林を代表する樹種。樹皮や葉から線香の材料となる粉が採れる。
コスギゴケ
Pogonatum inflexum
スギゴケ科
スギゴケ科の蘚類で、林床や道端の湿った地面に群生する。スギゴケに似るがやや小型で葉が短い。

オヒルギ
Bruguiera gymnorhiza
ヒルギ科
ヒルギ科の常緑高木で、亜熱帯のマングローブ林を構成する代表種。膝根と呼ばれる屈曲した呼吸根を地表に出す。

ヤエヤマヒルギ
Rhizophora mucronata
ヒルギ科
ヒルギ科の常緑高木で、八重山諸島など南西諸島のマングローブ林に生育する。タコの足のような支柱根が特徴。

オオハナワラビ
Botrychium japonicum
ハナヤスリ科
ハナヤスリ科の冬緑性シダで、栄養葉と胞子葉が分かれている。秋に出葉し冬を越して春に胞子を散布する。

キツネノボタン🌸
Ranunculus silerifolius
キンポウゲ科
キンポウゲ科の多年草で、湿った場所に生える。黄色い小さな花を咲かせ、有毒で家畜が食べないため牧草地に残ることが多い。

マルバウツギ🌸
Deutzia scabra
アジサイ科
アジサイ科ウツギ属の落葉低木で、初夏に円錐花序の白い小花を多数咲かせる。葉が比較的丸みを帯びる。
セリバオオバコ
Plantago coronopus
オオバコ科
ヨーロッパ原産のオオバコ科の越年草で、海岸付近に帰化する。葉が深く羽状に裂けるのが特徴。

イヌビワ
Ficus erecta
クワ科
クワ科イチジク属の落葉小高木で、雌雄異株。イチジクに似た小さな果実をつけ、熟すと黒紫色になる。
カントウマムシグサ🌿
Arisaema serratum
サトイモ科
サトイモ科テンナンショウ属の多年草で、関東以西に広く分布する。仏炎苞は緑色〜紫褐色で、秋に赤いトウモロコシ状の果実をつける。

ハゼノキ🍂
Toxicodendron succedaneum
ウルシ科
ウルシ科の落葉小高木で、秋に鮮やかに紅葉する。果実から木蝋が採れたためかつて栽培された。樹液でかぶれることがある。

ヤブカンゾウ
Hemerocallis fulva
ワスレグサ科
ワスレグサ科の多年草で、夏にオレンジ色の八重咲きの花を咲かせる。3倍体で結実せず、地下茎で広がる。

オオシマザクラ🌸
Cerasus speciosa
バラ科
バラ科の落葉高木で、伊豆諸島原産のサクラ。ソメイヨシノなど多くの園芸品種の親となった。葉は桜餅に使われる。
サギゴケ
Mazus miquelii
サギゴケ科
サギゴケ科の多年草で、田の畦や湿った草地に群生する。白〜紫色の花がサギに似ることから名づけられた。

モミジバフウ
Liquidambar styraciflua
フウ科
北米原産のフウ科落葉高木で、葉がモミジに似て5〜7裂する。秋の紅葉が鮮やかで街路樹や公園樹として人気。

シロダモ🌿
Neolitsea sericea
クスノキ科
クスノキ科の常緑高木で、葉裏が銀白色になるのが名の由来。雌雄異株で、晩秋に小さな黄色い花が咲き同時に赤い果実が熟す。

トウビシ
Trapa bicornis
ミソハギ科
ミソハギ科ヒシ属の浮葉植物で、ヒシより大型の角を2本もつ果実をつける。中国原産で、種子が食用とされる。

アオネカズラ
Polypodium niponicum
ウラボシ科
ウラボシ科の常緑シダで、岩上や樹幹に着生する。横に這う根茎から羽状複葉を出す。

ヤマザクラ🌸
Prunus jamasakura
バラ科
バラ科の落葉高木で、日本の野生のサクラを代表する種。花と若葉が同時に開き、若葉は赤褐色を帯びるのが特徴。

イチイガシ🌳
Quercus gilva
ブナ科
ブナ科の常緑高木で、暖温帯の照葉樹林を構成する大木となる。葉裏は黄褐色の毛が密生し金色に光る。

トチノキ🍁
Aesculus turbinata
ムクロジ科
ムクロジ科の落葉高木で、大型の掌状複葉と円錐形に立ち上がる白い花序が美しい。種子はあく抜きしてとち餅などに利用される。

アラカシ🌳
Quercus glauca
ブナ科
ブナ科の常緑高木で、照葉樹林を代表する樹種のひとつ。葉の上半部に粗い鋸歯があり「粗樫」の名の由来となっている。

タラヨウ
Ilex latifolia
モチノキ科
モチノキ科の常緑高木で、葉裏に文字を書ける(傷つけると黒く変色)ことから「葉書」の語源とされる。雌株は赤い果実をつける。

タラノキ
Aralia elata
ウコギ科
ウコギ科の落葉低木で、若芽(タラの芽)が山菜として有名。幹や葉柄に鋭いとげが多い。

ミゾソバ🌿
Persicaria thunbergii
タデ科
タデ科の一年草で、湿地や水辺に群生する。葉が牛の額のような形をすることから「ウシノヒタイ」とも呼ばれる。

ハッサク🍊
Citrus hassaku
ミカン科
ミカン科の常緑小高木で、和歌山県を中心に栽培される柑橘。やや苦みのある独特の風味が特徴で、冬から春に収穫される。

ゲンゲ🌿
Astragalus sinicus
マメ科
マメ科の越年草で、別名レンゲソウ。かつては緑肥として水田に広く栽培され、春に紫紅色の花が一面に咲く風景が見られた。

マテバシイ🌳
Lithocarpus edulis
ブナ科
ブナ科の常緑高木で、大型のどんぐりが特徴。生でも食べられ、街路樹や防風林として広く植栽される。

クマザサ🌾
Sasa veitchii
イネ科
イネ科ササ属の常緑笹で、葉縁が冬に白く隈取られる。京都を中心に栽培されたが、各地に植栽される。

ビワ🌸
Eriobotrya japonica
バラ科
バラ科の常緑小高木で、晩秋から冬に白い花を咲かせ、初夏に橙黄色の果実が熟す。葉は薬用にもなる。

ベニシダ
Dryopteris erythrosora
オシダ科
オシダ科の常緑シダで、新葉が紅色を帯びるのが名の由来。林床や石垣に普通に見られる。

ヒメヒオウギズイセン
Crocosmia × crocosmiiflora
アヤメ科
南アフリカ原産の園芸種に由来するアヤメ科の球根植物。夏に鮮やかな朱橙色の花が穂状につき、各地で野生化している。

チャノキ🌺
Camellia sinensis
ツバキ科
ツバキ科の常緑低木で、葉が緑茶・紅茶の原料となる。秋に下向きの白い花を咲かせる。

ホテイチク🌾
Phyllostachys aurea
イネ科
イネ科の中型タケで、稈の節間が不均等にふくらんで布袋の腹に似ることが名の由来。中国原産で観賞用に植栽される。

ミツデウラボシ
Selliguea hastata
ウラボシ科
ウラボシ科の常緑シダで、葉が3裂するのが特徴。岩上や樹幹に着生する。
タマゴケ
Bartramia pomiformis
タマゴケ科
タマゴケ科の蘚類で、林床や岩上に群生する。胞子体の蒴が球形でタマゴに似ることが名の由来。
リュウキンカ🌸
Caltha palustris
キンポウゲ科
キンポウゲ科の多年草で、湿地や沢沿いに生える。早春に鮮やかな黄色の花を咲かせる。
ツタ
Parthenocissus tricuspidata
ブドウ科
ブドウ科の落葉つる植物で、吸盤状の巻きひげで壁面を這い登る。秋の紅葉が美しい。
ストック🌼
Matthiola cv
アブラナ科
アブラナ科の一年草または二年草で、地中海沿岸原産。香りのよい花を穂状にたくさんつけ、切り花や花壇用に栽培される。

アキノエノコログサ🌾
Setaria faberi
イネ科
イネ科エノコログサ属の一年草で、エノコログサより大型で穂が大きく重く垂れ下がる。秋に目立つ。
クサゴケ
Callicladium haldanianum
ハイゴケ科
ハイゴケ科の蘚類で、林床の腐木や土上に這うように広がる。明るい黄緑色のマット状の群落をつくる。
オオカサゴケ
Rhodobryum giganteum
ハリガネゴケ科
ハリガネゴケ科の大型蘚類で、林床に直立して生え、葉が傘のように放射状に広がる。コケの中では特に大型。

シャガ
Iris japonica
アヤメ科
アヤメ科の常緑多年草で、林床に群生する。3倍体で結実せず、地下茎で広がる。春に淡紫色の華やかな花を咲かせる。
ヒメシャラ🌺
Stewartia monadelpha
ツバキ科
ツバキ科の落葉高木で、滑らかで赤褐色の美しい樹皮が特徴。初夏にナツツバキより小ぶりの白い花を咲かせる。

サルスベリ
Lagerstroemia indica
ミソハギ科
ミソハギ科の落葉小高木で、夏に紅・白・淡紫の花を長期間咲かせる。樹皮が剥がれて滑らかになり「猿も滑る」ことが名の由来。

ヤマフジ🌿
Wisteria brachybotrys
マメ科
マメ科のつる性落葉木で、フジに似るが花序が短く、つるは左巻き。本州西部以西の山地に自生する。

ナガミヒナゲシ
Papaver dubium
ケシ科
地中海沿岸原産のケシ科の越年草で、近年急速に帰化が広がる。橙赤色の花と細長い果実が特徴。

シキミ
Illicium anisatum
マツブサ科
マツブサ科の常緑小高木で、仏前供花として広く用いられる。全草に有毒成分を含み、特に果実は猛毒。
センダイハギ🌿
Thermopsis lupinoides
マメ科
マメ科の多年草で、海岸の砂地や草原に生え、初夏に黄色い蝶形花を総状につける。

ヒラドツツジ🌸
Rhododendron × pulchrum
ツツジ科
ツツジ科の常緑低木で、ケラマツツジなどの交雑から生まれた園芸種。大きな花を多数咲かせ、生垣や公園に広く植栽される。
キヅタ
Hedera rhombea
ウコギ科
ウコギ科の常緑つる性木本で、気根で他物に張り付いて登る。秋〜冬に球状の花序を出す。

ハクモクレン🌸
Magnolia denudata
モクレン科
中国原産のモクレン科落葉高木で、早春に大型の純白の花を葉に先立って咲かせる。庭木や公園樹として広く植栽される。

ヤマボウシ🌸
Cornus kousa
ミズキ科
ミズキ科の落葉高木で、初夏に4枚の白い苞葉を花のように開く。秋には赤い集合果と紅葉が美しい。

ガジュマル
Ficus microcarpa
クワ科
クワ科イチジク属の常緑高木で、亜熱帯〜熱帯に分布する。樹幹から多数の気根を下ろし、絡みつくように生長する。
ムラサキケマン
Corydalis incisa
ケシ科
ケシ科キケマン属の越年草で、林縁や半日陰のやや湿った場所に群生する。紫紅色の細長い唇形の花を総状につける。全草有毒。

オオオナモミ🌼
Xanthium occidentale
キク科
北アメリカ原産のキク科の一年草で、河原や荒地に帰化。果実は鉤状のとげで動物や衣服に付着して散布される。

バナナ
Musa cv
バショウ科
バショウ科バショウ属の大型多年草で、熱帯原産の代表的果物。茎に見える部分は葉鞘が重なった偽茎。

ゲジゲジシダ
Phegopteris decursivepinnata
ヒメシダ科
ヒメシダ科の夏緑性シダで、葉軸にゲジゲジの脚のような小羽片が並ぶことが名の由来。林床に群生する。
サツマイナモリ
Ophiorrhiza japonica
アカネ科
アカネ科の常緑多年草で、暖地の林床に群生する。早春に白い小さな星形の花を咲かせる。

ギシギシ🌿
Rumex japonicus
タデ科
タデ科ギシギシ属の多年草で、湿った道ばたや田の畦に生える。茎は太く直立し、緑色の小花を穂状に多数つける。
モミ🌲
Abies firma
マツ科
マツ科の常緑針葉樹高木で、温暖地の山地林を代表する大木となる。クリスマスツリーやお棺の材として知られる。

アセビ🌸
Pieris japonica
ツツジ科
ツツジ科の常緑低木で、早春に白いつぼ形の花を房状に咲かせる。全草に有毒成分を含み、馬が食べるとふらつくことから名づけられた。
シマカンギク🌼
Chrysanthemum indicum
キク科
キク科の多年草で、海岸や山地に生え、晩秋に黄色の頭花を咲かせる。栽培菊(イエギク)の原種のひとつとされる。
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ハンゲショウ
Saururus chinensis
ドクダミ科
ドクダミ科の多年草で、夏至前後に上部の葉が半分白く変化することが名の由来。湿地や水辺に群生する。
エノキ
Celtis sinensis
アサ科
アサ科の落葉高木で、神社や街道筋に大木として残ることが多い。一里塚の木としても知られる。
オオバタネツケバナ🌼
Cardamine scutata
アブラナ科
アブラナ科の越年草で、湿った場所に生え、白い小さな十字花を総状に咲かせる。タネツケバナより葉が大きい。

シラヌヒ🍊
Citrus reticulata
ミカン科
ミカン科の常緑小高木で、デコポンの名でも知られる。果実の頂部に瘤状の突起ができるのが特徴。

ゼニゴケ
Marchantia polymorpha
ゼニゴケ科
ゼニゴケ科の苔類で、湿った地面や石垣に広がる。葉状体は平たく表面に菱形の模様があり、雌株は傘状の生殖器官を立てる。
エゾキスゲ
Hemerocallis citrina
ワスレグサ科
ワスレグサ科の多年草で、北海道〜東北の海岸や草原に生える。夕方に開いて翌日午前にしぼむ淡黄色の花が芳香をもつ。

センニンソウ🌸
Clematis terniflora
キンポウゲ科
キンポウゲ科のつる性多年草で、夏に多数の白い十字形の花を咲かせる。果実に長い羽毛状の毛があり「仙人」の髭に見立てられた。
サトイモ🌿
Colocasia esculenta
サトイモ科
サトイモ科の多年草で、東南アジア原産の古い栽培作物。地下の塊茎を食用とする。

カキドオシ🌿
Glechoma hederacea
シソ科
シソ科の多年草で、走出枝で地表を這い広がる。春に淡紫色の唇形花を葉腋につける。

メタセコイア🌲
Metasequoia glyptostroboides
ヒノキ科
ヒノキ科の落葉針葉樹で、生きた化石として知られる。中国原産で、整った円錐形の樹形と秋の紅葉が美しく公園樹に多用される。

エンドウ🌿
Pisum sativum
マメ科
マメ科の越年草で、エンドウマメとして広く栽培される。早春に白〜紫の蝶形花を咲かせ、若いさやや種子を食用とする。

アンズ🌸
Prunus armeniaca
バラ科
バラ科の落葉小高木で、早春にウメより少し遅れて淡紅色の花を咲かせる。果実は初夏に橙黄色に熟し、生食やジャムに利用。

ハチク🌾
Phyllostachys nigra
イネ科
イネ科の中型タケで、稈はやや細く節輪が高い。中国原産でタケノコや細工物に利用される。

シロバナタンポポ🌼
Taraxacum albidum
キク科
キク科の多年草で、西日本に多い在来タンポポ。白い舌状花が特徴で、道ばたや草地に生える。

カントウタンポポ🌼
Taraxacum platycarpum
キク科
キク科の多年草で、関東から東北南部にかけて分布する代表的な在来タンポポ。セイヨウタンポポとの違いは総苞外片(花の裏側の小さな緑色の葉)が反り返らずまっすぐ上を向くこと。春にのみ花を咲かせる有性生殖の2倍体で、花粉と卵の受粉によって種子を作る。

カンサイタンポポ🌼
Taraxacum japonicum
キク科
キク科の多年草で、近畿〜中国・四国・九州に分布する西日本の代表的な在来タンポポ。カントウタンポポ同様に総苞外片が反り返らず、春のみ花を咲かせる2倍体の有性生殖種。カントウタンポポより頭花がやや小さく総苞も細い。

スモモ🌸
Prunus salicina
バラ科
バラ科の落葉小高木で、中国原産。早春にウメに似た白い花を咲かせ、初夏に赤紫色の果実が熟す。

ヒメノキシノブ
Lepisorus onoei
ウラボシ科
ウラボシ科の小型の常緑シダで、岩上や樹幹に着生する。ノキシノブより小型で葉が細い。
ナツミカン🍊
Citrus natsudaidai
ミカン科
ミカン科の常緑小高木で、初夏に酸味の強い大型の柑橘を実らせる。山口県萩市が特産地として知られる。
コウホネ
Nuphar japonicum
スイレン科
スイレン科の多年草で、池沼や緩流に生え、太い地下茎を泥中に伸ばす。夏に水面上に黄色い杯状の花を咲かせる。
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フデリンドウ🌸
Gentiana zollingeri
リンドウ科
リンドウ科の越年草で、明るい林縁や草地に生える小型のリンドウ。春に青紫色の小さな筒状花を咲かせる。
オオアラセイトウ🌼
Orychophragmus violaceus
アブラナ科
中国原産のアブラナ科の越年草で、ハナダイコン・ショカツサイとも呼ばれる。各地で野生化し春に紫色の十字花を一面に咲かせる。
オドリコソウ🌿
Lamium album
シソ科
シソ科の多年草で、林縁や草地に群生する。葉腋に白〜淡紅色の唇形花が輪状に並び、踊り子の姿に見立てられた。
ケテイカカズラ🌸
Trachelospermum jasminoides
キョウチクトウ科
キョウチクトウ科の常緑つる性木本で、付着根で他物を登る。初夏に芳香のある白いプロペラ状の花を咲かせる。

コオニユリ🌷
Lilium leichtlinii
ユリ科
ユリ科の多年草で、湿った草原や林縁に生える。夏に橙赤色の反り返った花を咲かせ、オニユリに似るがムカゴをつけない。
ツクシイバラ🌸
Rosa multiflora var. adenochaeta
バラ科
バラ科のつる性落葉低木で、九州(筑紫)周辺の河川敷に分布する野生バラ。初夏に淡紅色の花を咲かせる。

ハハコグサ🌼
Pseudognaphalium affine
キク科
キク科の越年草で、春の七草「ゴギョウ」として知られる。全体に白い綿毛をかぶり、黄色い小頭花を散房状につける。

コオニタビラコ🌼
Lapsanastrum apogonoides
キク科
キク科の越年草で、春の七草「ほとけのざ」の正体。水田や田の畦に生える小型のロゼット植物で、黄色い小さな舌状花だけからなる頭花をつける。現代のホトケノザ(シソ科 Lamium amplexicaule)とは全くの別種で、食用になるのはこちら。

ヤブミョウガ💧
Pollia japonica
ツユクサ科
ツユクサ科の多年草で、林床に群生する。葉がミョウガに似て大型、夏に白い小花を段状に咲かせ、青藍色の果実をつける。
シロバナマンジュシャゲ🌺
Lycoris albiflora
ヒガンバナ科
ヒガンバナ科の球根植物で、ヒガンバナの白花型(ショウキズイセンとの自然雑種)。秋の彼岸頃に白〜淡黄色の花を咲かせる。

ツワブキ🌼
Farfugium japonicum
キク科
キク科の常緑多年草で、海岸近くや庭園に生える。革質で光沢のある葉と、晩秋に咲く黄色い頭花が特徴。

ヒマラヤスギ🌲
Cedrus deodara
マツ科
マツ科の常緑針葉樹で、ヒマラヤ原産。整った円錐形の樹形が美しく、公園樹や街路樹として植栽される。

センニンサボテン🌵
Opuntia dillenii
サボテン科
サボテン科ウチワサボテン属の多肉植物で、扁平なうちわ状の茎節をもつ。古くから日本の暖地に帰化し、海岸の岩場などに群生する。

オオカナダモ
Egeria densa
トチカガミ科
南米原産のトチカガミ科の沈水植物で、各地の池沼や水路に帰化し繁茂する。葉は細長く茎に輪生する。

ハマボウ🌺
Hibiscus hamabo
アオイ科
アオイ科の落葉低木で、海岸の塩沼地や河口に生える。夏に黄色いハイビスカス状の花を咲かせる。

スノードロップ🌺
Galanthus nivalis
ヒガンバナ科
ヒガンバナ科の球根植物で、ヨーロッパ原産。早春に下向きの白い小花を咲かせ、雪の中でも花を出すことから名づけられた。

マンゴー🍂
Mangifera indica
ウルシ科
ウルシ科の常緑高木で、熱帯原産の代表的果樹。暖地で栽培され、橙黄色の甘い果実を実らせる。

ハイビスカス🌺
Hibiscus cv
アオイ科
アオイ科の常緑低木で、熱帯原産の園芸種ハイビスカス。一日花だが次々と大型の花を咲かせ、暖地で生垣や鉢植えに利用される。

オランダミミナグサ🌸
Cerastium glomeratum
ナデシコ科
ヨーロッパ原産のナデシコ科の越年草で、近年都市部に広く帰化。全体に粘る腺毛が密生し、白い5弁の小花を咲かせる。

サツキ🌸
Rhododendron indicum
ツツジ科
ツツジ科の常緑低木で、ツツジより遅く5月(皐月)に咲くことが名の由来。盆栽や生垣に多く、品種も豊富。
コウヤノマンネングサ
Climacium japonicum
コウヤノマンネングサ科
コウヤノマンネングサ科の蘚類で、林床に直立した茎の先に羽状の葉を傘状に広げる、コケとしては大型の種。

ツガ🌲
Tsuga sieboldii
マツ科
マツ科の常緑針葉樹で、温帯の山地に生える。葉は短く先が丸く、葉裏に2本の白い気孔帯がある。

カヤ
Torreya nucifera
イチイ科
イチイ科の常緑針葉樹で、葉は先が鋭くとがる。種子は油を採るほか炒って食用とされる。材は碁盤・将棋盤の最高級材。

カワヅザクラ🌸
Prunus lannesiana
バラ科
バラ科のサクラで、伊豆河津町で発見された自然交雑種とされる。早咲きで2月から濃い桃色の花を長く咲かせる。
ハナウド🌿
Heracleum sphondylium
セリ科
セリ科の大型多年草で、山地の沢沿いに生える。大型の複散形花序に白い小花を多数つける。

カタヒバ
Selaginella involvens
イワヒバ科
イワヒバ科の常緑シダ類で、岩上や樹幹に生える。茎は直立して上部で分枝し羽状に広がる。

ジャゴケ
Conocephalum conicum
ジャゴケ科
ジャゴケ科の苔類で、湿った渓流沿いの岩や土上に大きく広がる葉状体をつくる。表面に蛇の鱗のような亀甲模様がある。
サイハイラン🌸
Cremastra appendiculata
ラン科
ラン科の多年草で、林床に生える。花茎の先に淡紫紅色の花をやや一方に偏ってつけ、その姿が采配に似ることが名の由来。
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マムシグサ🌿
Arisaema japonicum
サトイモ科
サトイモ科テンナンショウ属の総称的な多年草で、茎の模様がマムシに似る。仏炎苞をもち、秋に赤いトウモロコシ状の集合果をつける。

ザボン🍊
Citrus maxima
ミカン科
ミカン科の常緑高木で、ザボン(ブンタン)と呼ばれる大型の柑橘。果実はソフトボール大に達し、果皮は厚い。
マダケ🌾
Phyllostachys reticulata
イネ科
イネ科の大型タケで、日本のタケの代表種。竹細工や建材に広く利用され、120年周期で一斉開花する。
カンガレイ
Schoenoplectus triangulatus
カヤツリグサ科
カヤツリグサ科の多年草で、湿地や水辺に生える。茎は3稜形で直立し、頂部に集散花序をつける。

マサキ
Euonymus japonicus
ニシキギ科
ニシキギ科の常緑低木で、海岸近くに自生し生垣にも広く植栽される。秋に淡紅色の果実が熟して裂け、橙赤色の種子を出す。

クリハラン
Neocheiropteris ensata
ウラボシ科
ウラボシ科の常緑シダで、葉が単葉でクリの葉に似ることが名の由来。林内の樹幹や岩上に着生または地生する。

サカキ
Cleyera japonica
サカキ科
サカキ科の常緑小高木で、神事に使われる代表的な木。葉は革質で全縁、初夏に下向きの白い小花を咲かせる。

オニタビラコ🌼
Youngia japonica
キク科
キク科の越年草で、道ばたや畑に普通に生える。茎を伸ばして黄色い小さな頭花をまばらにつける。
ミヤマガマズミ
Viburnum wrightii
レンプクソウ科
レンプクソウ科の落葉低木で、山地に生える。初夏に白い散房花序を咲かせ、秋に赤い果実が熟して食べられる。

オニノゲシ🌼
Sonchus asper
キク科
ヨーロッパ原産のキク科一年草で、各地に帰化。葉のとげが鋭く、ノゲシより硬くて触ると痛い。
カラフトイソツツジ🌸
Ledum palustre
ツツジ科
ツツジ科の常緑小低木で、北海道や東北の高層湿原に生える。葉裏に褐色の毛が密生し、初夏に白い小花を咲かせる。
エゾゼンテイカ
Hemerocallis dumortieri
ワスレグサ科
ワスレグサ科の多年草で、北海道や東北の草原に生え、エゾカンゾウとも呼ばれる。初夏に橙黄色の大きな花を咲かせる。
ヒトヨシテンナンショウ🌿
Arisaema heterocephalum
サトイモ科
サトイモ科テンナンショウ属の多年草で、九州の人吉地方に分布する希少種。小型で2本の花茎を出す独特の特徴をもつ。

ムベ
Stauntonia hexaphylla
アケビ科
アケビ科の常緑つる性木本で、暖地に生える。アケビと近縁だが葉は常緑で果実は熟しても裂開しない。

イヌタデ🌿
Persicaria longiseta
タデ科
タデ科の一年草で、田の畦や道ばたに普通に生える。「アカマンマ」の俗称で親しまれ、紅色の小花を穂状につける。

ウマノアシガタ🌸
Ranunculus japonicus
キンポウゲ科
キンポウゲ科の多年草で、別名キンポウゲ。葉が馬の足形に似ることが名の由来で、春に光沢のある黄色い5弁花を咲かせる。

セイヨウナシ🌸
Pyrus communis
バラ科
バラ科の落葉高木で、ヨーロッパ原産。果実は洋梨と呼ばれ、日本のナシより細長くひょうたん形で芳香が強い。

ハマナス🌸
Rosa rugosa
バラ科
バラ科の落葉低木で、北日本の海岸砂地に群生する。大型の紅紫色の花は芳香が強く、果実は球形でハマナシとも呼ばれる。

オニユリ🌷
Lilium lancifolium
ユリ科
ユリ科の多年草で、夏に橙赤色の反り返った花を咲かせる大型のユリ。葉腋にむかご(珠芽)をつけて栄養繁殖する。

コメツブツメクサ🌿
Trifolium dubium
マメ科
ヨーロッパ原産のマメ科の一年草で、芝地や道ばたに帰化。クローバーに似た小さな黄色い花を球状に集める。

ケキツネノボタン🌸
Ranunculus cantoniensis
キンポウゲ科
キンポウゲ科の多年草で、湿った場所に生える。キツネノボタンに似るが全体に毛が多く、果実の先がほぼまっすぐ。
スターチス
Limonium sinuatum
イソマツ科
イソマツ科の一年草または多年草で、地中海沿岸原産。紙質の萼が乾いても色あせず、ドライフラワーとして人気がある。
コオニビシ
Trapa natans
ミソハギ科
ミソハギ科ヒシ属の浮葉植物で、ヒシより小型の角を4本もつ果実をつける。池沼や水田に生える。
ツクネイモ
Dioscorea opposita
ヤマノイモ科
ヤマノイモ科のつる性多年草で、塊茎を食用とするヤマノイモの栽培型。ナガイモの一品種で塊茎は球状〜こぶし状。

エンジュ🌿
Styphnolobium japonicum
マメ科
マメ科の落葉高木で、中国原産。夏に淡黄白色の蝶形花を円錐状に咲かせる。街路樹や公園樹として植栽される。
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メロン
Cucumis melo
ウリ科
ウリ科の一年生つる草で、アフリカ・西アジア原産。各種の品種が果実用に栽培され、温室メロンや露地メロンがある。

ウツギ🌸
Deutzia crenata
アジサイ科
アジサイ科の落葉低木で、初夏に白い円錐花序を咲かせる。「卯の花」として親しまれ、茎の中心が中空。

エゾスカシユリ🌷
Lilium pensylvanicum
ユリ科
ユリ科の多年草で、北海道・東北の海岸や草原に生える。橙赤色の花が上向きに咲き、花被片の基部が透けて見える。
アコウ
Ficus subpisocarpa
クワ科
クワ科イチジク属の常緑高木で、暖地の海岸に生える。気根を多数下ろし、他の樹木に絡みついて絞め殺すこともある。

レモン🍊
Citrus limon
ミカン科
ミカン科の常緑小高木で、ヒマラヤ原産の柑橘。強い酸味の果実は料理や飲料に幅広く利用される。

ノカンゾウ
Hemerocallis fulva var. longituba
ワスレグサ科
ワスレグサ科の多年草で、ヤブカンゾウの変種または近縁種。野原や畦に生え、夏に橙赤色の一重咲き花を咲かせる。

ギランイヌビワ
Ficus variegata
クワ科
クワ科イチジク属の常緑高木で、亜熱帯〜熱帯に分布。幹に直接イチジク状の果実をつける幹生花の特徴がある。
キジムシロ🌸
Potentilla fragarioides
バラ科
バラ科の多年草で、春に黄色い5弁花を咲かせる。ロゼット状の根生葉を出し、「キジが座るむしろ」が名の由来。

ヤマネコノメソウ
Chrysosplenium japonicum
ユキノシタ科
ユキノシタ科の多年草で、山地の沢沿いに生える。早春に小さな黄緑色の花を咲かせ、果実が割れる様子が猫の目に見える。

サクランボ🌸
Prunus avium
バラ科
バラ科の落葉小高木で、果樹のセイヨウミザクラの果実。春に白い花を咲かせ、初夏に赤い小さな果実が熟す。

ニシキウツギ
Weigela decora
スイカズラ科
スイカズラ科の落葉低木で、本州中部以北の山地に生える。花は白から紅色に変化することから「二色」の名がある。
キショウブ
Iris pseudacorus
アヤメ科
アヤメ科の多年草で、ヨーロッパ原産。水辺に生え、初夏に鮮やかな黄色い花を咲かせる。各地で野生化している。

カブ🌼
Brassica rapa var. rapa
アブラナ科
アブラナ科の越年草で、春の七草「すずな」の正体。地中海沿岸〜中央アジア原産で、肥大した地下部(胚軸と根)を食用にする。黄色い4弁花の総状花序を伸ばす。ハクサイやコマツナと同じ *Brassica rapa* の品種群に属する。

ハクサイ🌼
Brassica rapa
アブラナ科
アブラナ科の越年草で、結球する代表的な葉野菜。中国北部原産で、冬に収穫される鍋物の主役。

シモクレン🌸
Magnolia liliiflora
モクレン科
中国原産のモクレン科落葉低木で、春に紫紅色の花を葉に先立って咲かせる。庭木として広く植栽される。

クサイチゴ🌸
Rubus hirsutus
バラ科
バラ科の落葉小低木で、林縁や空き地に生える。春に白い5弁花を咲かせ、初夏に赤いキイチゴ状の果実が熟して食べられる。

ユキヤナギ🌸
Spiraea thunbergii
バラ科
バラ科の落葉低木で、しなやかな枝に小さな白い5弁花を雪のように咲かせる。庭園や公園に広く植栽される。
シラン🌸
Bletilla striata
ラン科
ラン科の多年草で、初夏に紫紅色の花を咲かせる丈夫なラン。栽培されるほか、自生地は限られた湿った草地に残る。

ライラック
Syringa vulgaris
モクセイ科
ヨーロッパ南部原産のモクセイ科ハシドイ属の落葉低木。標準和名はムラサキハシドイ。フランス語ではリラと呼ばれる。春に香りのよい紫や白の小花を円錐状に多数つけ、街路樹や庭木として広く植えられる。

アボカド🌿
Persea americana
クスノキ科
クスノキ科ワニナシ属の常緑高木およびその果実。和名はワニナシ(鰐梨)。果実は脂肪を豊富に含み栄養価が高く、「森のバター」と呼ばれる。中央アメリカ原産で、現在はメキシコをはじめ世界各地で栽培される。

コリアンダー🌿
Coriandrum sativum
セリ科
地中海沿岸原産のセリ科コエンドロ属の一年草。日本には10世紀頃に渡来。和名コエンドロ、タイ語由来のパクチー、中国語由来のシャンツァイとも呼ばれる。葉と種子の両方を食用・香辛料とし、エスニック料理に欠かせない。

アサイー
Euterpe oleracea
ヤシ科
ブラジルのアマゾン原産のヤシ科の常緑高木。和名はニボンモドキ、ワカバキャベツヤシ。黒紫色の小さな果実はポリフェノールや鉄分に富み、スーパーフードとして知られる。
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マコモ🌾
Zizania latifolia
イネ科
イネ科マコモ属の多年草。別名ハナガツミ。水辺の湿地に群生する。古代の中国や日本で種子を穀物として食した。黒穂菌に感染して肥大した若芽は「マコモダケ」と呼ばれ、現在も中華料理の食材として用いられる。

ハナミズキ🌸
Cornus florida
ミズキ科
ミズキ科ミズキ属ヤマボウシ亜属の落葉小高木。標準和名はアメリカヤマボウシ。北米原産で、1912年に日本がワシントンDCに贈ったサクラの返礼として贈られた木。庭木や街路樹として広く親しまれる。

コンニャク🌿
Amorphophallus konjac
サトイモ科
サトイモ科コンニャク属の多年草。東南アジア原産で、日本には仏教とともに伝来したとされる。地下の球茎から食品の蒟蒻が作られ、古くから日本の食文化に根付く。数年に一度、悪臭を放つ大きな花を咲かせる。

ケシ
Papaver somniferum
ケシ科
ケシ科ケシ属の一年草。アヘンの原料となるため、日本ではあへん法により栽培が禁止されている。大きく鮮やかな花を咲かせ、未熟果から乳液(アヘン)を採取。種子は食用(ケシ粒)として一部の品種が合法に利用される。

イチジク
Ficus carica
クワ科
クワ科イチジク属の落葉高木。西アジア原産で、世界中で果樹として栽培される。花嚢の内側に多数の小花をつけ、果嚢となる独特の構造。「無花果」の名の通り、外見からは花が見えない。

ナガエツルノゲイトウ
Alternanthera philoxeroides
ヒユ科
南アメリカ原産の多年草。世界中に外来種として定着しており、「地球上で最悪の侵略的植物」と呼ばれることもある。2005年に日本の特定外来生物に指定された。水辺や湿地に爆発的に繁茂する。

クズ🌿
Pueraria lobata
マメ科
マメ科クズ属のつる性の多年草で半低木。日本の山野に広く自生する。秋の七草の一つ。根を用いて葛粉や葛根湯(漢方薬)が作られる。海外では侵略的外来種として問題となっている。

ネモフィラ
Nemophila menziesii
ムラサキ科
ムラサキ科ネモフィラ属の一年草。和名はルリカラクサ。北米原産で、日本では園芸植物として広く栽培される。春に青い5弁花を一面に咲かせ、茨城県のひたち海浜公園の名物として有名。

オクラ🌺
Abelmoschus esculentus
アオイ科
アオイ科トロロアオイ属の一年草(熱帯では多年草)。アフリカ北東部原産で、緑色の細長い果実が食用。粘りがあり、日本でも夏野菜として一般的。花は大きく淡黄色で中心が赤紫。

ウンシュウミカン🍊
Citrus unshiu
ミカン科
ミカン科の常緑低木。鹿児島県長島が原産とされる日本固有の柑橘類。種がなく甘く、日本で最も一般的なミカン。愛媛県・和歌山県・静岡県などが主産地。

キウイフルーツ
Actinidia deliciosa
マタタビ科
マタタビ科マタタビ属の落葉つる性植物。中国原産のオニマタタビをニュージーランドで改良した栽培種で、国鳥キーウィに因んで命名された。ビタミンCに富む緑色または黄色の果肉をもつ温帯果樹。
ザーサイ🌼
Brassica juncea var. tumida
アブラナ科
アブラナ科アブラナ属の越年草、およびその茎のコブを漬け込んだ中国の代表的な漬物。学名の「tumida」は「膨らんだ」の意。四川省発祥で、中華料理では前菜や炒め物の具として多用される。

ブロッコリー🌼
Brassica oleracea var. italica
アブラナ科
アブラナ科アブラナ属の緑黄色野菜。キャベツの一種がイタリアで品種改良されたもので、和名はメハナヤサイ。蕾の状態の花序と茎を食べる。収穫せずに放置すると多数の黄色い花が咲く。

ブタクサ🌼
Ambrosia artemisiifolia
キク科
キク科ブタクサ属の一年草。北米原産の帰化植物で、日本では秋の花粉症の主要な原因植物。和名は英語の俗名「Hog-weed(豚の草)」の直訳。空き地や河川敷に群生する。

ホオズキ🌿
Alkekengi officinarum
ナス科
ナス科ホオズキ属の多年草。東アジア原産。果実を包む萼が袋状に大きく膨らみ、朱赤色に色づく。お盆の飾りや縁起物として親しまれ、浅草のほおずき市が有名。

ザクロ
Punica granatum
ミソハギ科
ミソハギ科ザクロ属の落葉小高木。最も古くから栽培された果樹の一つ。果実は硬い外皮の中に多数の赤い種衣をまとった粒状の種子が詰まっている。庭木としても広く植栽される。

ヤブガラシ
Causonis japonica
ブドウ科
ブドウ科ヤブカラシ属のつる植物。日本では非常によく見かける雑草で、藪を枯らすほどの旺盛な成長力から和名がつけられた。別名ビンボウカズラ。花盤が橙色になり、アリやスズメバチなどの昆虫がよく訪花する。

タバコ🌿
Nicotiana tabacum
ナス科
ナス科タバコ属の一年草(原産地では多年草)。熱帯アメリカ原産。葉に強い依存性物質ニコチンを含み、紙巻きたばこ等の原料。大きなロート形の淡紅色の花を咲かせる。

ビンロウ
Areca catechu
ヤシ科
ヤシ科の常緑高木。太平洋・アジア・東アフリカに分布。種子(ビンロウジ)は噛みタバコに似た嗜好品として用いられるが、発がん性が指摘され「死の実」とも呼ばれる。マレー語の「pinang」はペナン島の名の由来。

サンザシ🌸
Crataegus cuneata
バラ科
バラ科サンザシ属の落葉低木。中国中南部原産で、日本には1734年に薬用樹木として小石川御薬園に持ち込まれた。果実は赤く小さく、生薬やドライフルーツ、中華菓子の材料になる。

レタス🌼
Lactuca sativa
キク科
キク科アキノノゲシ属の一年草または二年草。地中海沿岸・西アジア原産。和名はチシャ(萵苣)。品種が多く、結球するもの(玉レタス)、しないもの(リーフレタス)、茎を食用にするもの(茎レタス)がある。

ムクゲ🌺
Hibiscus syriacus
アオイ科
アオイ科フヨウ属の落葉樹。中国〜インド原産で、庭木として広く植栽される。夏〜秋に白・ピンク・紫の大輪花を次々と咲かせる。一日花で、朝開いて夕方にはしぼむ。韓国の国花。

ナツメヤシ
Phoenix dactylifera
ヤシ科
ヤシ科の常緑高木。果実はデーツと呼ばれ、北アフリカや中東では主食の一つ。乾燥に強く、古代メソポタミア文明の時代から栽培されている世界最古の作物の一つ。
アーモンド🌸
Prunus amygdalus
バラ科
バラ科サクラ属の落葉高木。中央アジア原産。和名はヘントウ(扁桃)で、アンズやモモの近縁種。果肉は薄く食用にならないが、種子の核(仁)がナッツとして世界中で消費される。花はサクラに似た淡紅色。
ピーマン🌿
Capsicum annuum 'Grossum'
ナス科
ナス科トウガラシ属の多年草(温帯では一年草)。トウガラシの甘味種で、辛味が少ない。果実は内部がほぼ空洞で、緑色のまま収穫する。赤や黄色に完熟させたものはパプリカ。

コショウ
Piper nigrum
コショウ科
コショウ科コショウ属のつる性植物。インド原産で世界中の熱帯で栽培される。果実は「スパイスの王様」と呼ばれ、処理法により黒胡椒・白胡椒・緑胡椒に分かれる。15世紀のヨーロッパの大航海時代にその利権が世界を動かした。

ラッカセイ🌿
Arachis hypogaea
マメ科
マメ科ラッカセイ属の一年草。標準和名はナンキンマメ(南京豆)。花が受粉した後、子房柄が地中に潜り込んで地中でサヤが実るという独特な結実様式をもつ。種子はピーナッツとして広く食用にされる。

オリーブ
Olea europaea
モクセイ科
モクセイ科オリーブ属の常緑高木。地中海沿岸原産。果実からオリーブオイルを搾油し、食用の実としても利用される。日本では小豆島が代表的な産地。銀灰色の葉と独特の樹形が美しい。

カカオ🌺
Theobroma cacao
アオイ科
アオイ科の常緑樹。学名のTheobromaはギリシャ語で「神の食べ物」の意。中南米原産で、種子はカカオ豆と呼ばれ、チョコレートやココアの原料となる。幹から直接花や果実がつく「幹生花」が特徴的。

エンバク🌾
Avena sativa
イネ科
イネ科カラスムギ属の一年草。漢字では燕麦と書く。英語名Oatからオート麦・オーツ麦とも呼ばれる。種子は穀物として扱われ、オートミールの原料。飼料としても広く栽培される。
クワイ
Sagittaria trifolia 'Caerulea'
オモダカ科
オモダカ科オモダカ属の水生多年草で、オモダカの栽培品種。別名タグサ、エンビソウ。塊茎を食用とし、特に正月料理に用いられる。葉は矢じり形で特徴的。

パッションフルーツ
Passiflora edulis
トケイソウ科
トケイソウ科の亜熱帯性つる植物。和名はクダモノトケイソウ(果物時計草)。アメリカ大陸原産。花は時計の文字盤に似た独特の形状。果実は酸味と芳香があり、ジュースやデザートに用いられる。

モロコシ🌾
Sorghum bicolor
イネ科
イネ科の一年草。タカキビ、コーリャンとも呼ばれる。世界第5位の穀物生産量を持ち、乾燥・半乾燥地帯でも栽培できる。食用・飼料・醸造・工業用など用途が非常に広い。
ギョウジャニンニク🌺
Allium victorialis subsp. platyphyllum
ヒガンバナ科
ネギ属の多年草。北海道や本州の亜高山地帯に群生する。ニンニクに似た強烈な匂いがあり、若芽は山菜として珍重される。「行者」の名は修行僧が食べたことに由来するとされる。

ゴーヤ
Momordica charantia var. pavel
ウリ科
ウリ科の一年生つる植物。和名はツルレイシ(蔓茘枝)で、一般にはニガウリまたはゴーヤと呼ばれる。熱帯アジア原産。果実はいぼ状の突起に覆われ、特有の苦味がある。沖縄料理のゴーヤチャンプルーで有名。

ポポー
Asimina triloba
バンレイシ科
バンレイシ科の落葉小高木〜高木。北米東部原産で、バンレイシ科の中で最も耐寒性が高い。果実は楕円形で果肉は黄色く柔軟粘質で甘く芳香があり「森のカスタードクリーム」と呼ばれる。明治期に日本に導入された。

シャクヤク
Paeonia lactiflora
ボタン科
ボタン科の多年草。アジア大陸北東部原産。初夏に紅・白色などの大形の花を咲かせ、ボタンと並ぶ代表的な観賞花。一重・八重の品種があり、園芸品種が多い。根は生薬(芍薬)として漢方に用いられる。

ゲッカビジン🌵
Epiphyllum oxypetalum
サボテン科
サボテン科クジャクサボテン属の常緑多肉植物。メキシコの熱帯雨林原産。夜間にだけ咲く純白の大輪花が有名で、朝にはしぼむ一夜花。「月下美人」の名は月明かりの下で咲く姿から。強い芳香を放つ。

チョウセンアサガオ🌿
Datura metel
ナス科
ナス科の一年草。園芸名ダチュラ。別名マンダラゲ(曼陀羅華)。江戸時代に薬用として渡来。全草に強い毒性(スコポラミン・アトロピン等)がある。華岡青洲はこの植物から麻酔薬を開発した。

アヤメ
Iris sanguinea
アヤメ科
アヤメ科アヤメ属の多年草。山野の草地に自生する。花弁の基部に網目模様があるのが特徴で、「綾目」の名の由来。カキツバタやハナショウブとよく混同されるが、乾いた土地に生える点で区別される。

キャッサバ
Manihot esculenta
トウダイグサ科
トウダイグサ科の熱帯低木。中南米原産で、熱帯の広い地域で主食作物として栽培される。肥大した根茎はデンプンに富み、タピオカの原料。生の根茎にはシアン化合物を含むため適切な処理が必要。

オタネニンジン
Panax ginseng
ウコギ科
ウコギ科の多年草。中国東北部〜朝鮮半島原産。チョウセンニンジン(朝鮮人参)、コウライニンジン(高麗人参)とも呼ばれる。根は漢方薬として珍重される。野菜のニンジン(セリ科)とは全く別の植物。

サフラン
Crocus sativus
アヤメ科
アヤメ科の多年草(球根植物)。イラン原産とされ、青銅器時代から栽培される。赤いめしべを乾燥させた香辛料「サフラン」は世界で最も高価なスパイスの一つ。パエリアやブイヤベースの着色・香りづけに使われる。

ドウダンツツジ🌸
Enkianthus perulatus
ツツジ科
ツツジ科ドウダンツツジ属の落葉低木。春にスズランに似た白い壺形の小花を多数垂らし、秋には真っ赤に紅葉する。生垣や庭木として広く植栽される。

ニラ🌺
Allium tuberosum
ヒガンバナ科
ネギ属の多年草。中国原産で、東洋を代表する野菜。独特の強い匂いがあり、レバニラ炒めや餃子の具として広く利用される。秋に白い小花を散形に咲かせる。五葷の一つ。

ヒイラギ
Osmanthus heterophyllus
モクセイ科
モクセイ科モクセイ属の常緑小高木。冬に白い小花が集まって咲き、甘い芳香を放つ。葉にはトゲ状の鋸歯があり、邪気を払う縁起木として節分に飾られる。老木では葉のトゲが丸くなる。

コシアブラ
Chengiopanax sciadophylloides
ウコギ科
ウコギ科の落葉高木。別名ゴンゼツ。若芽は強い香りとコクがあり、タラの芽と並ぶ人気の山菜。天ぷらにすると絶品。樹脂は古くから金漆(ゴンゼツ)として塗料に使われた。

チョロギ🌿
Stachys sieboldii
シソ科
シソ科の多年草。中国原産で、江戸時代に日本に伝わった。根にできる巻き貝状の塊茎を食用とし、赤く染めておせち料理の縁起物として添えられる。「長老木」「長老喜」などの当て字がある。

クロモジ🌿
Lindera umbellata
クスノキ科
クスノキ科クロモジ属の落葉低木。枝の黒い斑紋を文字に見立てて「黒文字」と名づけられた。芳香のある材は高級楊枝の素材として知られ、楊枝自体を「黒文字」と呼ぶこともある。茶外茶やアロマオイルにも利用。

ローズマリー🌿
Salvia rosmarinus
シソ科
地中海沿岸原産のシソ科の常緑性低木。和名マンネンロウ(迷迭香)。小さく細長い葉に甘く爽やかな芳香があり、肉料理の香りづけ・臭み消しのハーブとして広く使われる。水蒸気蒸留で得られる精油も薬用・アロマに利用される。

スズラン🌿
Convallaria majalis var. keiskei
キジカクシ科
キジカクシ科スズラン属の多年草。名前に「ラン」と付くがラン科ではない。別名キミカゲソウ、タニマノヒメユリ。高原などに群落を作って生育し、白い釣鐘形の花を咲かせる。全草に強心配糖体を含み有毒。

ピスタチオ🍂
Pistacia vera
ウルシ科
ウルシ科カイノキ属の落葉亜高木。主にイランやアメリカで栽培される。緑色の種子はナッツとして食され、製菓・料理に広く使われる。殻が自然に割れる性質があり、半開きの状態で販売されることが多い。

マリーゴールド🌼
Tagetes
キク科
キク科コウオウソウ属(マンジュギク属)の草花として栽培される植物の総称。和名コウオウソウ(紅黄草)。メキシコ原産。黄・橙の鮮やかな花が特徴で、独特の匂いがあり害虫忌避作用から野菜畑の縁によく植えられる(コンパニオンプランツ)。

アスパラガス🌿
Asparagus officinalis
キジカクシ科
キジカクシ科の多年草。和名オランダキジカクシ。若い茎(シュート)が野菜として食用にされる。アスパラギンの名はこの植物から発見されたことに由来。日光遮断で軟白にするとホワイトアスパラガスになる。葉のように見える部分は細かく分枝した茎。

ジンコウ
Aquilaria
ジンチョウゲ科
ジンチョウゲ科アクイラリア属の樹木。「沈香」は、この木の木部に傷害や病害が生じた際に防御反応として生成される樹脂が沈着したものを指し、香木として利用される。原木すべてが香木になるわけではなく、非常に貴重。最上級品は伽羅(きゃら)と呼ばれる。
コマツナ🌼
Brassica rapa var. perviridis
アブラナ科
アブラナ科アブラナ属の葉物野菜。江戸時代から栽培されてきた東京の小松川界隈が発祥で、地名が和名の由来。クセがなく、関東風雑煮に欠かせない。カブやハクサイと同じ Brassica rapa の品種の一つ。欧米でも「KOMATSUNA」の名で呼ばれる。

サラソウジュ
Shorea robusta
フタバガキ科
フタバガキ科の常緑高木。別名シャラノキ。仏教では釈迦が入滅した場所にあった聖樹として知られるが、日本の寺院で「沙羅双樹」とされる木のほとんどはナツツバキで、本種ではない。インド・東南アジア原産。

キクイモ🌼
Helianthus tuberosus
キク科
キク科ヒマワリ属の多年草。北アメリカ原産の帰化植物。夏に菊に似た黄色い花を咲かせ、地中にできる塊茎は食用になる。塊茎に含まれるイヌリンが血糖値抑制・腸内環境改善に効果があるとされ健康野菜としても注目される。

ヒナゲシ
Papaver rhoeas
ケシ科
ヨーロッパ原産のケシ科の一年草。別名グビジンソウ(虞美人草)、コクリコ、シャーレイポピー。園芸で単に「ポピー」と呼ばれることも多い。フランス・ポーランドなどの国花。麻薬成分のあるケシ(Papaver somniferum)とは別種で、栽培可。

フェイジョア
Acca sellowiana
フトモモ科
フトモモ科の常緑低木。ウルグアイ・パラグアイ・ブラジル南部原産。果実は緑色で卵形、パイナップルとバナナを混ぜたような独特の甘い香り。耐寒性があり庭木や生垣としても評価が高い。赤いおしべが目立つ花も美しい。

カラムシ
Boehmeria nivea var. nipononivea
イラクサ科
イラクサ科の多年草。南アジアから東アジアに広く分布し、古くから繊維植物として栽培されてきた。別名チョマ(苧麻)、マオ。茎から採れる繊維は上質で、越後上布や宮古上布など高級織物の原料として珍重される。

フリージア
Freesia refracta
アヤメ科
アヤメ科フリージア属の半耐寒性球根植物。南アフリカ原産。細長い花茎に漏斗状の花を穂状に咲かせ、強い甘い芳香をもつ。別名アサギスイセン、コウセツラン。切り花や鉢植えとして広く栽培される。

チョウジノキ
Syzygium aromaticum
フトモモ科
フトモモ科の常緑高木。インドネシアのモルッカ群島原産。乾燥させた花蕾がクローブ(丁子)として世界的に有名な香辛料となる。漢名「丁香」。カレーやチャイ、肉料理に使われ、生薬としても用いられる。大航海時代の香料貿易の主要品目。

ショクダイオオコンニャク🌿
Amorphophallus titanum
サトイモ科
サトイモ科の被子植物。別名スマトラオオコンニャク。スマトラ島の熱帯雨林原産。世界最大の花序を持つことで有名で、「死体花」と呼ばれるほど強烈な腐肉臭を放つ。開花は数年に一度、しかも2日間のみで、植物園で咲くと大きな話題になる。

フヨウ🌺
Hibiscus mutabilis
アオイ科
アオイ科フヨウ属の落葉低木。種小名mutabilisは「変化しやすい」の意で、八重咲き品種「スイフヨウ(酔芙蓉)」は朝白く、昼ピンク、夕方赤く色を変える。「芙蓉」はハスの美称でもあり、区別して「木芙蓉」と呼ぶこともある。

マクワウリ
Cucumis melo var. makuwa
ウリ科
ウリ科キュウリ属のつる性一年草。メロンの一変種。南アジア原産で日本では古くから栽培されてきた庶民のメロン。自然な甘味と歯触りが特徴。名は産地の美濃国真桑村に由来する。西洋メロンが普及する前の主要な甘味果実。

シャクナゲ🌸
Rhododendron
ツツジ科
ツツジ科ツツジ属無鱗片シャクナゲ亜属の総称。主に低木だが、高木になるものもある。山地の高標高域に自生し、春〜初夏に大型の華やかな花を咲かせる。ネパール・パキスタンの国花。日本では欧米原産の園芸品種(西洋シャクナゲ)が広く植栽される。
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ハスカップ
Lonicera caerulea subsp. edulis
スイカズラ科
スイカズラ科スイカズラ属の落葉低木。標準和名はクロミノウグイスカグラ。北海道を代表する特産果実で、夕張山系や勇払原野の湿原に自生する。アントシアニンが豊富な青紫色の果実はジャムやジュース、菓子に利用される。

ホップ
Humulus lupulus
アサ科
アサ科のつる性多年草。雌雄異株。和名セイヨウカラハナソウ。雌花は「毬花(キュウカ)」と呼ばれ、ビールの主要な原料の一つ。苦味・香り・泡の維持に不可欠で、保存性も高める。近年はクラフトビールブームで栽培品種が多様化。

カモミール🌼
Matricaria chamomilla
キク科
キク科シカギク属の一年草。和名カミツレ(加密列)。小さな白い頭花が特徴で、甘いリンゴのような香りがする。ヨーロッパで古くからハーブティーやアロマに利用され、鎮静・消化促進効果があるとされる。ロシアの国花。

ベルガモット🍊
Citrus x bergamia
ミカン科
ミカン科ミカン属の常緑低木樹。主産地はイタリア。ブンタン・マンダリンオレンジ・シトロンが関与した交雑種。果実は苦味が強く生食には向かず、果皮から採取する精油が香料として重用される。アールグレイの香りづけに使われる柑橘。
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レイシ🍁
Litchi chinensis
ムクロジ科
ムクロジ科レイシ属の常緑果樹で1属1種。中国嶺南地方原産。果実は「ライチ」と呼ばれ、赤い凹凸のある皮を剥くと白く半透明の芳香のある果肉が現れる。楊貴妃が愛したことで有名。バンレイシとは全く別種。

カシューナットノキ🍂
Anacardium occidentale
ウルシ科
ウルシ科カシューナットノキ属の常緑高木。中南米原産。別名マガタマノキ。種子はカシューナッツと呼ばれナッツとして食用に広く利用される。果柄が肥大した「カシューアップル」も原産地では食される。食物アレルギー表示対象。

ウイキョウ🌿
Foeniculum vulgare
セリ科
セリ科ウイキョウ属の多年生草本で属唯一の種。英名フェンネル。甘みのある芳香と樟脳のような風味があり、古くから香辛料・薬草として利用される。種子(フェンネル・シード)はパン生地やスパイスに、葉・株元は魚料理・サラダ・スープに使われる。
トウガン
Benincasa pruriens f. hispida
ウリ科
ウリ科のつる性一年草。夏野菜。果実は夏に収穫されるが、皮が厚く長期保存が可能で冬まで食べられることから「冬瓜」と書かれる。果肉は淡泊でやわらかく、煮物料理に向く。夏の季語ではなく秋の季語。

ヒヨコマメ🌿
Cicer arietinum
マメ科
マメ科の一年草の自殖作物。英名チックピー、ガルバンゾ。種子の形がひよこの頭に似ることから和名がついた。インド、地中海沿岸、中東で主食の一つとして栽培される。フムスやカレーの主材料としても知られる。

トウシキミ
Illicium verum
マツブサ科
マツブサ科シキミ属の常緑高木。中国南東部〜ベトナム北東部原産。赤い花を咲かせ、8本の袋果が星形に並んだ果実は「八角(スターアニス)」として中華料理に欠かせない香辛料。近縁の日本のシキミは猛毒なので注意。

ヒョウタン
Lagenaria siceraria var. siceraria
ウリ科
ウリ科ユウガオ属の植物で、ユウガオの変種。別名ヒサゴ、フクベ。くびれのある特徴的な果実は乾燥させて容器や楽器に加工される。古代から世界各地で栽培されてきた最古の栽培植物の一つ。「ひょうたんから駒」などのことわざでも親しまれる。

バニラ🌸
Vanilla planifolia
ラン科
ラン科バニラ属の常緑の蔓性植物。メキシコ原産。熱帯地域で栽培され、未熟果を発酵・乾燥させて「バニラビーンズ」に加工し、アイスクリームや菓子の香料として世界中で利用される。サフランに次いで高価なスパイスのひとつ。

セイヨウワサビ🌼
Armoracia rusticana
アブラナ科
アブラナ科の耐寒性多年草。英名ホースラディッシュ。ヨーロッパ東部原産。根茎をすりおろして香辛料として使う。市販の「練りわさび」や「粉わさび」の多くはこれを原料とする。寿司などで使われる本ワサビ(Eutrema japonicum)とは別種。
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アワ🌾
Setaria italica
イネ科
イネ科エノコログサ属の一年草。雑穀類。五穀の一つに数えられ、日本では古くから重要な穀物として栽培されてきた。エノコログサ(ネコジャラシ)の栽培種。粟餅、粟田、アワビ雑煮など多くの食文化と関わる。

ヘビイチゴ🌸
Potentilla hebiichigo
バラ科
バラ科キジムシロ属の多年草。田の畦や道端に生える。イチゴに似た赤い実をつけるが甘くなく食用に向かないため、和名「蛇苺」はヘビが食べる苺の意とされる。かつてヘビイチゴ属(Duchesnea)とされたが現在はキジムシロ属に含まれる。毒があるという俗説があるが無毒。

タチバナ🍊
Citrus tachibana
ミカン科
ミカン科ミカン属の常緑小高木で日本固有の柑橘類の一種。ヤマトタチバナ、ニッポンタチバナとも。古くから神聖な植物として親しまれ、日本書紀の「非時香菓(ときじくのかくのこのみ)」の伝説や家紋、文化勲章の意匠にも使われる。準絶滅危惧種。

ライムギ🌾
Secale cereale
イネ科
イネ科ライムギ属の一年草または越年草。別名クロムギ。寒冷な気候や痩せた土壌に強く、主にコムギ栽培に不適な東欧・北欧の寒冷地で穀物として広く栽培される。黒パン(ライ麦パン)やウィスキー、飼料など用途が多い。

ショウジョウボク
Euphorbia pulcherrima
トウダイグサ科
トウダイグサ科トウダイグサ属の常緑低木。通称ポインセチア。メキシコ原産。11〜12月ごろ茎頂の苞葉が鮮やかな赤や桃、乳白色に色付く。クリスマスフラワーとして世界中で親しまれるクリスマスの代表的観葉植物。有毒で、切り口から出る白い乳液に注意。

メボウキ🌿
Ocimum basilicum
シソ科
シソ科メボウキ属の多年草(日本では越冬できず一年草扱い)。インド〜熱帯アジア原産。通称バジル、バジリコ。和名は種子を水に浸して目のごみ取りに使った故事から。イタリア料理のトマトソースやペストの定番ハーブで、胃腸を整え食欲増進作用があるとされる。

サトウキビ🌾
Saccharum officinarum
イネ科
イネ科サトウキビ属の多年生草本。砂糖(ショ糖)の原料となる主要な工芸作物。茎は中身の詰まった竹のような見た目で、搾って糖液を得る。日本では沖縄県・奄美群島・鹿児島県南部で広く栽培される。紙やバイオエタノールの原料にもなる。

アーティチョーク🌼
Cynara scolymus
キク科
キク科チョウセンアザミ属の多年草。和名チョウセンアザミ(朝鮮薊)。形態的には大型のアザミで、地中海沿岸原産。若いつぼみを食用とするヨーロッパの春野菜(花菜類)。つぼみの総苞や花托を茹でて食べる。

アツミゲシ
Papaver setigerum
ケシ科
ケシ科ケシ属の一年生(越年草)植物。1962年に愛知県渥美半島で日本への帰化が発見されたことが和名の由来。アヘン法でケシ(Papaver somniferum)と同様に栽培が原則禁止されている種。「セティゲルム種」とも呼ばれる。ケシ同様にモルヒネ等のアヘンアルカロイドを含む。

アオノリュウゼツラン🌿
Agave americana
キジカクシ科
キジカクシ科リュウゼツラン亜科リュウゼツラン属の多肉植物。和名のリュウゼツ(竜舌)は長く厚い葉が龍の舌を思わせることに由来。メキシコ・中南米原産。数十年に一度、数メートルの花茎を立てて一度だけ開花し枯死する。テキーラやメスカルの原料、繊維作物としても利用される。

カキツバタ
Iris laevigata
アヤメ科
アヤメ科アヤメ属の多年草。水辺に生える抽水植物で、初夏に濃紫色の美しい花を咲かせる。在原業平の「からころも きつつなれにし…」の歌に詠まれた歌枕として古来より愛される。愛知県の県花。準絶滅危惧種。

ゲッケイジュ🌿
Laurus nobilis
クスノキ科
クスノキ科ゲッケイジュ属の常緑高木。別名ローレル、ローリエ、ベイツリー。地中海沿岸原産。乾燥葉はローリエとして香辛料に広く利用される。古代ギリシャ・ローマでアポロンのシンボルとされ、勝者や詩人を讃える月桂冠の材料にされた。

ユーカリ
Eucalyptus globulus
フトモモ科
フトモモ科ユーカリ属の樹木の総称で、常緑高木が多い。900種近くが知られ、多くはオーストラリア原産。コアラの食物として有名。精油はアロマセラピー・医薬品・香料に利用される。成長が早く紙の原料や緑化樹としても世界中で植栽される。

ハリエンジュ🌿
Robinia pseudoacacia
マメ科
マメ科ハリエンジュ属の落葉高木。北米原産で日本には1873年に渡来。別名ニセアカシア。蜜源植物として重要で、白く芳香のある房状の花から採れるハチミツは上質。街路樹や砂防、材の器具としても利用される。夏の季語。

ラベンダー🌿
Lavandula angustifolia
シソ科
シソ科ラヴァンドラ属の半木本性植物。和名は「薫衣草(くんいそう)」。地中海沿岸原産。古代エジプト、ギリシャ、ローマから薬・料理・芳香植物として利用されてきた。日本では北海道富良野地方が主産地で、ラベンダー畑が観光資源。精油はアロマセラピーに広く使われる。

パラミツ
Artocarpus heterophyllus
クワ科
クワ科パンノキ属の常緑高木。別名ハラミツ、ジャックフルーツ。原産はインドからバングラデシュ。果実は直径30〜50cmにもなる世界最大級の果実の一つで、果肉は甘く独特の芳香をもつ。東南アジア・南アジア・アフリカ・ブラジルで広く栽培される。

タイサンボク🌸
Magnolia grandiflora
モクレン科
モクレン科モクレン属の常緑高木。高さ20mになる大木で、白く大きな碗状の花(直径20〜25cm)が上向きに咲く。花の形が大きな盃のようなため「大盞木」→「泰山木」と表記されるようになった。北米南東部原産で、日本でも庭木や公園樹として広く植えられる。

タチアオイ🌺
Alcea rosea
アオイ科
アオイ科タチアオイ属の多年草(二年草扱いも)。学名シノニム Althaea rosea。草丈2〜3mになり、夏に大きな漏斗状の花を下から上に向かって順に咲かせる。花色は赤、ピンク、白、黄など多彩。古来薬草として用いられ、中国・トルコ原産とされる。

オオキンケイギク🌼
Coreopsis lanceolata
キク科
キク科ハルシャギク属の宿根草。北アメリカ原産。鮮やかな黄色の頭花を咲かせる観賞用植物として導入されたが、在来の野草を駆逐するほど繁茂し生態系に被害を与えるため、2006年に特定外来生物に指定された。現在は栽培・販売・運搬が禁止されている。

チョウマメ🌿
Clitoria ternatea
マメ科
マメ科クリトリア属の蔓性多年草(日本では一年草扱い)。英名バタフライピー、タイ語アンチャン。濃い青紫色の蝶形花が特徴で、花を乾燥させたハーブティーは鮮やかな青色で、酸を加えると紫〜赤紫色に変化する天然色素として利用される。

カラシナ🌼
Brassica juncea
アブラナ科
アブラナ科アブラナ属の越年草。種子はからし(マスタード)の原料として重要。葉も野菜として食用にされ、特に明治期以降に帰化したセイヨウカラシナは春の河川敷で黄色い絨毯を作る。同種の栽培品種としてタカナ、ザーサイ、ノザワナなどがある。

ホオノキ🌸
Magnolia obovata
モクレン科
モクレン科モクレン属の落葉高木。日本自生の樹木の中で最大級の葉と花をもつ。大きな葉は朴葉味噌など食材を包んで焼く料理に使われる。樹皮は生薬「厚朴(こうぼく)」とされ、材は均質で柔らかく細工物に利用される。南千島から九州に分布。

リュウガン🍁
Dimocarpus longan
ムクロジ科
ムクロジ科リュウガン属の常緑小高木。中国南部・東南アジア原産。果実は「ロンガン」「竜眼」として知られ、皮を剥くと半透明の白い果肉が黒い種を包む様子が「龍の眼」に見えることが名前の由来。ライチ(レイシ)と近縁だが風味はまろやか。乾燥果は生薬「龍眼肉」として利用される。

シークヮーサー🍊
Citrus × depressa
ミカン科
ミカン科ミカン属の常緑低木、柑橘類。和名ヒラミレモン(平実檸檬)。沖縄方言で「シー」は酢、「クヮースン」は食わせるの意で「酸食わし」の名。小粒で酸味が強く、未熟果は調味料やジュース、完熟果は生食にされる。沖縄県の特産品で、健康効果も注目される。
ユウガオ
Lagenaria siceraria var. hispida
ウリ科
ウリ科ユウガオ属の蔓性一年草。夕方に白い花を開いて翌朝しぼむため「夕顔」。源氏物語の巻名でも知られる。実の形で細長い「ナガユウガオ」と球状の「マルユウガオ」に分かれ、かんぴょう(干瓢)の原料になるほか、煮物の具としても食される。ヒョウタンの近縁。

ルバーブ🌿
Rheum rhabarbarum
タデ科
タデ科ダイオウ属の食用栽培品種。和名ショクヨウダイオウ(食用大黄)、カラダイオウ。シベリア南部原産の多年草で、太い地下茎をもつ。地面から伸びる多肉質の赤い葉柄だけを食用にし、パイやジャムに加工される。葉は有毒。便秘に効く瀉下作用もある。

ダリア🌼
Dahlia pinnata
キク科
キク科ダリア属の多年生草本。メキシコ原産でメキシコの国花。和名テンジクボタン(天竺牡丹)は花がボタンに似ることから。属名はスウェーデンの植物学者アンデシュ・ダールに由来。夏〜秋に豪華な頭花を咲かせ、花色・花型の品種が極めて多い代表的花卉。

ハエトリグサ
Dionaea muscipula
モウセンゴケ科
モウセンゴケ科ハエトリグサ属の食虫植物。北アメリカ原産で1属1種。別名ハエトリソウ、ハエジゴク。葉の先端が2枚貝のように変形し、縁の棘と感覚毛に触れた虫を素早く挟みこんで捕食する。英名Venus Flytrap(女神のハエ取り罠)。ワシントン条約附属書II類。

キヌア
Chenopodium quinoa
ヒユ科
ヒユ科アカザ亜科アカザ属の擬穀類。南米アンデス山脈の高地原産で、ペルー・ボリビアで数千年前から栽培。ホウレンソウやビートと同科、アカザと同属。栄養価が高く完全食に近いスーパーフードとして世界100カ国以上に普及。日本でも北海道・静岡で少量栽培される。

マンゴスチン
Garcinia mangostana
フクギ科
フクギ科フクギ属の常緑高木。東南アジアのマレー原産。紫色の厚い果皮を開くと、白く瑞々しい果肉が現れ、甘酸っぱい上品な味わいから「果物の女王」と称される。マンゴー(Mango)とは関係がない。リンネの『植物の種』(1753年)に記載された種の一つ。

ウコン
Curcuma longa
ショウガ科
ショウガ科ウコン属の多年草。英称ターメリック。インド原産で紀元前から栽培される。根茎に含まれるクルクミンは黄色染料・カレー粉などスパイスの主要成分で、アーユルヴェーダなど伝統医学でも利用される。日本ではカレー、沖縄のウッチン茶、二日酔い対策ドリンクの原料として馴染み深い。

サルナシ
Actinidia arguta
マタタビ科
マタタビ科マタタビ属のつる性落葉植物。雌雄異株または雌雄雑居性。別名シラクチカズラ、コクワ、ベビーキウイ。山地の林縁に生える。果実はキウイフルーツを小さくしたような外見で、皮ごと食べられ酸味と甘味がある。サルがこの実を食べることから和名が付いた。

アシタバ🌿
Angelica keiskei
セリ科
セリ科シシウド属の多年草。別名ハチジョウソウ(八丈草)。伊豆諸島・房総・紀伊半島などの太平洋岸に自生。「今日摘んでも明日には芽が出る」ほど生命力が旺盛なことが和名の由来。若葉はお浸し、和え物、天ぷらなど食用に。種小名は植物学者伊藤圭介への献名。春の季語。

ランタナ
Lantana camara
クマツヅラ科
クマツヅラ科シチヘンゲ属の常緑小低木。中南米原産。和名シチヘンゲ(七変化)は、咲き進むにつれて花色が黄→橙→赤などに変化することから。観賞用に栽培されるが、世界的には侵略的外来種として問題視される。日本でも温暖地に逸出。
タカナ🌼
Brassica juncea var. integrifolia
アブラナ科
アブラナ科アブラナ属の越年草でカラシナの変種。葉は大きく草丈20〜60cm。中央アジア原産で平安時代の『和名抄』に記述がある。辛味成分はマスタードと同じイソチオシアン酸アリル。福岡県瀬高町(三池高菜)、和歌山県新宮市、山形県内陸部などで栽培され、高菜漬けとして食される。野沢菜、広島菜と共に日本三大漬け菜。

バオバブ🌺
Adansonia digitata
アオイ科
アオイ科バオバブ属の樹木の総称。アフリカ大陸、マダガスカル、オーストラリアに分布。幹が極端に太くなり(直径10m超)、水を貯える。樹齢数千年に達する個体もある「生命の木」。サン・テグジュペリの『星の王子さま』で描かれたことでも有名。果実・葉・樹皮が食用・薬用に使われる。

セコイア🌲
Sequoia sempervirens
ヒノキ科
ヒノキ科セコイア属の常緑針葉樹で1属1種。アメリカ西海岸原産。樹高115mに達する個体が報告されており、現生の樹木の中では地球上で最も背が高い。葉は扁平な披針形でイチイに似るため「イチイモドキ」の別名。属名はチェロキー文字を発明したシクウォイアに由来。絶滅危惧種。

ヘクソカズラ
Paederia scandens
アカネ科
アカネ科ヘクソカズラ属の蔓性多年草。藪や道端など至る所に生える雑草。夏に中心部が赤紅色の白い小花を咲かせる(そばかす模様)。葉や茎を傷つけると独特の悪臭を放つことが和名の由来。別名ヤイトバナ(灸花)、サオトメバナ(早乙女花)。夏の季語。

ドリアン🌺
Durio zibethinus
アオイ科
アオイ科(旧パンヤ科)ドリアン属の常緑高木。東南アジア原産で「果物の王様」と称される。果実は直径20〜30cmの楕円球形でトゲに覆われ、濃厚な甘い果肉をもつが強烈な異臭を放つ。マレーシア、タイ、インドネシアの名物で、多くの国で交通機関への持ち込みが禁止される。

ボケ🌸
Chaenomeles speciosa
バラ科
バラ科ボケ属の落葉低木。中国原産で平安時代に日本に渡来。春に枝に沿って赤、桃、白の5弁花を多数咲かせる。果実は楕円形で芳香があり、果実酒(ボケ酒)や漢方薬(木瓜)に使われる。日本自生種は同属のクサボケ(Chaenomeles japonica)。盆栽・庭木として親しまれる。

ヒヤシンス🌿
Hyacinthus orientalis
キジカクシ科
キジカクシ科ツルボ亜科ヒヤシンス属の球根性多年草。別名ヒアシンス、風信子(ふうしんし)。地中海東岸〜中央アジア原産。耐寒性秋植え球根で、鉢植えや水栽培で観賞される。春に総状花序にベル型の花を多数密集させ、甘い芳香を放つ。花色は青・紫・ピンク・白・黄など多彩。春の季語。

クサボケ🌸
Chaenomeles japonica
バラ科
バラ科ボケ属の落葉小低木。日本自生種で本州(岩手以南)〜九州の日当たりの良い野山に自生する。背丈は30〜100cmと小型で地を這うように広がる。春に朱赤色の5弁花を咲かせ、夏には黄色く熟す直径3〜4cmの香り高い果実をつける。果実酒や薬用(木瓜)に利用され、盆栽や庭木としても親しまれる。

ジャイアント・ホグウィード🌿
Heracleum mantegazzianum
セリ科
セリ科ハナウド属の大型多年草。コーカサス地方原産で、ヨーロッパ・北米に侵入し特定外来種・駆除対象とされる。樹液(フロクマリン類)が皮膚に付くと紫外線と反応して重度の光線過敏性皮膚炎を起こすことで「世界で最も危険な植物の一つ」として知られる。高さ3〜5mに達し、セリ科らしい大型の白い複散形花序をつける。日本では未定着とされるが要注意外来生物。

トリカブト🌸
Aconitum
キンポウゲ科
キンポウゲ科トリカブト属の多年草の総称。北半球の温帯に約300種が分布し、日本には約30種が自生。兜(烏帽子)のような独特な花形が名前の由来で、青紫・白・黄などの花を総状につける。全草にアコニチン系アルカロイドを含み、日本三大有毒植物の一つ。古来より狩猟の矢毒や薬用(附子)に用いられた。山地の湿った林床や草原に自生。

シナモン🌿
Cinnamomum verum
クスノキ科
クスノキ科ニッケイ属の常緑高木。スリランカ原産で「セイロンシナモン」とも呼ばれる。樹皮を乾燥させた香辛料シナモンは世界最古のスパイスの一つで、古代エジプト以来利用されてきた。甘く温かみのある独特の香りで、菓子・飲料・料理に広く用いられる。日本の近縁種ニッケイ(Cinnamomum sieboldii)は別種。カシア(C. cassia)も「シナモン」として流通することが多い。

ギンピ・ギンピ
Dendrocnide moroides
イラクサ科
イラクサ科デンドロクニデ属の低木。オーストラリア東部〜マレー諸島の熱帯雨林に自生。葉や茎を覆う微細なケイ酸質の毒針毛が刺さると、モロイジンという神経毒ペプチドが注入され、「世界一痛い植物」と呼ばれる激痛が数ヶ月〜数年続く。触れただけで致命的な痛みを引き起こすため、馬や犬の死亡例も記録されている。別名スティンギング・ツリー(stinging tree)。

ユリ🌷
Lilium
ユリ科
ユリ科ユリ属の球根性多年草の総称。北半球の温帯に約100種が分布し、日本は15種を産する世界的な固有種中心地の一つ。明治期に欧米へ輸出されたヤマユリ・テッポウユリ・オニユリなどは観賞用・園芸品種の祖となった。大型で華やかな6花被片の花と独特の強い芳香が特徴。アジアティック系・オリエンタル系など多数の品種群がある。

カエデ🍁
Acer
ムクロジ科
ムクロジ科カエデ属の落葉高木〜低木の総称。北半球の温帯を中心に約160種が分布し、日本には約25種が自生。和名「カエデ」は葉が蛙の手に似ることから「蛙手(かえるで)」が転じた。秋の紅葉の主役であり、日本文化においては古来より詩歌・絵画に多く題材とされてきた。翼果(プロペラ状の果実)が特徴。北米のサトウカエデ(A. saccharum)は樹液がメープルシロップの原料。

グミ
Elaeagnus
グミ科
グミ科グミ属の落葉または常緑の低木〜小高木の総称。日本には15種ほどが自生。枝には棘があり、葉や若い果実は銀色〜褐色の鱗状毛で覆われる。春〜初夏に筒状の白〜淡黄花を咲かせ、楕円形の赤い液果(小核果)をつける。果実は甘酸っぱく生食や果実酒に。ナツグミ、アキグミ、ビックリグミ、ナワシログミなど多数の種がある。菓子のグミとは無関係。
マンドレイク🌿
Mandragora officinarum
ナス科
ナス科マンドラゴラ属の多年草。地中海沿岸〜ヒマラヤ原産。根が人型に分岐することから古来より魔術・伝承の対象となり、「引き抜くと悲鳴を上げ聞いた者は命を落とす」と中世ヨーロッパで信じられた。『旧約聖書』『ハリー・ポッター』など多くの物語に登場。全草にアルカロイドを含み有毒だが、古代より麻酔薬・媚薬として用いられた。和名:コイナスビ。

ジャスミン
Jasminum
モクセイ科
モクセイ科ソケイ属の常緑または落葉の低木・つる性植物の総称。ユーラシア・アフリカの熱帯〜温帯に約200種が分布。芳香の強い花は香料として珍重され、ジャスミンティー(ジャスミン花茶)やジャスミン精油の原料になる。代表種マツリカ(ハゴロモジャスミン:J. sambac)はフィリピン・インドネシアの国花。オウバイ(J. nudiflorum)、ソケイなど多様。
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マンチニール
Hippomane mancinella
トウダイグサ科
トウダイグサ科ヒッポマネ属の常緑高木。中央アメリカ〜南アメリカ北部・カリブ海沿岸の海岸地帯に自生。全身から強力な毒を出し、「世界で最も危険な木」としてギネス記録に登録されている。樹液(乳液)は皮膚に水疱を生じさせ、樹の下の雨宿りも皮膚炎を引き起こすほど。果実はリンゴに似るが食べると激しく毒性を示す。種小名 mancinella(小さなリンゴ)とスペイン語名 manzanilla de la muerte(死のリンゴ)はそれに由来。

パプリカ🌿
Capsicum annuum 'Paprika'
ナス科
ナス科トウガラシ属の一年草(多年草として育つこともある)トウガラシの栽培品種群。辛味がほとんどなく、肉厚で甘みのある大型のピーマン状の果実が特徴。赤・黄・橙など鮮やかな色の品種があり、サラダや料理の彩りに利用される。ピーマンの改良品種で、1990年代以降オランダなどから輸入が増え、日本でも定着した野菜となった。乾燥粉末(パプリカパウダー)は香辛料。

カリン🌸
Pseudocydonia sinensis
バラ科
バラ科カリン属の落葉高木。中国原産で古くに日本に渡来。春にピンクの5弁花を咲かせ、秋に直径10〜15cmの楕円形の黄色い大きな果実をつける。果実は強い芳香があり、生食はできないが砂糖漬け・果実酒・のど飴(カリンエキス)に加工される。樹皮は灰緑色〜褐色で雲状にまだら状にはがれ、観賞価値がある。同音の「花梨(マメ科の木材)」とは別植物。

ローゼル🌺
Hibiscus sabdariffa
アオイ科
アオイ科フヨウ属の一年草または短命多年草。西アフリカ原産で、熱帯〜亜熱帯で広く栽培される。花の基部に発達する多肉質の赤い萼(がく)が主な利用部で、乾燥させてハイビスカスティー(ローゼルティー)の原料になる。ビタミンC・クエン酸・アントシアニンに富み、鮮やかな赤色と酸味が特徴。ジャム・清涼飲料・ソースにも利用される。日本では沖縄・九州の一部で栽培。

ナツメグ
Myristica fragrans
ニクズク科
ニクズク科ニクズク属の常緑高木。インドネシア・モルッカ諸島原産で、現在はインドネシア・グレナダなど熱帯で広く栽培。和名ニクズク。種子を挽いたナツメグと、種子を覆う赤い仮種皮を乾かしたメースの2種類の香辛料が採れる。独特の温かく甘い香りでハンバーグや菓子、飲料に広く使われる。大量摂取で幻覚・中毒を起こすため、香辛料として少量のみ使う。16世紀の「スパイス戦争」の引き金となった歴史的香辛料。

ナデシコ🌸
Dianthus
ナデシコ科
ナデシコ科ナデシコ属の多年草(一部一年草)の総称。ユーラシア・アフリカに約300種が分布、日本には4種が自生。秋の七草のひとつ「カワラナデシコ(大和撫子)」は日本の代表的な野の花で、「日本女性の美徳」の象徴としても知られる。花弁の縁が細かく切れ込む独特の形が特徴。古くから「撫でるように可愛がる子」の意味で万葉集にも詠まれる。カーネーション(D. caryophyllus)も同属。

サボテン🌵
Cactaceae
サボテン科
サボテン科の多肉植物の総称。新大陸(主に南北アメリカ)の乾燥地に約2000種が分布。茎が肥大して水分を貯え、葉は退化して棘(刺座:アレオーレ)となるのが基本形。独自の棘の束「アレオーレ」の存在でサボテン科か他の多肉植物かを区別できる。花は鮮やかで種によっては夜咲き。園芸・観賞用に世界中で栽培される。ウチワサボテンの果実は食用(プリックリーペア)。

マツ🌲
Pinus
マツ科
マツ科マツ属の常緑針葉樹の総称。北半球の温帯〜亜寒帯に約100種が分布し、日本には6種が自生(アカマツ・クロマツ・ゴヨウマツ・ハイマツ・リュウキュウマツ・チョウセンゴヨウ)。長い針状の葉(2本または5本束生)が束生する葉鞘が特徴。日本では「松竹梅」の筆頭として吉祥の象徴であり、庭園・盆栽・門松に欠かせない。種子(松の実)は食用。建材・薪炭材としても重要。

アマランサス
Amaranthus
ヒユ科
ヒユ科ヒユ属の一年草の総称。和名ヒユ。アメリカ大陸原産の種が多く、世界各地で擬穀物・野菜・観賞用として栽培される。A. caudatus(センニンコク)の種子はアンデスで古代インカ時代から主食として栽培され、キヌアと並ぶスーパーフード。カルシウム・鉄分・食物繊維に富み、栄養価が高い。葉は菜としても食用になる。赤い尾状花序が観賞される種(ハゲイトウ)もある。

カルダモン
Elettaria cardamomum
ショウガ科
ショウガ科ショウズク属の多年草。南インド・スリランカ原産。種子を乾燥させた香辛料カルダモンは「香辛料の女王」と呼ばれ、サフラン・バニラに次いで世界で3番目に高価なスパイス。清涼感のある甘い芳香でインド料理(ガラムマサラ・チャイ)や北欧菓子(シナモンロールのような菓子)に広く使われる。和名:ショウズク(小豆蔲)。草丈2〜3mに達し、地下茎から花茎を伸ばして白い花をつける。

ドラゴンフルーツ🌵
Hylocereus undatus
サボテン科
サボテン科ヒロケレウス属のつる性多肉植物。中米原産で、現在はベトナム・台湾・インドネシアなど熱帯で広く栽培。和名ピタヤ。夜に直径30cmもの大きな白い花を一晩だけ咲かせ、同属の他種で受粉すると赤〜桃色の鱗状外皮をもつ果実ができる。果肉は白または赤で、ゴマ粒のような黒い種子が多数散らばり、シャリシャリとした食感と淡い甘さをもつ。ビタミンC・食物繊維・マグネシウムに富む。
ジンダイアケボノ🌸
Cerasus × yedoensis 'Jindai-akebono'
バラ科
バラ科サクラ属(Cerasus)の栽培品種。ソメイヨシノに代わる街路・公園桜として日本花の会などが推奨する桜の代表品種。ソメイヨシノよりやや濃いピンク色の花を咲かせ、開花期もほぼ同じ。アメリカのアーノルド樹木園から日本に逆輸入され、神代植物公園で発見・命名された経緯から和名が付いた。てんぐ巣病に強く、樹勢が健全なためソメイヨシノの後継品種として全国に植栽が広がる。

ポプラ🌿
Populus
ヤナギ科
ヤナギ科ハコヤナギ属(ヤマナラシ属)の落葉高木の総称。北半球の温帯を中心に約35種が分布。日本にはヤマナラシ、ドロノキなどが自生する。街路樹や風よけ、パルプ材として広く植栽される。特にセイヨウハコヤナギ(イタリアヤマナラシ、Populus nigra var. italica)は細長い独特の樹形で、北海道大学ポプラ並木など日本各地の「ポプラ並木」のシンボル。成長が早いことが特徴。
ハンノキ🌳
Alnus japonica
カバノキ科
カバノキ科ハンノキ属の落葉高木。日本全国〜朝鮮・中国・ロシア極東に分布。低地の湿地・沼沢・水田畦など湿ったところに多く生える。根に根粒菌を持ち、痩せ地や湿地でもよく育つ。冬に尾状花序を垂らし、小さな松かさ状の球果をつける。材は水中でも腐りにくいため杭や下駄に利用された。花粉症の原因植物の一つとしても知られる。

ヒエ🌾
Echinochloa esculenta
イネ科
イネ科ヒエ属の一年草。アワ・キビと並ぶ日本最古の雑穀で、縄文時代から栽培された。野生種イヌビエ(Echinochloa crus-galli)を栽培化したもの。稲作に適さない寒冷地や東北地方で主食として重要だったが、明治以降は米の増産で衰退。現在はアレルギー対応食材や伝統食(ヒエ餅・ヒエ雑炊)として再評価されている。

クレマチス🌸
Clematis
キンポウゲ科
キンポウゲ科センニンソウ属のつる性多年草・低木の総称。世界に約300種が分布し、日本にはカザグルマ、ハンショウヅル、ボタンヅル、センニンソウなど約20種が自生。欧米・日本で大型花を持つ園芸品種(特にカザグルマ×中国テッセン系の交雑)が数百種発達し、「つる性植物の女王」と呼ばれる。花弁に見えるのは萼で、色・形が極めて多彩。

ギボウシ🌿
Hosta
キジカクシ科
キジカクシ科リュウゼツラン亜科ギボウシ属の多年草の総称。日本・朝鮮・中国に約40種が分布するアジア原産の植物で、日本にはオオバギボウシ(ウルイ)、コバギボウシなどが自生。大型でうねりのある葉が美しく、欧米では「シェードガーデンの女王」として人気の園芸植物。和名は擬宝珠(ぎぼうし、欄干の飾り)に蕾の形が似ることから。若葉(ウルイ)は山菜として食用。

エゴマ🌿
Perilla frutescens var. frutescens
シソ科
シソ科シソ属の一年草。シソ(青ジソ・赤ジソ)の変種で、東南アジア原産。縄文時代には既に日本で栽培されていた古い作物。葉はシソに似るが香りがより強く、韓国料理ではサムギョプサルを包む「ケンニプ」として知られる。種子を搾ったエゴマ油はα-リノレン酸を豊富に含み、健康食品として人気。福島・岩手などで栽培される。

ヨウサイ(クウシンサイ・空心菜)🌸
Ipomoea aquatica
ヒルガオ科
ヒルガオ科サツマイモ属の多年草(熱帯では。温帯では一年草扱い)。熱帯アジア原産。茎が中空なため「空心菜(クウシンサイ)」、「空芯菜」とも。東南アジアでは一般的な野菜で、ニンニクと炒めた「空心菜炒め」は人気料理。日本では沖縄を中心に栽培され、暑さに強く夏場の葉物野菜として流通する。アサガオに近縁で、白〜淡紫色の漏斗状の花を咲かせる。

ニチニチソウ🌸
Catharanthus roseus
キョウチクトウ科
キョウチクトウ科ニチニチソウ属の多年草(日本では一年草扱い)。マダガスカル原産。毎日次々と新しい花を咲かせることから「日々草」。鮮やかなピンクや白の5弁花を初夏から秋まで長期間咲かせ、花壇の定番。全草に抗がん作用のあるインドールアルカロイド(ビンブラスチン・ビンクリスチン)を含み、白血病治療薬の原料として重要。全草有毒でもある。

タマリンド🌿
Tamarindus indica
マメ科
マメ科タマリンド属の常緑高木で1属1種。アフリカ原産だがインド〜東南アジアで古くから栽培され、タイ・インド料理の酸味調味料として重要。果肉はねっとりした茶色の酸味の強いペースト状で、種子を取り除いて煮込み料理やチャトニ、飲料、菓子(ウスターソースの原料にも)に使う。樹高20〜30mに達する熱帯の大木で、羽状複葉が日没後に閉じる就眠運動をする。

インゲンマメ🌿
Phaseolus vulgaris
マメ科
マメ科インゲンマメ属の一年草。中南米原産で15世紀以降世界に広まった。日本には江戸時代初期に隠元禅師によって中国経由で伝えられたため「隠元豆」の名を持つ(ただし禅師が伝えたのはフジマメという説もある)。若い莢ごと食用にする「さやいんげん」、熟した豆を食用にする「金時豆」「虎豆」「手亡豆」など用途により品種が分化。代表的な蛋白源。

フジバカマ🌼
Eupatorium japonicum
キク科
キク科ヒヨドリバナ属の多年草。日本・朝鮮・中国に分布。秋の七草の一つで、万葉集にも山上憶良の歌に詠まれている。秋に淡紅紫色の小さな頭花が散房状に多数咲き、乾燥すると桜餅のような香り(クマリン)を放つ。江戸時代には髪や服に香りを移す「薫香」として用いられた。河原や草原に自生していたが現在は激減し絶滅危惧種。栽培品や近縁のサワフジバカマが植栽される。

アネモネ🌸
Anemone
キンポウゲ科
キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草の総称。世界に約150種が分布し、日本にはイチリンソウ、ニリンソウ、キクザキイチゲ、アズマイチゲ、シュウメイギクなどが自生。属名Anemoneはギリシャ語で「風の娘」を意味し、和名の「牡丹一華」「花一華」もある。花弁に見えるのは萼片で、園芸では南欧原産のA. coronariaを指す場合が多く、鮮やかな赤・青・紫の大輪春咲き花が切花として人気。

ムスカリ🌿
Muscari armeniacum
キジカクシ科
キジカクシ科ムスカリ属の球根性多年草。地中海沿岸〜西アジア原産。深い青紫色のブドウの房のような小花を密集して咲かせる。秋植え球根で、チューリップやヒヤシンスと並び春の花壇の定番。植えっぱなしでも毎年咲くほど丈夫で、「葡萄ヒヤシンス」の英名もこの姿から。属名Muscariはラテン語でムスク(麝香)の香りを意味し、花に微かな香りがある。
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ブーゲンビリア(イカダカズラ)
Bougainvillea glabra
オシロイバナ科
オシロイバナ科ブーゲンビリア属の常緑つる性低木。南米原産で、フランスの探検家ブーガンヴィルの世界周航(1766-69年)で発見され、彼の名に因む。花弁のように見える鮮やかな赤紫・ピンク・オレンジ・白は実は苞葉で、本来の花はその中央の小さな筒状の白い花。熱帯〜亜熱帯で一年中花を咲かせ、沖縄や南欧では塀や壁を覆う。和名イカダカズラ(筏葛)。

ミツマタ
Edgeworthia chrysantha
ジンチョウゲ科
ジンチョウゲ科ミツマタ属の落葉低木。中国原産で、日本には室町時代に渡来。枝が必ず3つに分岐することから「三椏(みつまた)」の名。樹皮の繊維が強靭で、コウゾ・ガンピと並ぶ和紙の三大原料。特に日本銀行券(紙幣)の原料として重要。早春、葉の出る前に球状の黄色い花序が枝先に垂れ下がるように咲き、独特の甘い芳香を放つ。観賞用としても植栽される。

ケッパー(トゲフウチョウボク)
Capparis spinosa
フウチョウボク科
フウチョウボク科フウチョウボク属の半低木。地中海沿岸〜西アジア原産。蕾を塩漬け・酢漬けにしたものがケッパー(カッパー)で、スモークサーモンやパスタ、肉料理の薬味として使われる。乾燥に強く、石垣や岩の割れ目にも育つ。白〜淡桃色の美しい花を開き、長い紫色の雄しべが放射状に広がる。和名トゲフウチョウボクは枝に棘があることから。

イヌホオズキ🌿
Solanum nigrum
ナス科
ナス科ナス属の一年草。世界の温帯〜熱帯に広く分布し、日本各地の畑・道端・荒地に自生する雑草。ホオズキに似ているが役に立たない、という意味で「イヌホオズキ(犬酸漿)」。別名バカナス。小さな白い5弁花を咲かせ、黒く熟す直径1cm弱の液果をつける。全草にソラニン系アルカロイドを含み有毒。一方で一部地域では若葉を茹でて食用とする伝統もある。

オジギソウ🌿
Mimosa pudica
マメ科
マメ科オジギソウ属の多年草(日本では一年草扱い)。ブラジル原産で、園芸植物として世界中に広まる。葉に触れると小葉が急速に閉じ、葉柄全体が垂れ下がる就眠運動を示すことから「お辞儀草」「含羞草」と呼ばれる。夕方にも同様の就眠運動を行う。夏に桃色のふわふわした球状の頭花を咲かせる。植物の運動・電気信号の研究対象としても有名。近縁のネムノキとは別種。

イヌサフラン
Colchicum autumnale
イヌサフラン科
イヌサフラン科イヌサフラン属の球根性多年草。ヨーロッパ〜北アフリカ原産。サフラン(アヤメ科)に似るがアヤメ科ではない(1科1属)。秋に葉のないまま直接地面から淡紫色のクロッカスに似た花を咲かせ、「秋咲きクロッカス」と呼ばれる。春に葉と果実が現れる特異な生態。全草、特に球茎・種子に強い毒性のコルヒチンを含み、食中毒死亡例が多く報告される。一方でコルヒチンは痛風治療薬として医療利用される。染色体倍加剤としても有名。
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ケイトウ
Celosia argentea var. cristata
ヒユ科
ヒユ科ケイトウ属の一年草。熱帯アジア〜アフリカ原産。花序がニワトリのとさか(鶏頭)に似ることから命名。奈良時代以前に渡来した古い園芸植物で、万葉集にも「韓藍(からあい)」の名で詠まれる。赤・黄・橙の鮮やかな花序は秋の花壇の定番で、とさか状・羽毛状・槍状など品種が多彩。切花や染料としても利用。

ジギタリス
Digitalis purpurea
オオバコ科
オオバコ科ジギタリス属の二年草または多年草。ヨーロッパ〜西アジア原産。初夏に1〜2mの長い花茎に釣鐘状の大きな花を総状に咲かせ、花色は紫・桃・白・黄と多彩で内側に斑紋がある。全草にジギトキシン・ギトキシンなどの強心配糖体を含み、強い毒性と薬効を併せ持つ。心不全治療薬として19世紀以降医療に利用され、現在も医薬品として重要。

オオハマボウ🌺
Hibiscus tiliaceus
アオイ科
アオイ科フヨウ属の常緑高木。熱帯・亜熱帯の海岸に広く分布し、日本では沖縄・奄美・小笠原に自生。海辺の防風林・防潮樹として重要で、塩害に強い。朝、鮮やかな黄色い大型の花を咲かせ、午後には橙色〜赤色に変化して夕方落下する「一日花」。樹皮の繊維は縄・布に利用され、ポリネシアでは「プランケット」の原料に。和名の「ゆうな」は万葉集にも登場。

ササ🌾
Sasa
イネ科
イネ科ササ属および関連属の小型竹類の総称。日本に最多様化し、クマザサ・ミヤコザサ・チマキザサ・アズマザサなど多数の種が自生。タケ類との区別は稈鞘が脱落せずに残る点で、一般に草丈2m以下と小型。雪の多い山地の林床を広く覆い、クマ・シカ・ウサギ・ノネズミの食草や隠れ場所となる生態的重要性を持つ。笹団子・笹寿司・ちまきなど日本の食文化にも欠かせない。

コーヒーノキ
Coffea arabica
アカネ科
アカネ科コーヒーノキ属の常緑低木。エチオピア原産。世界で最も重要な嗜好飲料コーヒーの原料で、アラビカ種(C. arabica、全生産量の60-70%)とロブスタ種(C. canephora)が主要。白い芳香のある花を咲かせ、赤く熟す「コーヒーチェリー」の中の種子が焙煎されてコーヒー豆になる。熱帯高地(標高600-2000m、「コーヒーベルト」)で栽培。カフェインによる薬理作用でも知られる。
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レモングラス🌾
Cymbopogon citratus
イネ科
イネ科オガルカヤ属の多年草。インド〜東南アジア原産。葉と茎にレモンに似た強い香り(シトラール)をもち、タイ料理のトムヤムクン、ベトナム料理、ハーブティーに欠かせない。精油は香水・アロマテラピー・防虫剤の原料。温帯では越冬困難だが、沖縄・九州南部では露地栽培可能。株は直径1m以上になる大型の多年草。

シオン🌼
Aster tataricus
キク科
キク科シオン属の多年草。シベリア〜中国〜日本(九州)に自生。草丈1.5〜2mの大型で、秋に淡紫色〜青紫色の頭花を散房状に多数咲かせる。古名「しをに」、今昔物語集・源氏物語にも登場する古い観賞植物で、根は「紫菀(しおん)」と呼ばれる生薬(去痰薬)として中国・日本で古くから使われた。日本では絶滅危惧種(Ⅱ類)。

ベラドンナ🌿
Atropa belladonna
ナス科
ナス科オオカミナスビ属の多年草。ヨーロッパ〜西アジア原産。全草に強力な副交感神経抑制薬アトロピン・スコポラミンを含み、猛毒。イタリア語「美しい女性」の意で、瞳孔散大効果を利用して古代〜中世の女性が化粧に用いた逸話から命名。現代は散瞳薬・鎮痙薬として医療用途に使われるほか、魔女の妙薬や毒薬として文学・伝説に登場。釣鐘状の紫褐色の花、黒い液果をつける。

セイヨウオトギリ
Hypericum perforatum
オトギリソウ科
オトギリソウ科オトギリソウ属の多年草。ヨーロッパ原産で世界各地に帰化、日本でも各地で見られる。夏に鮮黄色の5弁花を多数咲かせ、葉に光を透かすと明るい油点が見えるのが特徴。ハーブ名「セントジョンズワート」として軽度〜中程度の鬱病治療に欧米で広く用いられ、ヒペリシン・ハイパーフォリンが有効成分。ただし他薬との相互作用(特にピル・抗血栓薬)が多数報告され注意が必要。

ワレモコウ🌸
Sanguisorba officinalis
バラ科
バラ科ワレモコウ属の多年草。ユーラシアに広く分布し、日本各地の日当たりの良い草原に自生。夏〜秋に暗紫紅色の楕円形〜円筒形の頭花を咲かせ、無花弁で4枚の萼が花弁のように見える独特の姿。和風庭園・切花・秋の野草の代表格で、俳句の秋の季語。根は「地楡(ちゆ)」と呼ばれ、止血・収斂作用の生薬に使われる。
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ガーベラ🌼
Gerbera jamesonii
キク科
キク科ガーベラ属の多年草。南アフリカ原産。明治〜大正期に日本へ導入された切花・鉢花の代表格で、世界的に切花売上第5位。直径5〜15cmの大輪頭花が特徴で、花色は赤・桃・黄・橙・白など多彩(青・紫のみ自然にはない)。茎葉の少ないすっきりした草姿と長い花茎で花束・アレンジメントに広く使われる。

セロリ🌿
Apium graveolens
セリ科
セリ科オランダミツバ属の二年草。地中海沿岸原産。古代ギリシャ・ローマ時代から薬用・香料として利用され、17世紀頃に野菜化された。日本には江戸時代に「清正人参」として伝わり、明治以降本格的に栽培。独特の香り(セダノリド・アピイン)をもつ葉柄を生食・煮込み料理・サラダに使う。欧州ではセルリアック(根セロリ)やリーフセロリ(葉セロリ)も用途別に栽培される。

アブラナ(ナノハナ)🌼
Brassica rapa var. nippo-oleifera
アブラナ科
アブラナ科アブラナ属の越年草。地中海〜西アジア原産と考えられる古い栽培作物。種子から菜種油を採るため古くから栽培され、現在は「菜の花」として春の景色を彩る景観作物、また若い花茎・蕾は「菜花(なばな)」として食用される。春先に黄色い4弁の十字花を多数咲かせ、千葉・三重の菜の花畑は観光名所。野生化した個体も河原で多く見られる。近縁種カブ・ハクサイ・コマツナ等と種分類上連続。

トネリコ
Fraxinus japonica
モクセイ科
モクセイ科トネリコ属の落葉高木。本州中部以北の山地に自生する日本固有種。樹皮から灰白色の粘液を採り、鳥もちの原料にしたことから「戸塗り木(とねりこ)」の名が由来とも。材は弾力があり硬く、野球のバット・家具・農具の柄に利用される。近縁のヤチダモ・シオジ・アオダモと共に日本の重要な木材樹種。春に小さな花を円錐花序に、秋に翼果をつける。

キビ🌾
Panicum miliaceum
イネ科
イネ科キビ属の一年草。中央アジア原産、新石器時代から栽培される世界最古の穀物の一つ。アワ・ヒエと並ぶ日本三大雑穀で、稲作以前から東アジアで主食として栽培された。黍(きび)団子・黍餅として古くから親しまれ、昔話「桃太郎」の「きびだんご」でも知られる。現在は健康食・アレルギー対応食材として再評価。岡山県が日本の主産地。

ソラマメ🌿
Vicia faba
マメ科
マメ科ソラマメ属の一年草または越年草。地中海〜西アジア原産で、紀元前数千年から栽培される世界最古の作物の一つ。莢が空を向いて直立することから「空豆(そらまめ)」の名。大型の豆は塩茹で・炒め物・ソラマメ餡・揚げ豆など、初夏の旬の味覚として人気。蚕豆(さんとう)とも書く。古代エジプト・ギリシャ・ローマで主要食糧だった。一部の人で溶血性貧血(ソラマメ中毒)を起こす。

ヒハツ(インドナガコショウ)
Piper longum
コショウ科
コショウ科コショウ属のつる性木質多年草。インド原産。コショウ(Piper nigrum)が16世紀以降に広く普及する以前、古代ギリシャ・ローマではこちらの長胡椒が主要な香辛料だった。細長い円柱状の穂状果実を乾燥させて使う。現在はインド・インドネシア料理、沖縄の「ピパーチ」(ヒハツモドキ P. retrofractum)として利用。刺激的なピペリン系辛味成分を含む。
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ロマネスコ🌼
Brassica oleracea var. botrytis 'Romanesco'
アブラナ科
アブラナ科アブラナ属の栽培品種。カリフラワー(同種同変種)の一品種で、16世紀イタリア・ローマ近郊で育種された。黄緑色の花蕾が自己相似的な螺旋(フラクタル)状の塔を成し、数学的美として知られる。花蕾の螺旋数はフィボナッチ数列に従う。味はカリフラワー・ブロッコリーに似てナッツ風で、茹で・ソテー・スープなど同様に調理される。近年、見た目の美しさから日本の高級スーパーや家庭菜園でも普及。

アカメガシワ
Mallotus japonicus
トウダイグサ科
トウダイグサ科アカメガシワ属の落葉高木。本州〜沖縄、中国・朝鮮に分布。伐採跡地・造成地にいち早く侵入する典型的なパイオニア植物で、山野の遷移初期に優占する。新葉が鮮やかな紅色をすることから「赤芽柏」の名。葉が食べ物を盛る柏の葉のように大きく利用された歴史もある。樹皮は「野梧桐(やごどう)」として胃腸薬の生薬に、材は下駄・彫刻・爪楊枝に利用。

コケモモ🌸
Vaccinium vitis-idaea
ツツジ科
ツツジ科スノキ属の常緑小低木。北半球の寒帯〜亜寒帯に広く分布し、日本では本州中部以北の高山帯〜亜高山帯の岩場や針葉樹林下に自生。草丈10〜30cm程度と小型で、光沢のある小さな常緑葉と、秋に赤く熟す直径5〜10mmの液果が特徴。北欧ではジャム・ソース(リンゴンベリー)として広く食され、肉料理の付け合わせに欠かせない。日本でも高山植物として人気、登山者に親しまれる。

ヤマユリ🌷
Lilium auratum
ユリ科
ユリ科ユリ属の多年草。日本固有種で、本州の近畿地方以北に分布。神奈川県の県花。草丈1〜2mになる日本のユリの中で最大級で、7〜8月に直径20〜25cmもの大輪の白い花を重量感たっぷりに咲かせる。花弁の中央に黄色い筋、全体に濃紅色の斑点があり強い芳香を放つ。鱗茎は百合根として食用にされ、かつては輸出品としても重要だった。「ユリの王」とも呼ばれる。
ヤマトリカブト🌸
Aconitum japonicum
キンポウゲ科
キンポウゲ科トリカブト属の多年草。本州(福島県以南)の山地に自生する日本のトリカブト属の代表種。秋、青紫色の兜形の花を総状に咲かせる。全草、特に根にアコニチン系アルカロイドを含み、日本三大有毒植物の一つ。アイヌの狩猟用の矢毒としても使われた。花の姿は美しく山野草として栽培されるが、山菜のニリンソウやモミジガサと誤食した死亡事故が毎年報告される。
カワラナデシコ🌸
Dianthus superbus var. longicalycinus
ナデシコ科
ナデシコ科ナデシコ属の多年草。本州〜九州、朝鮮・中国に分布。秋の七草の一つ「なでしこ」で、万葉集・古今和歌集にも多く詠まれる。「大和撫子」の語源となった、細かく糸状に深裂した美しい花弁が特徴。花色は淡紅紫色が基本で白花品もある。河原・草原の日当たりの良い場所を好むが、開発・ゴルフ場化で減少し、自生地は急激に狭まっている。

ヤマナラシ🌿
Populus tremula var. sieboldii
ヤナギ科
ヤナギ科ハコヤナギ属の落葉高木。日本固有変種で本州〜九州の山地に分布、ポプラ属の日本代表種。樹高15〜25m。葉柄が長く平たく扁平なため、わずかな風でも葉が震え、独特のざわざわという音を立てる(和名「山鳴らし」の由来)。パイオニア的で崩壊地・伐採跡に先駆的に侵入し、シラカンバと同様に森林遷移初期を担う。材はマッチの軸・パルプに利用される。

オオバギボウシ(ウルイ)🌿
Hosta sieboldiana
キジカクシ科
キジカクシ科ギボウシ属の多年草。日本固有種で北海道〜九州の山地湿地・林縁に自生。ギボウシ属の中で最大級で、葉は長さ30〜40cmに達する大型の卵形・青緑色。夏に高さ1m近い花茎を立て、白〜淡紫色の漏斗状花を多数総状に咲かせる。若葉は「ウルイ」として東北地方・山形の代表山菜で、早春の味覚として広く親しまれる。欧米でもシェードガーデンの定番品種の母種。

マツリカ
Jasminum sambac
モクセイ科
モクセイ科ソケイ属の常緑つる性低木。ヒマラヤ〜東南アジア原産。フィリピンとインドネシアの国花。純白で非常に強い芳香を放つ小さな花は、ジャスミン茶(特に中国の花茶)の主要な香りづけ素材で、加工済みの花が大量に茶に添加される。ハワイのレイ、インド・東南アジアの宗教儀礼の花輪、伝統的な花嫁の髪飾りなど、文化的に極めて重要。品種に一重・八重があり、八重品種は日本でもマツリカ(茉莉花)として流通する。

ニリンソウ🌸
Anemone flaccida
キンポウゲ科
キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草。日本全土〜朝鮮・中国・サハリン・千島に分布。春、山地の林床に群生して白い花を咲かせる代表的な春植物(スプリング・エフェメラル)。1本の花茎に通常2輪(まれに1〜3輪)の花をつけることが名前の由来。若葉は山菜として食用されるが、猛毒のヤマトリカブトの葉と非常によく似ているため、誤食による死亡事故が毎年発生する。

シュウメイギク🌸
Anemone hupehensis var. japonica
キンポウゲ科
キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草。中国原産で古く日本に渡来し、京都・貴船に自生化したことから「貴船菊(キブネギク)」の別名をもつ。秋のアネモネ属では唯一日本で親しまれる種。9〜10月、細長い花茎の先に直径5〜7cmの淡紅紫色〜白色の花を咲かせる。花弁に見えるのは多数の萼片(25〜30枚)。キクと名がつくがキク科ではなくキンポウゲ科。日陰の和風庭園の秋の定番。

ズッキーニ
Cucurbita pepo
ウリ科
ウリ科カボチャ属の一年草。北米原産のペポカボチャ(Cucurbita pepo)の一品種で、長円筒形の若い果実を食用にする夏野菜。20世紀前半にイタリアで今日の形に育種され、日本には1970年代以降普及した。見た目はキュウリに似るがカボチャの仲間で、地を這わずに株立ちし蔓をあまり伸ばさない。果実は淡緑〜濃緑・黄色などがあり、煮込み(ラタトゥイユ)・炒め物・グリル・フリットに用いられる。

ホトトギス🌷
Tricyrtis hirta
ユリ科
ユリ科ホトトギス属の多年草。日本固有種で、本州(関東以西)・四国・九州の山地の林縁や崖地の半日陰に自生。夏〜秋に白地に紫色の斑点を散らした漏斗状の花を葉腋に上向きに咲かせ、斑紋が鳥のホトトギス(不如帰)の胸の模様に似ることから命名。茶花・山野草として人気が高く、庭園にもよく植栽される。茎と葉には粗い毛が密生する。

サワラ🌲
Chamaecyparis pisifera
ヒノキ科
ヒノキ科ヒノキ属の常緑針葉高木。日本固有種で、本州・四国・九州の山地に自生。ヒノキに近縁だが葉先がヒノキよりもやや尖り、裏面の気孔帯がX字状でなくH字状(蝶ネクタイ状)なのが区別点。材はヒノキに次ぐ高級建材で、桶・樽・器・壁板として古くから利用された。耐水性が高く、酒樽・醤油樽・風呂桶に適する。園芸品種シノブヒバ・オウゴンサワラなども庭木に人気。

ポップコーン🌾
Zea mays var. everta
イネ科
イネ科トウモロコシ属の一年草。トウモロコシ(Zea mays)の一変種で、小型で殻が硬い粒が高温で破裂(ポップ)する性質をもつ。メソアメリカで数千年前から栽培され、米先住民が既にポップコーンを食していた考古学的証拠がある。現在は映画館の定番スナックとして世界中で親しまれ、米国を中心に産業化。粒内の水分が加熱で水蒸気化し内圧で殻を破ることでデンプンが爆発的に膨らむ。

ラッキョウ🌺
Allium chinense
ヒガンバナ科
ヒガンバナ科(旧ユリ科)ネギ属の多年草。中国原産で、日本には平安時代に伝来。鱗茎(地下の球)を塩漬け・甘酢漬けにした「らっきょう漬け」が有名で、カレーの付け合わせに欠かせない。秋に紫色の小花を散形花序に咲かせ、観賞用にも植えられる。辛味成分はタマネギ・ニンニクと同じ含硫化合物で、薬用としても「薤白(がいはく)」の名で生薬利用される。鳥取砂丘などが産地として有名。
オオムラサキ🌸
Rhododendron x pulchrum
ツツジ科
ツツジ科ツツジ属の常緑〜半常緑低木。江戸時代に日本で作出された園芸品種で、ケラマツツジなどの雑種起源とされる。直径8〜10cmの大輪で濃紅紫色の花が鮮やかで、ツツジの中でも特に花が大きいため「大紫」と名付けられた。公園・街路・生垣として全国に広く植栽され、初夏の景観を彩る代表的なツツジ。花上部の内側に濃色の斑点(蜜標)がある。

マチク🌾
Dendrocalamus latiflorus
イネ科
イネ科マチク属の常緑大型タケ。中国南部〜東南アジア原産で、台湾・沖縄にも栽培される熱帯性の巨大竹。稈は高さ14〜25m、直径8〜20cmと極めて太く、世界最大級のタケの一つ。若い筍は大きく柔らかく甘みがあり、台湾・中国南部の主要な食用タケノコ(麻竹筍)として広く流通。葉は大型で、稈は建材・器・竿・工芸品に利用される。

オヒョウ
Ulmus laciniata
ニレ科
ニレ科ニレ属の落葉高木。北海道〜本州中部以北・朝鮮半島・中国東北部・シベリア東部に分布。葉の先端が3〜7つに浅く裂けるのが大きな特徴で、ハルニレ・アキニレと区別できる。樹皮の内皮から採れる繊維はアイヌ民族の伝統衣装「アットゥシ(樹皮衣)」の素材として重要で、現在も工芸品として継承される。材は建材・器具材に。翼果は春、葉が開く前に枝に付く。

キリ
Paulownia tomentosa
ノウゼンカズラ科
ノウゼンカズラ科キリ属の落葉高木。中国原産で、日本には古くに渡来し各地で栽培・野生化。成長が非常に早く、材は軽く柔らかく美しい木目で、和箪笥・下駄・琴・桐箱の代表的な素材として珍重される。かつては女児が生まれると庭に植え、嫁入りのときに箪笥にしたという伝承も。5月に大型の淡紫色の筒状花を円錐花序に咲かせ、花は蜂蜜源としても優秀。硬貨・政府紋章・500円硬貨の図柄にも使われる。

モッコウバラ🌸
Rosa banksiae
バラ科
バラ科バラ属の常緑〜半常緑のつる性低木。中国原産。江戸時代に日本へ導入され、現在は庭木・フェンス・アーチの定番。トゲがほとんどなく、4〜5月に小さな八重または一重の白色または黄色の花を房咲きに多数つける。イギリスの植物学者ジョセフ・バンクスの妻ドロテアにちなんで命名。バラとしては珍しく強香はなく、素朴な香りで扱いやすい。世界最大のバラの木(米アリゾナのトゥームストーンの木)もこの種。
エドヒガン🌸
Cerasus spachiana
バラ科
バラ科サクラ属の落葉高木。日本自生の野生桜の一つで、本州・四国・九州・朝鮮半島・中国に分布。花はソメイヨシノの片親で、葉の展開前に淡紅色の小花を多数咲かせる。樹齢1000年を超える巨木になることがあり、福島県「三春滝桜」、岐阜県「根尾谷淡墨桜」、山梨県「山高神代桜」(推定2000年)など日本三大桜の古木がすべて本種。花弁基部の萼筒が球形〜壺形に膨らむのが識別点。

ナナカマド🌸
Sorbus commixta
バラ科
バラ科ナナカマド属の落葉小高木。北海道〜九州の山地・亜高山帯に自生、朝鮮半島・サハリン・千島にも分布。奇数羽状複葉で、秋には葉が鮮紅色に紅葉し、直径5〜8mmの赤い果実が多数つく。紅葉と赤い実の組み合わせが美しく、街路樹・公園樹として北海道・東北で広く植栽される。「七回かまどに入れても燃えない」という言い伝えが和名の由来とされるが、実際は良く燃える。札幌市の市の木。

シクラメン🌸
Cyclamen persicum
サクラソウ科
サクラソウ科シクラメン属の多年草(球根植物)。地中海沿岸〜西アジア原産。冬〜春に花茎を伸ばし、反り返った5弁花を下向きに咲かせる独特の姿で、花色は白・桃・赤・紫など多彩。日本には明治末期に導入され、クリスマス・お歳暮の鉢花として年末の商戦の主役。和名「カガリビバナ(篝火花)」は花形を篝火に見立てたもの。葉はハート形で、暗緑色地に銀白色の模様。耐寒性が弱く室内栽培が基本。

ウド
Aralia cordata
ウコギ科
ウコギ科タラノキ属の多年草。北海道〜九州の山野に自生し、中国・朝鮮半島にも分布。草丈1〜2mの大型草本で、若芽・若茎が独特の芳香と食感をもち、春の山菜として酢味噌和え・天ぷら・サラダに用いる。軟白栽培もされ、東京の「東京ウド」は江戸時代から続く伝統野菜。「ウドの大木」の諺はこの植物に由来し、大型化するが材として役立たないことを揶揄する。夏に白い小花を大型の散形花序に。

イラクサ
Urtica thunbergiana
イラクサ科
イラクサ科イラクサ属の多年草。北海道〜九州の山地の林縁・谷沿いに自生。葉や茎に刺毛があり、触れるとヒスタミン・蟻酸などを含む液が射出されて強い痛み(蕁麻疹)を起こす。欧州のセイヨウイラクサ(U. dioica)と同属で、若葉は茹でて刺毛を無力化すれば食用になり、山菜・ハーブとして利用される古い伝統がある。繊維は衣料に用いられた歴史があり、アイヌの衣服にも使われた。

ルッコラ🌼
Eruca vesicaria
アブラナ科
アブラナ科キバナスズシロ属の一年草。地中海沿岸原産。古代ローマ時代から食用・薬用に栽培され、イタリア料理のサラダ・ピッツァの定番。和名は「キバナスズシロ(黄花清白)」。独特のゴマのような風味と軽い辛味はカラシ油配糖体(グルコシノレート)に由来する。日本にも1990年代から広まり、現在は家庭菜園でも手軽に栽培できる。白〜淡クリーム色の4弁十字花をつけ、若葉を収穫して食す。

シマトネリコ
Fraxinus griffithii
モクセイ科
モクセイ科トネリコ属の半常緑〜常緑高木。沖縄・台湾・フィリピン・インドなど東〜南アジアの熱帯〜亜熱帯に分布。1990年代以降、日本本土でシンボルツリー・庭木として爆発的に人気が出た樹種で、細かい奇数羽状複葉の涼しげな樹姿、病虫害に強く成長が早い特性、狭小庭でも扱いやすいサイズ感で広く植栽される。夏に白い小花を円錐花序に多数咲かせる。雌雄異株。
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グレープフルーツ🍊
Citrus × paradisi
ミカン科
ミカン科ミカン属の常緑小高木。18世紀にカリブ海バルバドスでブンタン(C. maxima)とスイートオレンジ(C. sinensis)の自然交雑により生じた雑種。果実が房状(ブドウ状)になることから「グレープフルーツ」と呼ばれる。米国フロリダ・テキサス、イスラエル、南アフリカなどが主産地で、日本は主に輸入に依存。果肉は白・桃・赤があり、独特の苦味はナリンギンに由来。薬と相互作用(CYP3A4阻害)することが知られ、服薬中は注意が必要。

サンシュユ🌸
Cornus officinalis
ミズキ科
ミズキ科ミズキ属の落葉小高木。中国・朝鮮半島原産。日本には江戸時代(享保年間)に薬用として朝鮮半島から伝来。早春、葉の展開前に枝いっぱいに黄色い小花を散形に咲かせる姿から「春黄金花(ハルコガネバナ)」とも呼ばれ、春告げの花木。秋には鮮紅色のグミ状の果実(山茱萸)が熟し、漢方で肝腎滋養・精力強壮の生薬として用いる(八味地黄丸の構成生薬)。庭木・公園樹に広く植栽。

ヤグルマギク🌼
Cyanus segetum
キク科
キク科ヤグルマギク属の一〜二年草。ヨーロッパ原産で、かつて麦畑の雑草だったが近年は減少し、ドイツでは絶滅危惧種。日本には明治期に導入され、花壇・切花・こぼれ種で野生化も。和名は花を矢車(こいのぼりの先の装飾)に見立てたもの。鮮やかなコーンフラワーブルーは名高く、色名・染料名にもなっている。ドイツ国花、プロイセン王家ゆかりの花でもあり、フランスでは第一次大戦の戦没者追悼の花。

ハゲイトウ
Amaranthus tricolor
ヒユ科
熱帯アジア原産のヒユ科ヒユ属の一年草。葉が赤・黄・緑・桃色などに鮮やかに色づき、花壇や寄せ植えで観葉植物として広く栽培される。和名「雁来紅(がんらいこう)」は、雁が来る秋に葉が色づくことに由来する。インド・東南アジアでは若葉・若芽を野菜として食用にする地域もある。アマランサス属の代表種のひとつ。